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Interstage List Creator V10.4.1 トラブルシューティング集
FUJITSU Software

5.3.12 システム(List Creatorサービス)起動時にエラーになる

UNIX系OS

原因

以下の原因が考えられます。

●Solarisのシステム起動時の場合

「/var/opt/FJSVoast/remdir」(リモート帳票出力時のList Creatorの作業用ディレクトリ(初期値))が見つからない場合、以下のメッセージと詳細コードが通知されます。

「fjsvoastd: ERROR: Failed to ListCREATOR Service start. (17 - 0x00030002)」

この場合、以下のいずれかの原因が考えられます。

1)/var/opt/FJSVoast/remdir ディレクトリが存在しないか、または権限がない。

2)/var/opt/FJSVoast/remdir ディレクトリがマウントされていないか、またはrcプロシジャを起動後にマウントする運用(クラスタ運用時など)を行っている。

●Linuxのシステム起動時の場合

マシンを正しくシャットダウンしていない(電源を強制切断など)ことが原因で、
List Creatorのサービスが起動されているかを判断するファイルが、不正な状態で残ってしまった。

対処方法

●Solarisのシステム起動時の場合

原因に応じて、以下の対処を行ってください。

1)の原因の対処

ディレクトリを作成し、ディレクトリの権限を「777」に設定する。

2)の原因の対処

/var/opt/FJSVoast/remdir ディレクトリをマウントする。

また、rc プロシジャを起動後にマウントする運用となっている場合は、マウント後にrc プロシジャを起動する運用に変更する。

●Linuxのシステム起動時の場合

以下の手順で対処してください。

  1. ps コマンドを実行し、以下のサービスが起動されてないことを確認する。

    • fjsvoastlgd

    • fjsvoastd

  2. 以下のファイルが存在しているかを確認し、存在していた場合削除する。

    • /var/opt/FJSVoast/FIFO

    • /var/opt/FJSVoast/log/FIFO

  3. マシンの再起動を行う。