富士通ホスト帳票をList Worksで扱う場合は、印刷資源をリスト管理サーバに登録する必要あります。
外字を文字コードとして扱う場合は、List Worksクライアントにも外字を登録する必要があります。
印刷資源の登録方法と登録する印刷資源の種類は、運用形態により異なります。登録に必要な印刷資源と運用形態との関係を以下に示します。
印刷資源 | 運用形態 | 参照箇所 | ||
---|---|---|---|---|
分散印刷運用 | ファイル転送運用 | |||
FNA通信 | TCP/IP通信 | |||
オーバレイ | △ (注) | ○ | ○ | |
外字 | △ (注) | ○ | ○ | |
FCB/LPCI | △ (注) | ○ | ○ |
○:必要
△:Windows版 List Worksの場合に必要。Solaris版 List Worksでは、FNA通信は未サポート
Windows版 List Worksの場合において、FCB/LPCIは印刷データと一緒に転送されるため、事前に準備する必要はありません。
ただし、以下の両方の条件を満たしている場合は事前に準備してください。
連帳用紙で帳票を出力(富士通ホスト側のAPS ライタ定義 DFNWTR の UNIT オペランドで、装置タイプに「F6672」を指定)
FCB の「用紙の長さ」を有効にして、11 インチ以外の用紙長を利用
印刷資源の格納場所を、リスト管理サーバの環境設定時に指定する必要があります。印刷資源の登録をCharset Managerと連携する場合は、Charset Managerが管理する資源管理ディレクトリを指定する必要があります。
Windows版の場合
印刷資源の格納場所を、【リスト管理サーバ環境設定】ダイアログボックスの【登録】タブの「格納場所」に指定します。
印刷資源の格納場所の指定については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
Solaris版の場合
印刷資源の格納場所を、サーバ動作環境ファイルに設定して、lvsetenvコマンドで登録します。
ポイント
サーバ動作環境ファイルにLOGLEVELキーワードを設定すると、帳票の登録時にリスト管理サーバにFCBやオーバレイが未登録のとき、該当するFCB名やオーバレイ名が実行履歴やメッセージに出力されます。
サーバ動作環境ファイルの設定については、“環境構築手引書”を参照してください。 lvsetenvコマンドについては、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
Charset Managerでは、印刷資源を流通する際に、FTP(ファイル転送プロトコル)を使用しています。このため、Charset Managerの資源管理サーバにIISが必要です。
Charset Managerの詳細については、“Charset Managerのマニュアル”を参照してください。 |
参考
FNA通信形態の分散印刷運用(Windows版のみ)の場合は、印刷資源がHOST PRINTのインストール先フォルダに格納された時点で、自動的にList Worksで使用することが可能となります。印刷資源の登録前に、格納場所をリスト管理サーバで設定する必要はありません。