データベースから抽出した入力データや、帳票定義情報、およびメディアデータファイルなどの帳票資源をネットワーク上の別コンピュータに転送し、帳票を出力できます。
データベースからデータを抽出する条件は、あらかじめNavigatorクライアントを使用して定義しておきます(問い合わせファイルの作成)。
設計した帳票や帳票の出力時に必要なその他の資源は、運用形態に応じてアプリケーションサーバまたは帳票出力サーバに移行します。
以下に、Database Direct連携型の移行作業について説明します。
●移行する資源
移行する資源は、以下のとおりです。資源の格納先は、実行時に指定できます。
問い合わせファイル
ユーザアプリケーション
帳票定義情報
メディアデータファイル(使用する場合のみ)
情報ファイル(使用する場合のみ)
置換フォント情報ファイル
バーコード補正情報ファイル
電子帳票情報ファイル
電子保存時のFAX 受信者情報ファイル
FAX 送信時のFAX 受信者情報ファイル
PDF ファイルメール配信情報ファイル
PDF 文書情報ファイル
PDFファイルに添付するファイル(使用する場合のみ)
PDFメール配信時のメールに添付するファイル(使用する場合のみ)
PDFメール配信時に使用するメールのテンプレートファイル(使用する場合のみ)
ポイント
以下の情報ファイルは、帳票出力サーバがWindows/Solarisの場合のみ使用できます。
置換フォント情報ファイル
バーコード補正情報ファイル
電子帳票情報ファイル
以下の情報ファイルは、帳票出力サーバがWindowsの場合のみ使用できます。
電子保存時のFAX受信者情報ファイル
FAX送信時のFAX受信者情報ファイル
●帳票資源の移行手順
以下に、問い合わせファイルをアプリケーションサーバに移行する手順を示します。
その他の帳票資源の移行については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の各運用形態(スタンドアロン型、リモート帳票出力型、コネクタ連携型)の帳票資源の準備と配置に関する記載を参照してください。
問い合わせファイルを移行する
移行先コンピュータに問い合わせファイルを格納するディレクトリを準備します。移行元コンピュータとディレクトリ名が異なっていても構いません。
移行元コンピュータの問い合わせファイルを移行先コンピュータにバイナリモードで移行します。
詳細については、“Database Direct機能操作手引き”を参照してください。
“Database Direct機能操作手引き”は、以下に格納されています。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\readme_navi.pdf
【Solaris版】の場合
List Creatorの製品媒体のManual/Japanese配下のreadme_navi.pdf
●資源の扱い
資源の扱いについては、他の運用形態と同様です。詳細については、各運用形態の資源の扱いを参照してください。ただし、問い合わせファイルは、どの運用形態の場合でも帳票出力サーバ側に配置または転送することはできません。