形式
strhanet [-n vadapter]
機能説明
hanetconfigコマンドで設定された仮想アダプターを活性化させます。また、アダプター設定スクリプトを利用する場合は、コマンド実行後にスクリプトが実行され、仮想アダプターにIPアドレスが自動的に設定されます。
オプション
-n vadapter
活性化させる仮想アダプター名を指定します。
本オプションを省略した場合、非活性化状態の仮想アダプターはすべて活性化されます。
活性化状態の仮想アダプターが存在する環境で別の仮想アダプターを活性化する場合は、本オプションを指定してください。
注意事項
一度活性化させた仮想アダプターは、システムの再起動後も自動的に活性化されるため、再度、活性化させる必要はありません。
コマンドを実行する前に、ネットワークプロパティ画面が閉じているか確認してください。ネットワークプロパティ画面が開いている状態でコマンドを実行すると、コマンドの実行に失敗します。
仮想アダプターの活性化処理が完了するまで、仮想アダプター1つにつき30秒ほどかかる場合があります。
本コマンドは、セーフモードでは使用できません。
strhanetコマンド実行後、意図しないアダプター名が表示される場合があります。画面を更新することで、正しいアダプターの一覧が表示されます。
strhanetコマンド実行中に、強制終了しないでください。強制終了した場合は、stphanetコマンドで仮想アダプターを非活性化してください。その後、本コマンドを実行してから、システムを再起動してください。strhanetコマンドが強制終了した後に、仮想アダプターが新たなデバイスとして検出される場合があります。その場合、デバイス検出画面でGLSのドライバをインストールしてから、本対処を実施してください。
一時停止中の仮想アダプターが1つでも存在する場合、-nオプションは指定できません。
使用例
例1
非活性化状態のすべての仮想アダプターを活性化させます。
> strhanet |
例2
指定した仮想アダプターを活性化させます。
> strhanet -n sha0 |