ここに記載する情報は、以下の製品に適用されます。
NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ
NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ
NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ
項番 | V/L(注) | P番号 | 現象 |
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1 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG76651 | 以下の条件の場合、COBOLプログラム実行時に、長さの異なる日本語項目(日本語編集項目、組込み関数を含む)同士の大小比較の結果が正しくないことがあります。
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2 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG85966 | 以下の条件の場合、誤ったデバッグ情報ファイルが出力され、正しくデバッグすることができません。
*1 : 登録集が入れ子になっている場合は、最後の階層に至るまでのいずれかの登録集 *2 : 通常時のコンパイラが出力する翻訳時メッセージが出力されず、「0~3」以外の復帰コードが返却されます |
3 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG86728 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、COBOLコンパイラが以下の不当な翻訳時メッセージを出力して、翻訳できなくなる場合があります。 「JMN5546I-S メソッド'mmmmm'のインタフェースは,再定義されるメソッドのインタフェースに適合していなければなりません.メソッド' mmmmm 'は無効になります.」
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4 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG88107 | 以下の条件の場合、int型2進整数項目を使用したCOBOLプログラムの翻訳時に、コンパイラが以下のメッセージを出力して異常終了します。 「JMN0102I-U 翻訳処理が続行不可能となりました.他の診断メッセージが表示されている場合は,それらを修正して,再度翻訳してみて下さい.(区名=JMN300,モジュール名=SC30MKTT,詳細コード=3209,行情報=nnn.)」 以下のいずれかの文を記述している場合に発生します。
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5 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG88615 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、COBOLコンパイラが不当なJMN1477I-Iのメッセージを出力する場合があります。
補足) メモリの状態に依存するため、発生条件を満たしても現象が発生しない場合があります。 |
6 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG88616 | 以下の[条件1]または[条件2]の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、COBOLコンパイラが以下の例のような不当なメッセージを出力する場合があります。 例) JMN1019I-W line-no 標識領域は'-','*','/','D'または空白でなければなりません.空白とみなします. JMN1123I-S line-no 許されない語'nnn'が現れました.次の認識できる句,段落,節または部まで無効になります. JMN1255I-S line-no 01レベル項目の指定なしに02~49レベル項目が指定されています.01レベル項目とみなします. JMN1356I-W line-no 見出し部中に誤った語'nnn'が指定されています.次の段落または部まで無効になります. line-no: 行番号 nnn : 数字 ※ 上記のメッセージは一例です。他のメッセージの場合もあります。 [条件1]
または、 [条件2]
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7 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG89665 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、以下の不当な翻訳時メッセージが出力され、COBOLプログラムが翻訳できません。 「JMN2206I-S KEY IS句のデータ名'xxxxx'は,アドレス可変項目であってはなりません.」
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8 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG81806 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、COBOLコンパイラが異常終了することがあります。
*1:階層とは、例えば次のような場合(階層が2)を表します。 EVALUATE ~ ────┐ WHEN ~ │ COMPUTE ~ ┐ │ ON SIZE ERROR │ │ │ │ CALL ~ 階層2 階層1 │ │ END-COMPUTE ┘ │ END-EVALUATE ────┘ [補足]翻訳時のメモリの状態に依存するため、条件に一致しても異常終了しないことがあります。 |
9 | V10.2.0 ~ V10.5.0 | PG88994 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、COBOLコンパイラが異常終了(*)する場合があります。 (*)異常終了時に特定のメッセージは出力されません。
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10 | V10.1.0 ~ V10.5.0 | PG97116 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、コンパイラが以下のメッセージを出力して異常終了します。 翻訳処理が続行不可能となりました.他の診断メッセージが表示されている場合は,それらを修正して,再度翻訳してみて下さい.(区名=JMNRAL,モジュール名=SABEMAC ,詳細コード=6202,行情報=nnn.)
