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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.4 (伝送路二重化機能編)
FUJITSU Software

F.3.1 事前準備

複製先システムでGLSの設定を変更するにあたり、事前に以下の設定を行ってください。

  1. /etc/hostsファイルの修正

    GLSの設定変更を行う前にシングルユーザモードでOSを起動し、/etc/hosts ファイルに記載されているIPアドレスを、“F.1 複製先システムのネットワーク設計”で事前に決めておいたIPアドレスに変更してください。ホスト名については、必要に応じて変更してください。

    以下は、【設計例1:高速切替方式 - シングルシステム】でHOST-AのIPアドレスを変更する場合の例です。

    [変更前]

    192.168.70.1    host11   # HOST-Aの物理IPアドレス
    192.168.71.1    host12   # HOST-Aの物理IPアドレス
    192.168.80.1    hosta    # HOST-Aの仮想IPアドレス

    [変更後]

    192.168.170.1    host11   # HOST-Aの物理IPアドレス
    192.168.171.1    host12   # HOST-Aの物理IPアドレス
    192.168.180.1    hosta    # HOST-Aの仮想IPアドレス
  2. GLSの引継ぎ仮想インタフェースの設定削除

    GLSがクラスタ運用のシステムをクローニングした場合は、引継ぎ仮想インタフェースの設定を一度すべて削除します。

    # /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanethvrsc delete -n all