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Symfoware Server V12.2.0 RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

4.1.1 SEQUENTIAL構造

SEQUENTIAL構造は、データをその挿入順に格納する構造です。

在庫表を例にSEQUENTIAL構造の概略を以下に示します。

図4.1 SEQUENTIAL構造の概略

データ処理のパターンに対するSEQUENTIAL構造の特徴

データの処理の効率に一番影響のある要因は入出力回数です。SEQUENTIAL構造の場合は、以下の特徴があります。

なお、インデックスを付加する場合に考慮すべき事項は、“4.2.1 BTREE構造”を参照してください。

SEQUENTIAL構造のページ長の指定

SEQUENTIAL構造では、ページ長はDSO定義のPAGESIZEオプションで指定します。

ページ長を指定するときは、以下の考慮が必要です。

SEQUENTIAL構造でインデックスの付加が必要な場合

対応する表の一意性制約の列に対しては、インデックスの付加が必要になります。インデックスが付加されていない状態だと、表にアクセスすることはできません。

コミットデータ即時読込み機能を利用する場合

DSO定義のPRECEDENCE(1)を指定することで、表のデータに対して更新と参照が同時に発生した場合に、更新の完了を待たずに即時に最新のコミット済みデータを参照することができます。

PRECEDENCE(1)を指定した場合の特徴と考慮すべき事項は、“4.1.2 PRECEDENCE(1)を指定したSEQUENTIAL構造の特徴と注意点”を参照してください。