Solaris OSサーバノードに対してエージェントをインストールして管理する方式とインストールしないで管理する方式の2種類を提供します。
エージェントをインストールした場合とインストールしない(手動組込みで登録した)場合には、機能差があります。
参照
エージェントの監視できる対象製品は、「3.2 管理可能なサーバノードミドルウェア」を参照してください。
注意
Solaris OSサーバノードをエージェントで管理する場合の制限事項
複数のコントローラー番号のデバイスファイルが生成される場合
1つのHBAから異なる種類のストレージをアクセスするため、複数種類のデバイスドライバを使用すると、1つのHBAに対して2つ以上のコントローラー番号のデバイスファイルが生成される場合があります。本製品はこの状態をサポートしていません。
情報の確保や表示に問題がある場合は、手動組込み機能を用いてサーバノードを管理してください。手動組込み機能は、「5.2.7 手動組込み装置の登録方法」を参照してください。
Solaris OSサーバノードに搭載したHBAを管理するには、HBAベンダーが配布するSNIA HBA APIライブラリのインストールが必要です。
HBA APIライブラリのインストール方法は、下記のWebサイトの『SNIA HBA APIライブラリ インストールガイド』を参照してください。
http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/sf-sc/
ファイバーチャネルスイッチに接続する場合は、HBA側にNポート設定が必要です。HBAのポートをNポートにする方法は、HBAごとに異なります。それぞれの設定方法を以下に示します。
/kernel/drv/emlxs.confファイルのemlxsX-topologyパラメーターに、2を指定します。
# # +++ Fibre Channel specific parameters +++ # # topology: link topology for initializing the Fibre Channel connection. # # 0 = attempt loop mode, if it fails attempt point-to-point mode # 2 = attempt point-to-point mode only # 4 = attempt loop mode only # 6 = attempt point-to-point mode, if it fails attempt loop mode # # Set point-to-point mode if you want to run as an N_Port. # Set loop mode if you want to run as an NL_Port. # # Range: Min:0 Max:6 Default:0 # emlxs0-topology=2; emlxs1-topology=2;
Nポートの設定は不要です。
エージェントをインストールして管理する方式では、サーバノードからのSNMPトラップは、SNMPv1またはSNMPv3で送信されます。デフォルトは、SNMPv1です。SNMPv3を利用する場合は、サーバノード上でsetagtsnmpコマンドを使用してSNMPv3の設定を実施してください。