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Symfoware Server V12.2.0 RDB運用ガイド(データベース定義編)
FUJITSU Software

2.5.1 ローデバイスに作成する場合

SolarisSolarisの場合
データベース用の領域には、ディスク内のパーティションをそのまま割り当てます。データベーススペースの作成までに、実際のローデバイスが獲得されている必要があります。

LinuxLinuxの場合
データベース用の領域には、ディスク内のパーティションをそのまま割り当てます。データベーススペースの作成までに、実際のローデバイスが獲得されている必要があります。

データベーススペースの作成は、CREATE DBSPACE文で行います。

CREATE DBSPACE文を実行することにより、データベーススペースと実際のローデバイスとが対応づけられます。また、データベーススペースと使用するログ環境も対応づけられます。さらに、RDBディクショナリにデータベーススペースに関する情報が登録されます。


CREATE DBSPACE

CREATE DBSPACE文では、データベーススペース名と、データベーススペースを作成するローデバイス名を指定します。

在庫管理DBのためのデータベーススペースの定義を実行するCREATE DBSPACE文の例を以下に示します。

SolarisSolarisの場合
データベーススペースDBSP_1、DBSP_2およびDBSP_3を作成します。それぞれのデータベーススペースには、データベース専用の以下のローデバイスを割り当てます。これらのローデバイスはすでに定義済で実在するものとします。

  • DBSP_1・・・/dev/rdsk/c1t0d1s1

  • DBSP_2・・・/dev/rdsk/c2t0d2s3

  • DBSP_3・・・/dev/rdsk/c3t0d3s3

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c1t0d1s1;
CREATE DBSPACE  DBSP_2  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c2t0d2s3;
CREATE DBSPACE  DBSP_3  ALLOCATE RAWDEVICE /dev/rdsk/c3t0d3s3;

LinuxLinuxの場合
データベーススペースDBSP_1、DBSP_2およびDBSP_3を作成します。それぞれのデータベーススペースには、データベース専用の以下のローデバイスを割り当てます。これらのローデバイスはすでに定義済で実在するものとします。

  • DBSP_1・・・/dev_symfoware/raw10

  • DBSP_2・・・/dev_symfoware/raw11

  • DBSP_3・・・/dev_symfoware/raw12

CREATE DBSPACE  DBSP_1  ALLOCATE RAWDEVICE /dev_symfoware/raw10;
CREATE DBSPACE  DBSP_2  ALLOCATE RAWDEVICE /dev_symfoware/raw11;
CREATE DBSPACE  DBSP_3  ALLOCATE RAWDEVICE /dev_symfoware/raw12;

データベーススペース名

データベーススペース名には、36文字以内の先頭が英字で始まる英数字、または18文字以内の日本語文字列を指定します。

ローデバイス名

データベーススペースに割り当てるローデバイス名を指定します。

マルチRDB運用の場合の注意事項

SolarisLinuxSolaris/Linuxの場合
マルチRDB運用を行う場合は、他のSymfoware/RDB環境とローデバイスを二重に使用するおそれがあります。ローデバイスの作成後、各システムの起動ユーザしかアクセスできないようにchownコマンドおよびchmodコマンドを使用して、アクセス権を設定してください。chownコマンドおよびchmodコマンドの詳細は、使用しているOSのコマンド文法書を参照してください。