[FEDIT/FL-TABLE メインメニュー]画面で以下の操作を行うと、[伝票形式フォーマット登録]画面が表示されます。
[各種設定]メニューより[フォーマット登録]の[伝票形式フォーマット]をクリック
ツールバーの[伝票形式フォーマット登録]アイコンをクリック
ツリーにて[伝票形式フォーマット]を選択して右クリックし、[新規作成]をクリック
図4.32 伝票形式フォーマット登録画面
ここでは、伝票形式フォーマットの登録を行います。
選択している1行上に行挿入します。 | |
選択している1行下に行挿入します。 | |
選択している行を削除します。 | |
選択している行をコピーします。 | |
選択している行を切り取ります。 | |
選択している1行上に行を貼り付けます。 | |
元に戻します。 | |
やり直します。 | |
入力した行終端文字を、HEX対応文字列に変換します。 | |
入力された情報を登録します。 | |
[伝票形式フォーマット登録]画面(印刷)を表示します。 | |
編集中の伝票形式IDを変換定義DBから削除します。 |
フィールド名 | 入力/出力 | 必須 | 最大項目長 | フィールド説明 | |
---|---|---|---|---|---|
伝票形式ID/名称 | IN | ○ | 半角 | 登録する伝票形式フォーマットのキーとなるIDを入力します。 | |
IN/OUT | ○ | 半角1000桁(全角混在可)
半角250桁(全角混在可) | 伝票形式IDに対する名称を入力します。※ポイント1.を参照してください。 | ||
レコード情報 | 基本レコード長 | IN/OUT | ○ | 数字6桁 | 登録済み一般フォーマットの各レコード長の中から指定します。※ポイント2.を参照してください。 |
ブロック長 | IN/OUT | ○ | 数字6桁 | ブロック長を入力します。値は、基本レコード長のn倍になります。※n=1,2,3,… | |
判断位置 | IN/OUT | ○ | 数字5桁 | 各フラットIDを確定するための条件となる、判断項目の開始位置を入力します。 | |
判断桁数 | IN/OUT | ○ | 数字1桁 | 判断項目の開始位置からの桁数を入力します。1~8の数値を入力してください。 | |
フラットID/名称 | IN | ○ | ― | 登録済みのフラットIDの中からキーとなるIDを選択します。 | |
IN/OUT | ○ | ― | 上記フラットIDに対する名称が表示されます。 | ||
レコード種別 | IN/OUT | ○ | ― | 伝票形式内での、このレコード(フラットID)の位置付け(種別)を選択します。※ポイント3.を参照してください。
| |
レベル | IN/OUT | ○ | ― | 1~9を指定します。 | |
生成 | IN/OUT | ○ | ― | レコード出力時の指定を選択します。
| |
値 | IN/OUT | ○ | 半角120桁または全角120桁
半角30桁または全角30桁 | レコードを確定するための条件文字列を入力します。ただし、“前レコード”の場合は設定できません。※ポイント8.を参照してください。 以下は入力不可です。
|
ポイント
1伝票形式ID内では、フラットIDの重複は不可です。
基本レコード長とは、1伝票形式ID内で各フラットIDの基本となるレコード長のことです。
例えば、基本レコード長を20バイトに設定したとき、フラットIDのレコード長は{20×n(n=1,2,3,…)}バイトのものが選択可能です。ただし、判断位置、および判断桁数は、各フラットID共通です。
ヘッダ部、およびトレーラ部は、通常“ファイルヘッダ”、“ファイルトレーラ”を使用します。ヘッダ部やトレーラ部が2階層以上ある場合は、“伝票ヘッダ”、“伝票トレーラ”を使用します。
XML変換では伝票形式名称がXML文書でのタグ名(要素名)となります。
XML変換を行う場合には、伝票形式名称に、XML規約で許されていない文字(半角カタカナや全角空白、全角数字、半角数字で始まるもの、“, (全角カンマ)”と“, (半角カンマ)”など)を使わないようにしてください。
伝票形式ID内で、指定されたフラットID間でフィールド名が、重複しても問題ありません。
それぞれのフラット名称は重複してはいけません。また、フラットID内のフィールド名称とも重複してはいけません。
伝票形式名称には、それぞれに対応するXML属性を定義することができます。
XML属性を指定するには、[フォーマット登録]画面の「XML属性」フィールドに、“ 属性名 = '属性値' ”または“ 属性名 = '属性値' ”の形式で入力します。ここで指定した文字列が、そのままXMLの要素名のタグ内に出力されます。
複数のXML属性を指定するには、半角スペースで区切って入力します。
XML変換を行う場合には、XML属性で許されていない文字(半角カタカナや全角空白、全角数字、半角数字で始まるもの、“, (全角カンマ)”と“, (半角カンマ)”など)を使わないようにしてください。
