SEQUENTIAL構造は、データをその挿入順に格納する構造です。
在庫表を例にSEQUENTIAL構造の概略を以下に示します。
データの処理の効率に一番影響のある要因は入出力回数です。SEQUENTIAL構造の場合は、以下の特徴があります。
データ処理はインデックスがない場合、全データを参照するため、入出力回数はデータ量に大きく依存します。したがって、列を指定するデータ操作がある場合には、その列に対応するインデックスの付加が必要になります。
なお、インデックスを付加する場合に考慮すべき事項は、“4.2.1 BTREE構造”を参照してください。
DSO定義のPRECEDENCE(1)を指定することで、表のデータに対して更新と参照が同時に発生した場合に、更新の完了を待たずに即時に最新のコミット済みデータを参照することができます。
PRECEDENCE(1)を指定した場合の特徴と考慮すべき事項は、“4.1.2 PRECEDENCE(1)を指定したSEQUENTIAL構造の特徴と注意点”を参照してください。