データベース用の領域に、ネットワークファイルのパーティションを割り当てます。なお、データベーススペースをネットワークファイル上に作成することができる各OSおよび製品については、“2.5 データベーススペースの作成”の“表2.5 基本アーキテクチャの機能差”を参照してください。
データベーススペースの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。
CREATE DBSPACE文を実行することにより、データベーススペースと実際のネットワークファイルが対応づけられます。また、データベーススペースと使用するログ環境も対応づけられます。さらに、RDBディクショナリにデータベーススペースに関する情報が登録されます。
CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するネットワークファイル名を指定します。
在庫管理DBのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を以下に示します。
データベーススペースDBSP_1およびDBSP_2を作成します。それぞれのデータベーススペースには、データベース専用の以下のネットワークファイルを割り当てます。
Solaris/Linuxの場合
データベーススペースDBSP_2は、データベース専用のネットワークファイル(ファイル名:/RDB/DBS01)をあてるものとします。
CREATE DBSPACE DBSP_2 ALLOCATE NETWORK FILE /RDB/DBS01 ATTRIBUTE SPACE(500M);
Windowsの場合
データベーススペースDBSP_1は、“RDBSEV”というマシンの共用フォルダ“RDB2”に“DBSP1”というファイル名で作成します。
CREATE DBSPACE DBSP_1 ALLOCATE NETWORK FILE \\RDBSEV\RDB2\DBSP1 ATTRIBUTE SPACE(6M);