このサンプルプログラムは、Webクライアント上のWebブラウザからの要求により、Webサーバ上のASPでPrComPrtコンポーネントを使用して帳票出力を行います。
Webサーバ上のASPでは、Webクライアント上のWebブラウザから入力された各項目のデータを元に、サンプル帳票「保険契約書2」を使用して、印刷またはPDFファイル保存を行います。また、PDFファイル保存を行う場合、Webサーバ上のPrComPrtコンポーネントから、生成したPDFファイルのURLをWebクライアント上のWebブラウザに返し、Webクライアント上でPDFファイルを表示します。
ポイント
このサンプルプログラムでは、List Creatorのインストール時に、「List Creatorインストールディレクトリ\Samples」にインストールされるサンプル帳票「保険契約書2」を参照しています。
このサンプルプログラムの処理の流れを出力方法別に説明します。
図6.2 COMインタフェースのサンプルプログラムの処理の流れ(データファイルを動的に生成して帳票を出力する場合)
●出力方法が印刷の場合
帳票定義情報をWebサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザでデータを入力し、[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ上のASPよりPrComPrtコンポーネントが呼び出されます。
Webサーバ上のPrComPrtコンポーネントは、2.で入力されたデータを一時データファイルに保存します(一時データファイルは、帳票の出力後に削除されます)。
Webサーバ上のPrComPrtコンポーネントは、3.で保存した一時データファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報にしたがってWebサーバ上で帳票を印刷します。
●出力方法がPDFファイル保存の場合
帳票定義情報をWebサーバ上に配置します。
Webクライアント上のWebブラウザでデータを入力し、[実行]ボタンをクリックすると、Webサーバ上のASPよりPrComPrtコンポーネントが呼び出されます。
Webサーバ上のPrComPrtコンポーネントは、2.で入力されたデータを一時データファイルに保存します(一時データファイルは、帳票の出力後に削除されます)。
Webサーバ上のPrComPrtコンポーネントは、3.で保存した一時データファイルを入力データとし、1.で配置した帳票定義情報にしたがってWebサーバ上で帳票をPDF変換してPDFファイルを生成します。
Webサーバ上のASPは、生成したPDFファイルのURLをWebクライアント上のWebブラウザに送信します。
Webクライアント上のWebブラウザは、Webサーバ上のASPから送信されたURLにしたがって、PDFファイルを表示します。