富士通ミドルウェアパッチを配付したときに、そのパッチを適用したい場合は、実行後のスクリプトを登録します。そのスクリプトを記述する方法を、以下に説明します。
富士通ミドルウェアパッチの配付先
富士通ミドルウェアパッチの配付先は、スクリプトの環境変数“DISTRIBUTE_PATCH_PATH”に設定されます。この環境変数を使用して、パッチ適用の処理を記述します。
富士通ミドルウェアパッチを適用するスクリプトの作成例
富士通ミドルウェアのパッチ適用には、UpdateAdvisor(ミドルウェア)のコマンドを使用します。パッチを適用したあとは、配付先のディレクトリを削除することをお勧めします。
以下に、富士通ミドルウェアパッチを適用し、適用後に配付先のディレトリを削除する実行後スクリプトの例を示します。
環境変数“DISTRIBUTE_PATCH_PATH”に設定されているパス配下に配付されたパッチをすべて適用します。
例)
【Windows】
"C:\Program Files (x86)\Fujitsu\UpdateAdvisor\UpdateAdvisorMW\uam" add -s -d %DISTRIBUTE_PATCH_PATH% rd /s /q %DISTRIBUTE_PATCH_PATH% |
【Linux】
/opt/FJSVfupde/bin/uam add -s -d $DISTRIBUTE_PATCH_PATH rm -rf $DISTRIBUTE_PATCH_PATH |
富士通ミドルウェアパッチを適用するスクリプトのサンプルは以下のディレクトリに格納されています。
以下より取り出して、必要に応じて修正して使用してください。
なお、管理サーバにはWindows用とLinux用の両方が格納されており、業務サーバにはOSに合わせてどちらかのスクリプトが格納されています。
管理サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGM\sample |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgm/sample |
業務サーバ
【Windows]
[Systemwalker Software Configuration Managerインストールディレクトリ]\SWCFMGB\sample |
【Linux】
/opt/FJSVcfmgb/sample |
Windows用: win_mw_patch.bat
Linux用: lin_mw_patch.sh
富士通ミドルウェアパッチ適用スクリプト作成時の注意事項
富士通ミドルウェアパッチ適用スクリプトを作成する時の注意事項を以下に示します。なお、スクリプトの一般的な注意事項については、「スクリプト作成、および、コマンド指定時の注意事項」を参照してください。
富士通ミドルウェアパッチの適用条件・適用方法の確認について
富士通ミドルウェアパッチを適用するスクリプトを作成する前に、修正情報ファイルに記載されている適用条件・適用方法を確認してください。
なお、スクリプトのみで適用できない修正については、Systemwalker Software Configuration Managerで適用できません。この場合は、管理対象サーバに乗り込んで、手動でパッチの適用操作を行ってくだい。