*1:以下の2進項目が該当します。 --------------------------------------------- 桁数 割り当てられる領域長 符号付き 符号なし --------------------------------------------- 1 ~ 2 1 ~ 2 1 5 ~ 6 5 ~ 7 3 10 ~ 11 10 ~ 12 5 12 ~ 14 13 ~ 14 6 15 ~ 16 15 ~ 16 7 --------------------------------------------- *2:関数値が格納される一時的なデータ項目は以下の桁数となります。 整数部桁=全引数の整数部桁数のうち最大の値 小数部桁数=全引数の小数部桁数のうち最大の値 |
11 | V10.1.0 ~ V11.0.0 | PG98742 | 以下の[条件1]または[条件2]を満たす場合、COBOLプログラムの実行時に正しく動作しない、または、COBOLプログラムの翻訳時にコンパイラが異常終了する場合があります。 [条件1]:作業場所節、局所記憶節(*1)、定数節のいずれかにデータ項目を宣言した場合
[条件2]:ファイル節にデータ項目を宣言した場合
*1: 局所記憶節は、NetCOBOL V11以降の機能です。 *2: ファイル節で同じファイル記述項にレコード記述項を2つ以上書くと、レコード記述項の領域が暗に再定義されます。 例1) 作業場所節、局所記憶節、定数節のいずれかにデータ項目を宣言した場合 01 D1 PIC X(20). *> SIZE 20 BYTE D2よりD1が長い。 01 D2 REDEFINES D1. *> SIZE 8 BYTE 02 D21 TYPE T1. *> SIZE 8 BYTE 01 T1 TYPEDEF. 02 TD1 PIC X(8). *> SIZE 8 BYTE 例2) ファイル節にデータ項目を宣言した場合 FD FILE1. 01 R1 PIC X(20). *> SIZE 20 BYTE R2よりR1が長い 01 R2 TYPE T2. *> SIZE 8 BYTE 暗に再定義され,R1とR2は同じ領域に割り付く 01 T2 TYPEDEF. 02 TD2 PIC X(8). *> SIZE 8 BYTE |
12 | V11.0.0 | PG99026 | 以下の[条件1]または[条件2]を満たす場合、COBOLプログラムの実行時に、指標名の値が正しくないことがあります。 [条件1]
[条件2]
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13 | V10.1.0 ~ V11.0.0 | PG99190 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの翻訳時に、コンパイラが以下のメッセージを出力して異常終了する場合があります。 JMN0124I-U ソースファイル内に不当な文字があります.(区名=JMNALO,行情報=0.)翻訳を中止します.
[補足]
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14 | V10.1.0 | PH00163 | 以下の条件の場合、cobmkmfコマンドが異常終了する場合があります。 [発生条件]
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15 | V10.2.0 | PH00165 | 以下の[条件1]または[条件2]の場合、NetCOBOL Studioの依存解析を実行すると、NetCOBOL Studioが異常終了することがあります。 [条件1]
[条件2]
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16 | V10.2.0 | PH01938 | 以下の条件の場合、NetCOBOL Studioからサーバに送信したCOBOLソースファイル内の一部の文字が'?'に変換されることがあります。 [環境] リモート開発の対象サーバのOSがWindows(x64)の場合。 [条件]
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17 | V10.2.0 ~ V11.0.0 | PH03188 | NetCOBOL StudioまたはInterstage Studioにおいて、以下の条件の場合、COBOLプロジェクト内のファイルパスが文字化けします。これにより、[現象1]または[現象2]が発生することがあります。 [現象1] ソースファイルフォルダに登録しているソースファイルのパス文字列が文字化けした場合、そのソースファイルが翻訳対象にならずにビルドがスキップされる。 [現象2] コンパイラやリンカが、参照するファイルを見つけることができずにビルドエラーとなる。たとえばLIB翻訳オプションに指定したパス文字列が文字化けした場合は、登録集を読み込むことができないため以下のエラーが発生する。 JMN1057I-S COBOL登録集で入出力エラーが発生しました。登録集原文の組込みを中止します。 [条件]
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18 | V11.0.0 | PH03777 | 以下の発生条件のとき、COBOLプログラム翻訳時に異常終了する場合があります。 [発生条件]
(*1) ここではPICTURE句に記述された文字の数を意味します。 (例) 下記二つはどちらも同じ形式ですが、文字の数は異なります。 PIC XBXXXXXXXX = 10文字 PIC XBX(8) = 6文字 |
19 | V10.2.0 | PH04722 | 以下の条件の場合、NetCOBOL Studioの[問題]ビューに以下のエラーメッセージが表示されて、COBOLプロジェクトのビルドが失敗する場合があります。 「Target "cobol_buildtool-clean" does not exist in the project "XXX". It is used from target "clean_build".」 (XXXはCOBOLプロジェクトのプロジェクト名を示します。)
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20 | V10.1.0 | PH05538 | 以下の[条件1]~[条件3]のいずれかを満たす場合、COBOLプログラムの実行時、基底場所節に宣言したデータ項目を使用する文で、異常終了(ACCESS VIOLATION)または結果誤りが発生する場合があります。 [条件1]
[条件2]
[条件3]
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21 | V10.1.0 | PH05861 | 以下の条件の場合、COBOLプログラムの実行時、部分参照した外部10進項目から数字編集項目または浮動小数点項目への転記において、送出し側を部分参照する範囲が1桁左にずれる誤りが発生します。
*1: 暗黙のMOVE文を含む。 *2: TRAILING SEPARATE指定 |
22 | V10.2.0 | PH07796 | 以下の条件の場合、デバッグ時のCOBOLエディタ上でデータ項目の値がツールチップで表示されません。
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注:V/Lは障害が存在する範囲を示します。