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Interstage Service Integrator V9.6.1 Formatmanagerクライアント(FEDIT/FL-TABLE)ヘルプ
FUJITSU Software

4.3 伝票形式フォーマット登録

[FEDIT/FL-TABLE メインメニュー]画面で以下の操作を行うと、[伝票形式フォーマット登録]画面が表示されます。

図4.32 伝票形式フォーマット登録画面

ここでは、伝票形式フォーマットの登録を行います。

表4.21 ボタン説明

選択している1行上に行挿入します。

選択している1行下に行挿入します。

選択している行を削除します。

選択している行をコピーします。

選択している行を切り取ります。

選択している1行上に行を貼り付けます。

元に戻します。

やり直します。

入力した行終端文字を、HEX対応文字列に変換します。

入力された情報を登録します。

[伝票式フ登録]画面(印刷)を表示します。

編集中の伝票形式IDを変換定義DBから削除します。

表4.22 フィールド説明

フィールド名

入力/出力

必須

最大項目長

フィールド説明

伝票形式ID/名称

IN

半角
(英数字)32桁

登録する伝票形式フォーマットのキーとなるIDを入力します。
“_”、“-”は入力可能です。

IN/OUT

半角1000桁(全角混在可)


CSV読込みによる登録の場合

半角250桁(全角混在可)

伝票形式IDに対する名称を入力します。※ポイント1.を参照してください。
“,”は入力不可です。

レコード情報

基本レコード長

IN/OUT

数字6桁

登録済み一般フォーマットの各レコード長の中から指定します。※ポイント2.を参照してください。

ブロック長

IN/OUT

数字6桁

ブロック長を入力します。値は、基本レコード長のn倍になります。※n=1,2,3,…

判断位置
(~桁目から)

IN/OUT

数字5桁

各フラットIDを確定するための条件となる、判断項目の開始位置を入力します。
※1~(レコード長-判断桁数+1)

判断桁数
(~桁)

IN/OUT

数字1桁

判断項目の開始位置からの桁数を入力します。1~8の数値を入力してください。

フラットID/名称

IN

登録済みのフラットIDの中からキーとなるIDを選択します。

IN/OUT

上記フラットIDに対する名称が表示されます。

レコード種別

IN/OUT

伝票形式内での、このレコード(フラットID)の位置付け(種別)を選択します。※ポイント3.を参照してください。

  • ファイルヘッダ

  • 伝票ヘッダ

  • 前レコード(に属する(条件なし))

  • 明細レコード

  • 伝票トレーラ

  • ファイルトレーラ

レベル

IN/OUT

1~9を指定します。

生成

IN/OUT

レコード出力時の指定を選択します。

  • 必須:常に出力

  • 転記あり時だけ:フォーマット変換後、すべての項目に何も設定されなかった場合省略

IN/OUT

半角120桁または全角120桁


CSV読込みによる登録の場合

半角30桁または全角30桁

レコードを確定するための条件文字列を入力します。ただし、“前レコード”の場合は設定できません。※ポイント8.を参照してください。

以下は入力不可です。

  • “,”

  • 半角全角の混在文字列

  • 半角カナ

ポイント

1. ラットID
  • 1伝票形式ID内では、フラットIDの重複は不可です。

2. 本レコード長
  • 基本レコード長とは、1伝票形式ID内で各フラットIDの基本となるレコード長のことです。
    例えば、基本レコード長を20バイトに設定したとき、フラットIDのレコード長は{20×n(n=1,2,3,…)}バイトのものが選択可能です。ただし、判断位置、および判断桁数は、各フラットID共通です。

3. コード種別
  • ヘッダ部、およびトレーラ部は、通常“ファイルヘッダ”、“ファイルトレーラ”を使用します。ヘッダ部やトレーラ部が2階層以上ある場合は、“伝票ヘッダ”、“伝票トレーラ”を使用します。

4. XML変換を使用する場合のポイント
  • XML変換では伝票形式名称がXML文書でのタグ名(要素名)となります。
    XML変換を行う場合には、伝票形式名称に、XML規約で許されていない文字(半角カタカナや全角空白、全角数字、半角数字で始まるもの、“, (全角カンマ)”と“, (半角カンマ)”など)を使わないようにしてください。

  • 伝票形式ID内で、指定されたフラットID間でフィールド名が、重複しても問題ありません。

  • それぞれのフラット名称は重複してはいけません。また、フラットID内のフィールド名称とも重複してはいけません。

5. XML属性を出力したい場合
  • 伝票形式名称には、それぞれに対応するXML属性を定義することができます。

  • XML属性を指定するには、[フォーマット登録]画面の「XML属性」フィールドに、“ 属性名 = '属性値' ”または“ 属性名 = '属性値' ”の形式で入力します。ここで指定した文字列が、そのままXMLの要素名のタグ内に出力されます。

  • 複数のXML属性を指定するには、半角スペースで区切って入力します。

  • XML変換を行う場合には、XML属性で許されていない文字(半角カタカナや全角空白、全角数字、半角数字で始まるもの、“, (全角カンマ)”と“, (半角カンマ)”など)を使わないようにしてください。

