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Interstage List Creator V10.4.1 旧機能編
FUJITSU Software

4.5.1 prviewコマンド

[機能]

入力データを指定して、実際の帳票の出力イメージを画面で確認できます。プレビュー画面から印刷して帳票イメージを確認することもできます。

このコマンドは、[スタート]-[プログラム]-[List Creator]-[ユーティリティ]-[プレビューア]を選択してプレビューア初期画面を表示し、オプションを指定することもできます。

注意

  • このコマンドは、帳票設計時に利用するコマンドです。

  • 運用時に使用するプリンタを指定してプレビューを行い、印刷結果を確認してください。

[記述形式]

以下に、コマンドの記述形式を示します。

[ ]は、省略できることを示します。

オプション1、オプション2、オプション3…には、prviewコマンドのオプションを記述します。

prviewコマンドのオプションは、すべて省略できます。

prview      [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …

以下に、prviewコマンドのOCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプションの一覧を示します。その他のオプションについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

表4.11 prviewコマンドのOCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション一覧

オプション

【オペレーティングシステム】
W:Windows
S:Solaris
L:Linux
○:サポート
-:未サポート

W

S

L

-y

接続先DBタイプ

-b

接続先DB名

-u

DB接続ユーザ名

-w

DB接続パスワード

-o

DB接続時のタイムアウト時間

-q

SELECT文の置換文字列

4.5.1.1 OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション

prviewコマンドのOCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプションについて説明します。

なお、以下の場合は、OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携はできません。

注意

  • OCI連携機能では、Oracle 8、Oracle 8i、Oracle 9iとのみ連携できます。Oracleの動作オペレーティングシステムについては、Oracleのマニュアルを参照してください。

  • OCI連携機能を使用するには、OracleのOracle Call Interfaceが必要です。


-y 接続先DBタイプ

このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)で、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してある場合)にのみ有効です。

テスト用のデータファイルで帳票をプレビューする場合に、「DATAFILE」を指定します。


-b 接続先DB名

このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)で、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してあり、-yオプションを指定しない場合)にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときの接続先名を指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. データ定義画面の[DB連携]タブで指定した接続先名

  2. デフォルトの接続先名(データベース(Oracle)管理者に確認してください)


-u DB接続ユーザ名

このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)で、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してあり、-yオプションを指定しない場合)にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときのユーザ名を指定します。

このオプションを省略すると、データ定義画面の[DB連携]タブで指定したユーザ名が有効になります。


-w DB接続パスワード

このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)で、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してあり、-yオプションを指定しない場合)にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときのパスワードを指定します。


-o DB接続時のタイムアウト時間

このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)で、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してあり、-yオプションを指定しない場合)にのみ有効です。

データベース(Oracle)に接続するときのタイムアウト時間を指定します。

0:

データベース(Oracle)からのデータの抽出が完了するまで待ち合わせます。

1~999:

タイムアウト時間(分)を指定します。

このオプションを省略すると、データ定義画面の[DB連携]タブで指定したタイムアウト時間が有効になります。


-q SELECT文の置換文字列

このオプションは、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)で、OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「Oracle」を指定してあり、-yオプションを指定しない場合)にのみ有効です。

データ定義画面の[DB連携]タブの「SELECT文(レポート頭書き)」または「SELECT文」に変数「%」を指定した場合に、「%」の置換文字列を指定します。SELECT文(レポート頭書き)用の置換文字列に続けてSELECT文用の置換文字列を指定します。

置換文字列の指定形式については、以下を参照してください。

  • オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のSET演算子/SELECT文の置換文字列の指定形式についての記載

SELECT文に変数「%」を指定した場合は、このオプションで置換文字列を必ず指定してください。

注意

  • データ定義画面の[DB連携]タブの「SELECT文(レポート頭書き)」または「SELECT文」中に文字「#」、ワイルドカード「%」は使用できません。文字「#」、ワイルドカード「%」を使用したい場合は、SELECT文に変数「%」を指定し、このオプションで置換文字列として「#」「%」を指定してください。

以下に指定例を示します。この例では、データ定義画面の[DB連携]タブのSELECT文に変数「%」を指定し、帳票のプレビュー時にSELECT文の「%」を文字定数「第一開発部%」に置換しています。

データ定義画面の[DB連携]タブのSELECT文の指定
SELECT  部署名,名前  FROM  社員マスタ  WHERE  部署名  LIKE  '%';
⇒帳票のプレビュー時に、「prview -q "第一開発部%" …」と指定します。
⇒SELECT文の「%」が文字定数「第一開発部%」に置換されます。
SELECT  部署名,名前  FROM  社員マスタ  WHERE  部署名  LIKE   '第一開発部%';

[記述例]

prviewコマンドの記述例については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

[復帰値]

このコマンドの復帰値はありません。

[注意]

prviewコマンドを使用する場合の注意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。