qryexecコマンドは、クエリ機能を利用して帳票出力を行うための入力データを抽出するコマンドです。
qryexecコマンドを実行すると、クエリ定義にしたがってデータベースに問い合わせが行われ、その結果(クエリ結果)がテキストファイルに出力されます。
以下に、qryexecコマンドの記述例について記述します。
ポイント
qryexecコマンドを使用するには、以下のいずれかの製品をインストールしてください。
List Creator Enterprise Edition
List Creator Standard Edition
List Creator Connector
qryexecコマンドは、【Windows版】でのみサポートしています。
[記述例]
データベースから請求明細を取り出し、請求書データのテキストファイル「C:\Data\Data.csv」を作成します。
データベースへは、データソース名「DB1」で作成したODBC経由で、ユーザ名「user01」、パスワード「user01?」で接続します。
クエリ定義「請求書クエリ」と帳票「請求書」を使用します。「請求書クエリ」の抽出条件に指定されている「userid」を「001001」に置換します。
qryexec -exec "請求書クエリ" -csv "C:\Data\Data.csv" -w "請求書" -dsc "DB1" -cuser "user01" -cupass "user01?" -s "userid" "001001"
prdbexecコマンドは、クエリ機能を利用して帳票出力を行うための入力データを検索し、そのまま続けて帳票出力を行うためのコマンドです。
prdbexecコマンドを実行すると、クエリ定義にしたがってデータベースに問い合わせが行われ、帳票に配置する入力データが抽出されます。抽出された入力データとList Creatorの帳票出力コマンドを利用して、そのまま帳票が出力されます。
prdbexecコマンドの記述例について、以下の場合に分けて記述します。
1つの帳票を出力する場合
マルチフォーム出力する場合
ポイント
prdbexecコマンドを使用するには、以下のいずれかの製品をインストールしてください。
List Creator Enterprise Edition
List Creator Standard Edition
prdbexecコマンドは、【Windows版】でのみサポートしています。
●1つの帳票を出力する場合
[記述例]
データベースから請求明細を取り出し、請求書明細をプリンタ「prt01」に印刷します。
データベースへは、データソース名「DB1」で作成したODBC経由で、ユーザ名「user01」、パスワード「user01?」で接続します。
クエリ定義「請求書明細クエリ」と帳票「請求書明細」を使用します。「請求書明細クエリ」の抽出条件に指定されている「userid」を「001001」に置換します。
prdbexec -qry "請求書明細クエリ:請求書明細" -dsc "DB1" -cuser "user01" -cupass "user01?" -s "userid" "001001" -prt -atmethod print -n " prt01"
●マルチフォーム出力する場合
[記述例]
データベースから請求書表紙用データと請求明細を取り出し、請求書表紙と請求書明細をプリンタ「prt01」に印刷します。
データベースへは、データソース名「DB1」で作成したODBC経由で、ユーザ名「user01」、パスワード「user01?」で接続します。
クエリ定義「請求書表紙クエリ」と帳票「請求書表紙」、クエリ定義「請求書明細クエリ」と帳票「請求書明細」を使用し、マルチフォーム出力します。「請求書表紙クエリ」、「請求書明細クエリ」の抽出条件に指定されている「userid」を「001001」に置換します。
prdbexec -qry "請求書表紙クエリ:請求書表紙,請求書明細クエリ:請求書明細" -dsc "DB1" -cuser "user01" -cupass "user01?" -s "userid" "001001" -prt -atmethod print -n " prt01"