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Symfoware Server V12.2.0 RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

3.2 データベースの削除

データベースの削除は一連の操作によって行われます。操作の手順を以下に示します。

図3.3 データベースの削除の手順

この節で使用する例として、以下のデータベースを想定します。

データベース:

在庫管理DB

スキーマ:

STOCKS

順序:

順序1

表:

在庫表、発注表、在庫一時表

表のDSO:

発注表DSO

表のDSI:

在庫表DSI、関西発注表DSI

インデックス:

在庫一時表IX

インデックスのDSO:

製品番号IXDSO

インデックスのDSI:

製品番号IXDSI

データベーススペース:

DBSP_1、DBSP_2

プロシジャルーチン:

PROC002

ファンクションルーチン:

USER001

トリガ:

発注トリガ

スコープ:

東京スコープ

一時表の削除

一時表の削除は、DROP TABLE文を使用します。

一時表“在庫一時表”を削除

DROP TABLE  STOCKS.在庫一時表  CASCADE
                       ↑
                      表名

一時表のインデックスの削除

一時表のインデックスの削除は、DROP INDEX文を使用します。

一時表のインデックス“在庫一時表IX”を削除

DROP INDEX  STOCKS.在庫一時表.在庫一時表IX
                                    ↑
                              インデックス名

スコープの削除

スコープの削除は、DROP SCOPE文を使用します。

スコープ“東京スコープ”を削除

DROP SCOPE  東京スコープ
                   ↑
               スコープ名

インデックスの格納構造の削除

インデックスの格納構造の削除は、DROP DSI文およびDROP DSO文を使用します。

在庫管理DBに属するインデックスのDSI、およびインデックスのDSOを削除

DROP DSI    製品番号IXDSI;
                   ↑
                  DSI名

DROP DSO    製品番号IXDSO;
                   ↑
                  DSO名 

DROP DSI文で指定されたDSIが削除されると同時に、そのDSIに割り付けられているデータベーススペース内の格納データはすべて無効になります。

また、インデックス定義でインデックスの格納構造を定義した場合は、以下の方法で削除することもできます。

在庫管理DBに属するインデックスを削除

DROP INDEX STOCKS.在庫表.IDX1
                          ↑
                    インデックス名

DROP INDEX文で指定されたインデックスが削除されます。このとき、インデックスのDSIおよびインデックスのDSOが削除されます。

表の格納構造の削除

表の格納構造の削除は、DROP DSI文およびDROP DSO文を使用します。

在庫管理DBに属する表のDSIおよび表のDSOを削除

DROP DSI    関西発注表DSI;
                        ↑
                       DSI名

DROP DSI    在庫表DSI;
                 ↑
               DSI名

DROP DSO    発注表DSO;
                 ↑
                DSO名 

DROP DSI文で指定された表のDSIおよびDROP DSO文で指定された表のDSOが削除されます。

プロシジャルーチンの削除

プロシジャルーチンの削除は、DROP PROCEDURE文を使用します。プロシジャルーチンを削除すると、プロシジャに対する権限情報も削除されます。

スキーマSTOCKSからプロシジャルーチンPROC002を削除

DROP PROCEDURE  STOCKS.PROC002
                           ↑
                        ルーチン名

ファンクションルーチンの削除

ファンクションルーチンの削除は、DROP FUNCTION文を使用します。ファンクションルーチンを削除すると、ファンクションルーチンに対する権限情報も削除されます。

スキーマSTOCKSからファンクションルーチンUSER001を削除

DROP FUNCTION  STOCKS.USER001
                         ↑
                     ルーチン名

トリガの削除

トリガの削除は、DROP TRIGGER文を使用します。

在庫管理DBに属するトリガを削除

DROP TRIGGER   STOCKS.発注トリガ
↑ トリガ名

ビューの削除

ビューの削除は、DROP VIEW文を使用します。

在庫管理DBに属するビューを削除

DROP VIEW  STOCKS.在庫ビュー   CASCADE
                      ↑
                ビュー表の表名

DROP VIEW文で指定されたビューが削除されます。

表の削除

表の削除は、DROP TABLE文を使用します。表を削除すると、表に対する権限情報も削除されます。

在庫管理DBに属する表を削除

DROP TABLE   STOCKS.在庫表   RESTRICT;
                      ↑
                     表名

DROP TABLE   STOCKS.発注表   RESTRICT;
                      ↑
                     表名

DROP TABLE文で指定された表が削除されます。

順序の削除

順序の削除は、DROP SEQUENCE文を使用します。順序を削除すると、順序に対する権限情報も削除されます。

在庫管理DBに属する順序を削除

DROP SEQUENCE  STOCKS.順序1
                        ↑
                      順序名

スキーマの削除

スキーマの削除は、DROP SCHEMA文を使用します。スキーマを削除すると、スキーマに対する権限情報も削除されます。

在庫管理DBに属するスキーマを削除

DROP SCHEMA   STOCKS   RESTRICT
                ↑
            スキーマ名

DROP SCHEMA文で指定されたスキーマが削除されます。

データベーススペースの削除

データベーススペースの削除は、DROP DBSPACE文を使用します。データベーススペースを削除すると、データベーススペースに対する権限情報も削除されます。

在庫管理DBに属するデータベーススペースを削除

DROP DBSPACE   DBSP_1;
                 ↑
        データベーススペース名

DROP DBSPACE   DBSP_2;
                 ↑
        データベーススペース名

データベースの削除

データベース名の削除は、DROP DATABASE文を実行します。

在庫管理DBを削除

DROP DATABASE   在庫管理DB
                     ↑
              データベース名