機能説明
メール送信機能において、SMTPサーバが停止していた、またはネットワーク障害が発生している等の理由により、メール送信が行えずリトライオーバし、メール送信が停止している場合、送信出来なかったメールを再送信します。
記述形式
swcfmg_retry_sendmail [-f “出力ファイルパス” ] |
オプション
本オプションが指定された場合、標準出力を行わず、標準出力の内容を指定ファイルに出力します。
指定ファイルが存在しない場合はファイルを新規作成し、存在する場合は既存ファイルへ追加出力します。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
1 | リトライフォルダが存在しません。 |
2 | 失敗フォルダが存在しません。 |
4 | 移動対象のファイルが存在しません。 |
5 | 設定ファイルが存在しません。 |
6 | 設定ファイルが読み込めません。 |
7 | 設定ファイルの値が不正です。 |
8 | 設定ファイルに必須項目が指定されていません。 |
10 | パラメーター異常です。 |
20 | 指定された出力先パスのエラーです。 |
50 | 一部のメールの移動に失敗しました。 |
100 | Systemwalker Software Configuration Managerは起動していません。 |
101 | 同時実行できないコマンドが実行されています。 |
102 | コマンド実行権限がありません。 |
200 | セットアップされていません。 |
255 | システムエラーです。 |
コマンド格納場所
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Manager インストールディレクトリ]\SWCFMGM\bin |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
メール再送信コマンドでは “失敗メールの格納ディレクトリ”に格納されているメールファイルが再送信の対象となります。
失敗メールの格納ディレクトリ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\mail\failbox |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/mail/failbox |
メール再送信コマンドでメール再送信の対象から外す必要のあるメールが存在する場合は、失敗メールの格納ディレクトリより、対象となるメールファイルを削除することで、メール再送信の対象から外すことが出来ます。メールファイルは以下のフォーマットで格納されています。
ファイル名形式
タイムスタンプ+ "_" +スレッドID + ".txt" |
タイムスタンプ: ファイル作成時の通算秒
スレッド: メール送信処理を実施したスレッドID
メールファイル内容(UTF-8で作成)
1:toアドレス 2:ccアドレス 3:bccアドレス 4:subject 5:本文1行目 6:本文2行目 : :
本コマンドは同時に実行する事はできません。コマンド実行中に他のコマンドを実行すると、排他エラーとなります。
使用例
メール送信異常となり、送信できなかったメールを再送信します。
swcfmg_retry_sendmail |