トラブル発生時には、List Creatorや関連ソフトウェアから通知されているメッセージをもれなく確認することが重要です。そのためには、List Creatorのトラブル調査を行う前に、必ずご利用のシステムの構成や運用形態を確認してください。List Creatorでは、運用形態によってメッセージを確認するコンピュータが異なるため、運用形態を確認せずに対応すると、調査用情報の採取もれなどが発生する恐れがあります。
以下に、List Creatorのトラブル発生時にメッセージを確認するコンピュータについて、運用形態ごとに分けて説明します。
ポイント
メッセージの通知先や確認方法については、以下を参照してください。
⇒ “1.2 List Creatorのメッセージの通知先と確認方法”
アプリケーションを実行したサーバで処理結果(復帰値など)もあわせて確認してください。
詳細は、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。
スタンドアロン型は、アプリケーションサーバと帳票出力サーバを同一コンピュータで運用する形態です。
スタンドアロン型の場合、トラブルが発生したコンピュータに通知されたエラーやイベントログ(またはシステムログ)を確認する必要があります。
分散出力型は、アプリケーションサーバと帳票出力サーバを、異なるコンピュータで運用する形態です。
以下の種類があります。
コネクタ連携型
リモート帳票出力型
コネクタ連携型(負荷分散装置を利用した運用)
データ到着監視機能を利用した運用
分散出力型での運用中にトラブルが発生した場合は、アプリケーションサーバと帳票出力サーバの両方で、通知されたメッセージやイベントログ(またはシステムログ)などを確認する必要があります。
なお、コネクタ連携型で負荷分散装置を利用している場合は、エラーとなった帳票出力サーバを特定するためにも、すべての帳票出力サーバに通知されたメッセージやイベントログ(またはシステムログ)などを確認する必要があります。
また、データ到着監視機能を利用して分散出力している場合、List Creatorが動作する帳票出力サーバに通知されたメッセージやイベントログを確認する必要があります。
Web手元印刷型は、帳票をWebブラウザ上でプレビューしたり、Webブラウザ経由でクライアント側の手元プリンタに印刷したりする形態です。
Web手元印刷型で運用中にトラブルが発生した場合、List Creatorが動作する帳票出力サーバ、およびWebクライアントに通知されたメッセージやログなどを確認する必要があります。
分散出力型と組み合わせた運用の場合は、アプリケーションサーバに通知されたメッセージやログの確認も必要です。
注意
Webクライアントでポップアップメッセージが通知された場合は、以下のいずれかの方法でエラーの内容を控えてください。
画面のコピーを採取する
内容を記録する
帳票Webサービス型は、帳票Webサービスインタフェース(SOAP方式)を使用して帳票を出力する形態です。
帳票Webサービス型で運用中にトラブルが発生した場合、List Creatorが動作するアプリケーションサーバ(帳票出力サーバ)に通知されたメッセージやログなどを確認する必要があります。