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Symfoware Server V12.2.0 RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

2.5 データベーススペースの作成

データベースのための領域としてのデータベーススペースを作成します。データベーススペースは、データベースのためのディスク内の領域で、ローデバイス、ローカルファイルおよびネットワークファイル上に作成できます。各OSおよび製品で、データベーススペースを作成できる媒体は以下のとおりです。

表2.5 基本アーキテクチャの機能差

プラットフォーム・
対応製品

Solaris

Linux

Windows

機能分類

EEE

EE

SE

EEE

EE

SE

EE

SE

媒体種別

ローデバイス

ローカルファイル

ネットワークファイル

○ : 機能あり
― : 機能なし

データベーススペース作成時には、データベーススペースごとにログ環境を対応づけることができます。

また、データベーススペースごとに格納データの暗号化を指定することができます。

データベーススペースとディスクの関係およびデータベーススペースとログ環境との対応づけについて、以下で説明します。


Windows

注意

  • データベーススペースを作成するドライブのプロパティとして、“ドライブを圧縮してディスク領域を空ける”を設定しないでください。ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。

  • データベーススペースを作成するフォルダのプロパティとして[全般タブ]属性の[詳細設定]である、“圧縮属性または暗号化属性”を設定しないでください。
    圧縮属性とした場合、ドライブ圧縮と同様に通常のI/O処理と比較して性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
    暗号化属性とした場合、Symfoware/RDBで使用する各資源の作成者(rdblogコマンド、rdbcrdicコマンドなどの実行ユーザ)とSymfoware Serverのサービス起動で動作するSymfoware Serverプロセスの実行者(ユーザ登録されないWindows(R)システムユーザ)が異なるため、暗号解除ができずアクセスエラーが発生するためです。