データベースの削除は一連の操作によって行われます。操作の手順を以下に示します。
この節で使用する例として、以下のデータベースを想定します。
在庫管理DB
STOCKS
順序1
在庫表、発注表、在庫一時表
発注表DSO
在庫表DSI、関西発注表DSI
在庫一時表IX
製品番号IXDSO
製品番号IXDSI
DBSP_1、DBSP_2
PROC002
USER001
発注トリガ
東京スコープ
インデックスの格納構造の削除は、DROP DSI文およびDROP DSO文を使用します。
在庫管理DBに属するインデックスのDSI、およびインデックスのDSOを削除
DROP DSI 製品番号IXDSI; ↑ DSI名 DROP DSO 製品番号IXDSO; ↑ DSO名
DROP DSI文で指定されたDSIが削除されると同時に、そのDSIに割り付けられているデータベーススペース内の格納データはすべて無効になります。
また、インデックス定義でインデックスの格納構造を定義した場合は、以下の方法で削除することもできます。
表の格納構造の削除は、DROP DSI文およびDROP DSO文を使用します。
在庫管理DBに属する表のDSIおよび表のDSOを削除
DROP DSI 関西発注表DSI; ↑ DSI名 DROP DSI 在庫表DSI; ↑ DSI名 DROP DSO 発注表DSO; ↑ DSO名
DROP DSI文で指定された表のDSIおよびDROP DSO文で指定された表のDSOが削除されます。
プロシジャルーチンの削除は、DROP PROCEDURE文を使用します。プロシジャルーチンを削除すると、プロシジャに対する権限情報も削除されます。
スキーマSTOCKSからプロシジャルーチンPROC002を削除
DROP PROCEDURE STOCKS.PROC002
↑
ルーチン名
ファンクションルーチンの削除は、DROP FUNCTION文を使用します。ファンクションルーチンを削除すると、ファンクションルーチンに対する権限情報も削除されます。
スキーマSTOCKSからファンクションルーチンUSER001を削除
DROP FUNCTION STOCKS.USER001
↑
ルーチン名
在庫管理DBに属するビューを削除
DROP VIEW STOCKS.在庫ビュー CASCADE
↑
ビュー表の表名
DROP VIEW文で指定されたビューが削除されます。
表の削除は、DROP TABLE文を使用します。表を削除すると、表に対する権限情報も削除されます。
在庫管理DBに属する表を削除
DROP TABLE STOCKS.在庫表 RESTRICT; ↑ 表名 DROP TABLE STOCKS.発注表 RESTRICT; ↑ 表名
DROP TABLE文で指定された表が削除されます。
順序の削除は、DROP SEQUENCE文を使用します。順序を削除すると、順序に対する権限情報も削除されます。
在庫管理DBに属する順序を削除
DROP SEQUENCE STOCKS.順序1
↑
順序名
スキーマの削除は、DROP SCHEMA文を使用します。スキーマを削除すると、スキーマに対する権限情報も削除されます。
在庫管理DBに属するスキーマを削除
DROP SCHEMA STOCKS RESTRICT
↑
スキーマ名
DROP SCHEMA文で指定されたスキーマが削除されます。