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PRIMEFLEX for HA Database 業務開発ガイド(Open SQL編)
FUJITSU Integrated System

4.1.5 C言語用ライブラリ(libpq)を利用する場合

接続サービスファイルの利用を推奨します。“4.1.4 接続サービスファイルを利用する場合”を参照してください。

接続サービスファイルを利用しない場合は、データベース接続制御関数(PQconnectdbParams、PQconnectdbなど)または環境変数に、以下の情報を設定します。

表4.5 設定する情報

パラメータ(環境変数名)

説明

host(PGHOST)

カンマ区切りでホスト名を指定します。

hostaddr(PGHOSTADDR)

カンマ区切りでIPアドレス1およびIPアドレス2を指定します。

port(PGPORT)

カンマ区切りで接続先のポート番号を指定します。
hostまたはhostaddrのn番目に指定したサーバのポート番号は、portのn番目に指定してください。

ポート番号は省略できます。省略した場合には、26500になります。ポート番号が26500以外の場合は、カンマ区切りで同じポート番号を2つ記述します。

hostにn個指定されていた場合、portのn+1番目以降の指定は無視されます。

target_server(PGXTARGETSERVER)

アプリケーションが接続するサーバの選択順を指定します。
詳細は“ターゲットサーバ”を参照してください。


URIを使用する場合
postgresql://host1[:port1],host2[:port2][,...]/database_name
[?target_server={primary | prefer_standby}]
  • IPv6を使用する場合、ホストは[host]の形式で指定してください。

    [指定例]

    postgresql://postgres@[2001:Db8::1234]:26500,192.168.1.1:26500/database_name

key-valueを使用する場合
host=host1[,host2] port=port1[,port2] user=user1 password=pwd1 dbname=mydb [target_server={primary | prefer_standby}]
  • IPv6を使用する場合、ホストはhostの形式で指定してください。

    [指定例]

    host=2001:Db8::1234,192.168.1.1 port=26500,26500

ポイント

接続パラメータconnect_timeoutを利用する場合には、指定した各ホストへの接続に対してconnect_timeoutが適用されます。二重化されているデータベースサーバの両方がダウンしている場合、接続がタイムアウトするまでには、connect_timeoutの2倍の時間がかかります。

参考

パスワードファイル(.pgpass) を使用する場合は、各サーバに合致するエントリを記述してください。

  • 例1

    host1:port1:dbname:user:password
    host2:port2:dbname:user:password
  • 例2

    *:port:dbname:user:password

参照

詳細は、“PostgreSQL文書”の“クライアントインターフェース”の“libpq - C ライブラリ”を参照してください。