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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

2.6.4 ファイリングフォルダの作成

ファイリングフォルダは、帳票をファイリングするためのフォルダです。運用によって必要な場合は作成します。

ファイリングフォルダには、ファイリングの対象を定義するグループフォルダと、実際にファイリングを行う装置(ハードディスク、CD-R、MO など)を定義する装置フォルダがあります。

リスト管理サーバのファイリングフォルダは、管理者だけが作成できます。

ファイリングフォルダの作成について、以下の順序で説明します。

  1. ファイリング機能使用の設定

  2. リストナビの起動

  3. リスト管理サーバに接続

  4. グループフォルダの作成

  5. ファイリング対象の保管フォルダの設定

  6. 装置フォルダの作成

ポイント

チェックポイント

ファイリング先にファイリング用パソコンを使用する場合は、そのファイリング用パソコンは、電源が入り、ネットワーク上で認識できている必要があります。ファイリングフォルダを作成する前にネットワーク上で認識できるか確認してください。

注意

  • ファイリングフォルダの作成は、管理者だけが実施できます。

  • 装置フォルダの作成は、ホスト名で指定されるコンピュータにアクセスできるユーザで実行する必要があります。

  • リストナビでリスト管理サーバに接続している時、別のリストナビからファイリングフォルダを作成、または削除した場合は、表示中のリストナビでは、最新のファイリングフォルダ構成に反映されません。最新のファイリングフォルダ構成を表示するには、リスト管理サーバに再接続してください。


手順1ファイリング機能使用の設定

【List Worksクライアント環境設定】ダイアログボックスを使用して、【管理】タブの「機能の選択」の「ファイリング機能を使用する」にチェックします。

設定手順、および、【List Worksクライアント環境設定】ダイアログボックスの詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

注意

  • List Worksクライアント環境設定プログラムは、List Worksをインストールしたユーザだけが起動できます。

  • 「ファイリング機能を使用する」にチェックをしないと、リストナビに「ファイリング」アイコンが表示されず、ファイリングフォルダの作成ができません。


手順2リストナビの起動

【スタート】メニューからリストナビを起動します。

起動方法の詳細については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

手順3リスト管理サーバに接続

リストナビからリスト管理サーバに接続します。管理者のユーザIDで接続する必要があります。

接続方法の詳細については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。

手順4グループフォルダの作成

リスト管理サーバのグループフォルダは、リストナビの【グループフォルダの作成】ダイアログボックスで作成します。

【グループフォルダの作成】ダイアログボックスでは、以下の項目を設定します。

タブ名

設定項目

【グループの情報】タブ

ファイリンググループの情報

【CD-Rの情報】タブ

CD-R装置にファイリングする場合の情報

【CD-Rのラベル】タブ

CD-ROMに印字するラベルの情報

作成手順、および、【グループフォルダの作成】ダイアログボックスの詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

【グループの情報】タブの設定

ファイリンググループの名前やファイリングの対象となる保管フォルダの情報などを設定します。


【CD-Rの情報】タブの設定

CD-R装置にファイリングした時の媒体情報を設定します。


【CD-Rのラベル】タブの設定

CD-ROMに印字するラベルの情報を設定します。ここで設定した情報は、ラベル印刷ができる装置にファイリングした時に有効になります。

注意

【CD-Rのラベル】タブの「ラベル情報」の「印刷文字」に指定した印刷文字をCD-Rのラベルに印刷するには、MICARの「MICAR設定」において、【ラベル印刷】タブの「マージファイル」で「FTPにて受信」を選択し、「ラベルイメージファイル名」として、label.txtを入力しておく必要があります。

参考

「ラベル情報」の「ファイル名」に指定するファイルは、MICARで提供されるラベル編集ソフトで作成します。このファイルで可変属性(マージファイル)に定義したフィールドに対応する文字列を、【CD-Rのラベル】タブの「印字文字」で指定します。印字文字列とフィールドは、印字文字列の「番号」とフィールドの「ID#」で対応づけられます。


手順5ファイリング対象の保管フォルダの設定

ファイリングの対象とする保管フォルダの帳票の条件を、リストナビの【(ファイリングする保管フォルダ名)の設定】ダイアログボックスで設定します。

【(ファイリングする保管フォルダ名)の設定】ダイアログボックスでは、以下の項目を設定します。

タブ名

設定項目

【条件】タブ

ファイリングする帳票の条件

【オプション】タブ

セキュリティの情報

設定手順、および、【(ファイリングする保管フォルダ名)の設定】ダイアログボックスの詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。

【条件】タブの設定

ファイリング対象とする帳票の条件を設定します。


【オプション】タブの設定

ファイリングする保管フォルダ単位で、帳票を流通させる範囲を制限するためのエリアIDを設定します。


手順6装置フォルダの作成

リスト管理サーバの装置フォルダは、リストナビの【装置フォルダの作成】ダイアログボックスで作成します。

【装置フォルダの作成】ダイアログボックスでは、装置名やファイルシステム、接続情報などを設定します。

作成手順、および、【装置フォルダの作成】ダイアログボックスの詳細は、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。