ここに記載する情報は、以下の製品に適用されます。
NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ
NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ
NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ
NetCOBOL Enterprise Edition サーバ運用パッケージ
NetCOBOL Standard Edition サーバ運用パッケージ
NetCOBOL Base Edition サーバ運用パッケージ
項番 | V/L(注) | P番号 | 現象 |
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1 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG76651 | 以下の条件の場合、COBOLプログラム実行時に、長さの異なる日本語項目(日本語編集項目、組込み関数を含む)同士の大小比較の結果が正しくないことがあります。
注:V11.0以降のNetCOBOLコンパイラで翻訳した場合のみ修正されます。 |
2 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG88590 | 以下の条件の場合、COBOLプログラム実行時、SORT文の実行で無限ループが 発生する場合があります。
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3 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG91976 | 以下の条件の場合、COBOLプログラム実行時に、OPEN文の実行でアクセス違反例外(EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION)で異常終了する場合があります。(注) 注: 発生頻度は、メモリの状態に依存します。
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4 | V10.3.0 ~ V10.5.0 | PG93367 | 以下の条件の場合、Javaクライアントにエラー通知されない場合があります。
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5 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG96520 | 以下の条件の場合、COBOLプログラム実行時、トレース情報のファイルに出力される実行時メッセージが、トレース情報ファイル以外のファイル(ソケットを含む)に出力される場合があります。
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6 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG97090 | 以下の条件のとき、COBOLプログラム実行時、NATIONAL-OF関数で変換した文字に対応する日本語文字がなかった場合、引数-2に指定した代用文字に正しく置き換わりません。
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7 | V11.0.0 | PH00258 | 以下の条件の場合、Unicodeアプリケーションの実行時に、可変長の日本語項目と表意定数との文字比較が正しく行われない場合があります。 具体的には、COBOLプログラムのIF文等で文字比較を行ったとき、等しくないにも関わらず、等しいと誤って判定されることがあります。
(注)エンディアンがリトルエンディアンになる条件は、以下のいずれかの場合。
[可変長のコーディング例] DATA DIVISION. WORKING-STORAGE SECTION. 01 NDATA PIC N(100) VALUE NC"富士通ふじつう". 01 LEN PIC 9(3) VALUE 10. 01 COUNTER PIC 9(3). PROCEDURE DIVISION. MOVE 4 TO COUNTER. IF NDATA(4:10) = SPACE ~ <---- OK(固定長) IF NDATA(4:) = SPACE ~ <---- OK(固定長) IF NDATA(4:LEN) = SPACE ~ <---- NG(可変長) ★★ IF NDATA(COUNTER :10) = SPACE ~ <---- OK(固定長) IF NDATA(COUNTER:) = SPACE ~ <---- NG(可変長) ★★ IF NDATA(COUNTER:LEN) = SPACE ~ <---- NG(可変長) ★★ |
8 | V10.1.0 ~ V11.0.0 | PH01026 | 以下の発生条件の場合、COBOLプログラムの実行時に、日本語空白を2バイトのANK空白と見なした文字比較が正しく判定されないことがあります。
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9 | V11.0.0 | PH03200 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの実行時に、索引キー項目の大小順序どおりにレコードが書き出されません。 派生する現象として、 意図したレコードが読み込まれない場合があります。
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10 | V10.1.0 ~ V11.0.0A | PH08330 | 以下の条件のとき、スクリーン機能のDISPLAY文またはACCEPT文実行時に、アクセス違反例外(EXCEPTION_ACCESS_VIOLACTION)で異常終了する場合があります。(注) 注:発生頻度は、メモリの状態に依存します。
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11 | V11.0.0 ~ V11.0.0A | PG99231 | 以下の条件のとき、COBOLファイルアクセスルーチンの実行で以下のエラーが発生し、ファイルのオープンに失敗します。
[条件]
(*1):対象となるAPI関数は以下のとおりです。
(*2):本指定により、既存のファイルの索引構成とレコード形式、レコード長を認識してファイルをオープンします。 |
12 | V10.1.0 ~ V11.0.0A | PH06622 | 以下の条件のとき、COBOLプログラム実行時にFORMAT句なし印刷ファイルのREDEFINES句を指定した項目を含む集団項目の出力で、CHARACTER TYPE句またはPRINTING POSITION句が有効にならず、指定した印字属性または印字位置が正しく出力されません。 UNICODEアプリケーションの場合、上記現象に加えて、以下の現象が発生する場合があります。
[条件]
(*1):次のいずれかの項目にREDEFINES句を指定した場合、翻訳時にJMN2224I-W が出力され、項目に指定したCHARACTER TYPE句またはPRINTING POSITION句が無効であることを警告されます。
[現象が発生するプログラム例] DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
01 DATA1.
03 DATA2.
05 DATA31.
07 DATA31A PIC X(10).
05 DATA32 REDEFINES DATA31.
07 DATA32A. *>発生条件4
09 DATA32A1 PIC X(5).
09 DATA32A2 PIC X(5).
05 DATA33. *>発生条件5
07 DATA33A PIC N(5) MODE-1.
PROCEDURE DIVISION.
WRITE PRINT-REC FROM DATA1 AFTER PAGE. *>発生条件3 |
注:V/Lは障害が存在する範囲を示します。