詳細メッセージの内容により、以下の原因、対処方法があります。
●詳細メッセージ:(Cannot find the keyword of [MF-XLSX] in envfile.)の場合
原因
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)に[MF-XLSX]セクションがありません。
環境が壊れている可能性があります。
対処方法
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)の[MF-XLSX]セクションを確認してください。
格納先は、以下のとおりです。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\conf
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVxlsx/conf
●詳細メッセージ:(Cannot open the envfile.)の場合
原因
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)が存在しません。
環境が壊れている可能性があります。
対処方法
Excel環境設定ファイル(lc_xlsx_env.conf)を確認してください。
格納先は、以下のとおりです。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\conf
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVxlsx/conf
●詳細メッセージ:(It failed in making the output file.)の場合
原因
以下の原因が考えられます。
Excelファイル出力先のディレクトリにアクセス権がない。
Excelファイル名の長さがフルパスで上限値を超えている。
Excelファイル名の最後に「/」、または「\」を指定している。
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
Excelファイル出力先のディレクトリにアクセス権を付加してください。
Excelファイル名の長さがフルパスで上限値を超えないようにしてください。上限値は以下のとおりです。
【Windows版】の場合
259 文字以内かつ512 バイト以内
【UNIX系OS版】の場合
512 バイト以内
正しいファイル名を指定してください。
●詳細メッセージ:(It made an error of the OOXML library.(エラー詳細コード))の場合
なお、詳細メッセージ内に出力されているエラー詳細コード(errdetailcode)も参考にし、原因を特定してください。
原因
以下の原因が考えられます。
Excelファイル出力先のファイル、またはディレクトリにアクセス権がない。
【Windows版】の場合
V9.0.1以前の場合
errdetailcode=5
V9.1.0以降の場合
errdetailcode=13
【UNIX系OS 版】の場合
errdetailcode=13
Excelファイル出力先ドライブ、または作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足している。
【Windows版】の場合
V9.0.1以前の場合
errdetailcode=112
V9.1.0以降の場合
errdetailcode=28
【UNIX系OS版】の場合
errdetailcode=28
作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量が不足している、またはExcelファイル出力時に作成する作業ファイルが2GB(【Windows/Solaris版】)、4GB(【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】)を超えている。
【Windows版】の場合
errdetailcode=-4
【Solaris版】の場合
errdetailcode=10、またはerrdetailcode=27
【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】の場合
errdetailcode=11
Excelファイル名に存在するディレクトリ名を指定した。
【Windows版】の場合
errdetailcode=5
【UNIX系OS版】の場合
errdetailcode=21
Excelファイル出力時の格納先ファイル名に、ファイル名として使用できない文字(「:(コロン)」など)が含まれている。(【Windows版】の場合)
errdetailcode=22
対処方法
原因に応じて、以下の対処を行ってください。
Excelファイル出力先のファイル、またはディレクトリに、Excelファイル出力機能が動作しているプロセスに対して、ファイルの書き込みが可能なアクセス権を付加してください。
Excelファイル出力先ドライブ、または作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やしてください。
以下の作業用ディレクトリのドライブのディスクの空き容量を増やしてください。または、入力データを細分化するなどして、作業ファイルが2GB(【Windows/Solaris版】)、4GB(【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】)を超えないようにしてください。
【Windows版】の場合
List Creatorの環境設定で指定した作業用ディレクトリ
【Solaris版】の場合
/var/tmp
【Linux for Intel64/Linux for Itanium 版】の場合
/tmp
Excelファイル名にディレクトリとして存在しない名前を指定してください。
ポイント
ディスクの使用量を見積もる場合は、ソフトウェア説明書、またはインストールガイドを参照してください。
Excelファイル出力時の格納先ファイル名には、ファイル名として使用可能な文字を指定してください。