  • タグ付けに使われる5つの文字(<,>,&,',")を使う場合には、エンティティ(&lt;、&gt;、&amp;、&apos;、&quot;)で指定してください。

6. 正時の制限
  • 他の画面で使用されている伝票形式IDの削除・修正等の変更可否は、以下の表のとおりです。(複数箇所で使用している場合は、上から優先します。※例:運用登録と変換情報設定で使用している場合は、上にある変換情報設定を参照してください。)

    表4.23 修正時の制限

    使用している定義

    伝票形式ID削除

    行削除

    修正

    制限(▲の説明)

    変換情報設定

    ×

    ・「フラットID」「ブロック長」「基本レコード長」は修正できない。

    ファイル抽出情報登録

    ×

    ・「フラットID」「ブロック長」「基本レコード長」は修正できない。

    運用登録

      

    ○:可能、△:関連定義の同反映を実行、▲:条件付きで可能、×:不可

7. 複写について
  • すでに登録済みのフォーマットID/名称入力欄を、別のフォーマットID/名称に書き換えて[登録]ボタンをクリックすると、登録済みフォーマットIDの登録内容で複写することができます。処理が終了すると、ツリーに複写した新フォーマットIDが表示されます。

8. 件文字列について
  • 同一伝票形式ID内で、値欄で指定する値は重複不可です。

  • 条件文字列を設定する場合には、実際のデータの値を意識し、必要あれば“@HEX( )”で囲った( )の中に16進数で入力してください。

  • スペースも1文字として扱います。

  • HEX入力支援操作を行った場合、[登録]ボタンクリック時に文字列の確認をします。使用可能な文字は、“0”~“9”と“A”~“F”(小文字可)です。また、偶数桁であるかもチェックされます。

  • 入力した値の桁数が、判断桁数で指定した数値より小さい場合は、入力した値の後ろに空白が詰まっているものとみなされます。
    ※例) 判断桁数3桁のとき、条件で「A」と入力した→「A□□」(□は空白1バイト)とみなされます。

9. ワイルドカードについて
  • 条件欄に"?"(1バイトずつ)を指定することで、レコード種別に対してワイルドカードを指定することができます。
    ※例) A?C??:1バイト目が"A"かつ3バイト目が"C"であれば、2、4、5バイト目はどんな値でも同じレコード種別と判断する。
    ただし、以下の場合はエラーになります。

    • 全桁"?"を指定する。

    • 他のレコード種別の指定と重なる。("A??"と"?B?")

    • @HEX()のかっこ内での指定

    • "*"(複数連続バイト)の指定はできない。

図4.33 伝票形式フォーマット登録画面(登録例)

図4.34 XML用設定欄をON、XML Schemaを選択時の伝票形式フォーマット登録画面(登録例)

表4.24 XML用設定欄 ON設定時のフィールド説明

フィールド名

入力/出力

必須

最大項目長

フィールド説明

XML用設定欄

IN/OUT

XML用設定欄チェック欄にチェックし、DTD/XML Schemaを選択します。
XML Schemaを選択した場合、XML Schema情報が表示されます。

XML属性(固定値)

IN/OUT

半角128桁

フラット名称をルートタグとした場合のXML属性(固定値)を入力します。
“,”は入力不可です。

接頭辞

IN/OUT

ルートタグの接頭辞を選択します。

XML Schema

名前空間未指定時

IN/OUT

半角250桁

名前空間が指定されていないときのデフォルトのXML Schemaファイル名を入力します。
“'”、“,”は入力不可です。

名前空間URI

IN/OUT

半角250桁

名前空間URIを入力します。
“'”、“,”は入力不可です。

接頭辞

IN/OUT

半角16桁

名前空間の接頭辞を入力します。
“'”、“,”は入力不可です。

XML Schemaファイル名

IN/OUT

半角250桁

名前空間のXML Schemaファイル名を入力します。
“'”、“,”は入力不可です。

機能

登録状態を印刷する場合には、[印刷]ボタンをクリックします。Webブラウザなどの拡張子.htmlに関連付けられた他のアプリケーションが起動され、登録状態が表示されますので、起動されたアプリケーションの印刷機能を使用して印刷してください。

図4.35 伝票形式フォーマット登録画面(印刷例)

ポイント

1. 印刷画面
  • XML Schema情報を登録している場合、[伝票形式フォーマット登録]画面(印刷)の上部に、XML Schema情報が表示されます。

一覧表示

登録されているIDの一覧を表示するには、ツリーにて[伝票形式フォーマット]を選択して右クリックし、[一覧表示]をクリックします。Webブラウザなどの拡張子.htmlに関連付けられた他のアプリケーションが起動され、登録されたIDの一覧が表示されますので、起動されたアプリケーションの印刷機能を使用して印刷してください。IDが登録されていない場合は、“ID情報が登録されていません。”とダイアログを出力します。

図4.36 伝票形式フォーマット一覧画面