4.3.2 既存のDSIの再定義による容量拡張

既存のDSIの再定義による容量拡張の作業の流れは、以下のようになります。

追加データベーススペースの作成
データベーススペースをrdbddlexコマンドのCREATE DBSPACE文で作成します。既存のデータベーススペースを利用する場合には、この操作は不要です。
データのアンロード
rdbunlコマンドを使用して、該当のDSIの格納データをアンロードしておきます。
既存のDSIの削除
rdbddlexコマンドのDROP DSI文で、該当のDSIを削除します。
DSIの再定義
rdbddlexコマンドのCREATE DSI文で、新規のデータベーススペースを追加した形でDSIを再定義します。
データのロード
rdbsloaderコマンドを使用して、2でバックアップしていたデータをロードします。

以下に既存のDSIを削除し、新規データベーススペースを追加する形で再定義および再作成する例を示します。この例は、在庫表に対応する在庫表ＤＳＩにデータベーススペースDBSP_4を追加補充し容量を拡張する例です。なお、DBSP_4は/database/rdb/data/DB_SP1上に作成されるものとします。

図4.1 既存のDSIの再定義による容量拡張

DBSP: データベーススペース