最後に、プロジェクトの構成についてまとめます。
1つのアプリケーションは、1つのプロジェクトによって開発できました。PowerCOBOLで作成するプロジェクトは、以下のように構成されています。
プロジェクトとは、1つのアプリケーションを作成したり管理したりする単位であり、開発資産となるファイルの単位です。プロジェクトは、1つまたは複数のモジュールで構成されています。
プロジェクトは複合ファイルとして保存され、1つのファイルの中で、ツリー構造で管理されています。(プロジェクトウィンドウの左側に表示されているツリー構造と同じ構造の複合ファイルです。)
したがって、1つのアプリケーションの開発資産として、1つのプロジェクトファイルを保存しておくだけでよいということになります。
ただし、外部ファイルを利用している場合は、その外部ファイルも開発資産として必要です。外部ファイルについては、「5.1.1 外部ファイルを使う」を参照してください。
モジュールとは、実行可能ファイル(EXEファイルやDLLファイル)を作成する単位となります。モジュールは、1つまたは複数のフォームで構成されます。また、必要に応じて、COBOLファイル、オブジェクトファイル、ライブラリファイルおよびリソースファイルなど、外部ファイルへのリンク情報(ファイルへのパス情報)をもちます。外部ファイルについては、「5.1.1 外部ファイルを使う」を参照してください。