タグ付けに使われる5つの文字(<,>,&,',")を使う場合には、エンティティ(<、>、&、'、")で指定してください。
他の画面で使用されている伝票形式IDの削除・修正等の変更可否は、以下の表のとおりです。(複数箇所で使用している場合は、上から優先します。※例:運用登録と変換情報設定で使用している場合は、上にある変換情報設定を参照してください。)
使用している定義 | 伝票形式ID削除 | 行削除 | 修正 | 制限(▲の説明) |
---|---|---|---|---|
変換情報設定 | △ | × | ▲ | ・「フラットID」「ブロック長」「基本レコード長」は修正できない。 |
ファイル抽出情報登録 | △ | × | ▲ | ・「フラットID」「ブロック長」「基本レコード長」は修正できない。 |
運用登録 | △ | ○ | ○ |
|
○:可能、△:関連定義の同時反映を実行、▲:条件付きで可能、×:不可
すでに登録済みのフォーマットID/名称入力欄を、別のフォーマットID/名称に書き換えて[登録]ボタンをクリックすると、登録済みフォーマットIDの登録内容で複写することができます。処理が終了すると、ツリーに複写した新フォーマットIDが表示されます。
同一伝票形式ID内で、値欄で指定する値は重複不可です。
条件文字列を設定する場合には、実際のデータの値を意識し、必要あれば“@HEX( )”で囲った( )の中に16進数で入力してください。
スペースも1文字として扱います。
HEX入力支援操作を行った場合、[登録]ボタンクリック時に文字列の確認をします。使用可能な文字は、“0”~“9”と“A”~“F”(小文字可)です。また、偶数桁であるかもチェックされます。
入力した値の桁数が、判断桁数で指定した数値より小さい場合は、入力した値の後ろに空白が詰まっているものとみなされます。
※例) 判断桁数3桁のとき、条件で「A」と入力した→「A□□」(□は空白1バイト)とみなされます。
条件欄に"?"(1バイトずつ)を指定することで、レコード種別に対してワイルドカードを指定することができます。
※例) A?C??:1バイト目が"A"かつ3バイト目が"C"であれば、2、4、5バイト目はどんな値でも同じレコード種別と判断する。
ただし、以下の場合はエラーになります。
全桁"?"を指定する。
他のレコード種別の指定と重なる。("A??"と"?B?")
@HEX()のかっこ内での指定
"*"(複数連続バイト)の指定はできない。
図4.33 伝票形式フォーマット登録画面(登録例)
図4.34 XML用設定欄をON、XML Schemaを選択時の伝票形式フォーマット登録画面(登録例)
フィールド名 | 入力/出力 | 必須 | 最大項目長 | フィールド説明 | |
---|---|---|---|---|---|
XML用設定欄 | IN/OUT | ○ | ― | XML用設定欄チェック欄にチェックし、DTD/XML Schemaを選択します。 | |
XML属性(固定値) | IN/OUT | △ | 半角128桁 | フラット名称をルートタグとした場合のXML属性(固定値)を入力します。 | |
接頭辞 | IN/OUT | △ | ― | ルートタグの接頭辞を選択します。 | |
XML Schema | 名前空間未指定時 | IN/OUT | △ | 半角250桁 | 名前空間が指定されていないときのデフォルトのXML Schemaファイル名を入力します。 |
名前空間URI | IN/OUT | △ | 半角250桁 | 名前空間URIを入力します。 | |
接頭辞 | IN/OUT | △ | 半角16桁 | 名前空間の接頭辞を入力します。 | |
XML Schemaファイル名 | IN/OUT | △ | 半角250桁 | 名前空間のXML Schemaファイル名を入力します。 |
印刷機能
登録状態を印刷する場合には、[印刷]ボタンをクリックします。Webブラウザなどの拡張子.htmlに関連付けられた他のアプリケーションが起動され、登録状態が表示されますので、起動されたアプリケーションの印刷機能を使用して印刷してください。
図4.35 伝票形式フォーマット登録画面(印刷例)
ポイント
XML Schema情報を登録している場合、[伝票形式フォーマット登録]画面(印刷)の上部に、XML Schema情報が表示されます。
一覧表示
登録されているIDの一覧を表示するには、ツリーにて[伝票形式フォーマット]を選択して右クリックし、[一覧表示]をクリックします。Webブラウザなどの拡張子.htmlに関連付けられた他のアプリケーションが起動され、登録されたIDの一覧が表示されますので、起動されたアプリケーションの印刷機能を使用して印刷してください。IDが登録されていない場合は、“ID情報が登録されていません。”とダイアログを出力します。
図4.36 伝票形式フォーマット一覧画面