機能説明
本コマンドを実行したサーバが接続するリポジトリサーバを登録します。
記述形式
【Windows】
swcfmg_register_repsv.bat wsus -to ”接続先IPアドレス” [-p ”接続先ポート”] [-f] |
オプション
Windowsのみ使用可能です。WSUSを使用する場合に指定してください。接続先WSUSサーバの情報(IPアドレス、ポート番号)を設定します。
コマンド実行時に本オプションを指定した場合は、システム再起動が必要です。
既に本コマンドを実行してWSUSエージェントの設定を行ったことのある環境では、本コマンド実行時に以下の問い合わせを行います。
Overwrite the setting of WUA (Y/N)? |
Y(Yes)と回答した場合、WSUSエージェントの再設定を行います。Y以外を回答した場合は、WSUSエージェントの再設定は行いません。
本オプションを指定すると、以下の表に示した内容でレジストリ・キーを設定します。
パス | キー | 値 | 説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\windows\WindowsUpdate | WUServer | http://”接続先IPアドレス”[:”ポート番号”]/ | WSUSサーバの HTTP URLを指定します。 | “ポート番号”は-pオプションを指定した場合のみ |
WUStatusServer | http://”接続先IPアドレス”[:”ポート番号”]/ | 業務サーバに関するレポート情報を送信するWSUSサーバの HTTP URLを指定します。 WUServerと同じ値を設定します。 | “ポート番号”は-pオプションを指定した場合のみ | |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\windows\WindowsUpdate\AU | AUOptions | 3 :自動的にダウンロードとインストールの通知を行います。 | 自動更新の動作を設定します。 | 既に設定されている場合は変更しません。 また、問い合わせ(Overwrite the setting of WUA (Y/N)?)にYと回答された場合も、既に設定されていれば、変更しません。 |
UseWUServer | 1 : WSUSサーバを使います。 | WSUSによるパッチ管理を有効にします。 | 既に設定されている場合は変更しません。 また、問い合わせ(Overwrite the setting of WUA (Y/N)?)にYと回答された場合も、本キーが存在していれば、変更しません。 | |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\WindowsUpdate | SusClientId (※) | 再割り当て | WSUSにおけるWSUSクライアントを識別するためのキーです。 |
※ SusClientIdとは、WSUSにおけるWSUSクライアントを識別するためのキーであり、全WSUSクライアント間で一意ある必要があります。しかし、複数のWSUSクライアントでSusClientIdを共有する場合があるため、再割り当てを行い一意になるようにします。
本オプションを指定すると、問い合わせを抑止し、強制的にWSUSエージェント設定を行います。
復帰値
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 |
1 | 異常終了しました。 |
2 | ユーザーにより処理が中断されました。 「Overwrite the setting of WUA (Y/N)?」の問い合わせにY以外を指定した場合。 |
コマンド格納場所
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\tools |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/tools |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限が必要です。ご利用OSがWindows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
Windows業務サーバで実行可能です。
注意事項
本コマンドはWSUSサーバと通信は行わないため、コマンドが完了しても、WSUSサーバにはWSUSクライアント(業務サーバ)の情報(ホスト名や適用済みパッチ情報など)は登録されません。WSUSサーバへの登録は、WSUSクライアント(業務サーバ)との通信が行われた契機に初めて登録されます。
本コマンドは業務サーバで実行する必要があります。その際に、本コマンドと同じディレクトリにVBスクリプト(register_repsv.vbs)も配置してください。VBスクリプト(register_repsv.vbs)の格納場所は以下のとおりです。
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\tools |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/tools |
本コマンドは同時に実行する事はできません。コマンド実行中に他のコマンドを実行すると、排他エラーとなります。
使用例
【Windows】
WSUSサーバ接続
swcfmg_register_repsv.bat wsus -to 10.10.10.10 |
WSUSサーバ接続(ポート指定)
swcfmg_register_repsv.bat wsus -to 10.10.10.10 -p 81 |
WSUSサーバ接続(強制設定)
swcfmg_register_repsv.bat wsus -to 10.10.10.10 -f |