本製品は、Windowsサーバノードに対してエージェントをインストールして管理する方式とインストールしないで管理する方式の2種類を提供します。
エージェントをインストールした場合とインストールしない(手動組込みで登録した)場合には、機能差があります。
Storage Clusterコントローラーを構築するには、エージェントをインストールする必要があります。
参照
エージェントの監視できる対象製品は、「3.2 管理可能なサーバノードミドルウェア」を参照してください。
Storage Clusterコントローラーの詳細および運用方法は、「9.5 Storage Clusterコントローラー」を参照してください。
Windowsサーバノードに搭載したHBAを管理するには、HBAベンダーが配布するSNIA HBA APIライブラリのインストールが必要です。
HBA APIライブラリのインストール方法は、下記のWebサイトの『SNIA HBA APIライブラリ インストールガイド』を参照してください。
http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/sf-sc/
Emulex社LP7000,8000,9000,9002L,9802,1050,1050Exをファイバーチャネルスイッチに接続する場合、HBA側にNポート設定が必要です。
Emulex社LP7000,8000,9000,9002L,9802,1050,1050Exをファイバーチャネルスイッチに接続してSANを形成する場合は、レジストリのドライバパラメーターでトポロジがNポートであることを明示してください。ドライバパラメーターへのトポロジの設定手順は、以下のとおりです。
レジストリエディタを開く。
タスクバーの[スタート]-[ファイル名を指定して実行]で次を実行。
regedit.exe
次のレジストリキーのキーワードを開き、Topology値を1に修正する。
HKEY_LOCAL_MACHINE\ System\ CurrentControlSet\ Services\ lpxnds\ Parameters\ Device\ "DriverParameter" Topology=1
DriverParameter値はドライバの版数に依存します。版数によって、Topologyワードのない場合があります。その場合はTopologyワードの追加が必要です。詳細は、ドライバに付随するreadmeを参照するか、HBA購入元に確認してください。
複数のEmulex社製HBAを搭載し、異なるトポロジでファイバーチャネル接続する場合は、それぞれ本操作を実施してください。詳細は、ドライバに付随するreadmeを参照するか、HBA購入元に確認してください。
本手順ではレジストリを修正します。操作ミスや指定操作以外の操作をしてレジストリ内容を破壊した場合は、Windowsシステムを起動できなくなる可能性があります。操作には十分に注意してください。
エージェントをインストールして管理する方式では、サーバノードからのSNMPトラップは、SNMPv1またはSNMPv3で送信されます。デフォルトは、SNMPv1です。SNMPv3を利用する場合は、サーバノード上でsetagtsnmpコマンドを使用してSNMPv3の設定を実施してください。