PRIMEFLEX for HA Databaseでは、アプリケーションは、データベースが二重化されていることを意識せずに、データベースへ接続できます。接続済みのプライマリサーバがダウンした場合には、コネクションが切断されます。同じ設定を用いて再接続するだけで、切り替え先のプライマリサーバへ接続することができます。
アプリケーションがプライマリサーバのデータベースに接続するための接続先サーバの情報として以下を設定します。
PRIMEFLEX for HA Databaseのセットアップ時に設定した2つの業務ネットワークのIPアドレス(業務用のIPアドレス)またはホスト名を指定します。ホスト名は、hostsファイルに設定した、PRIMEFLEX for HA Databaseの業務用のIPアドレスに対応するホスト名です。
PRIMEFLEX for HA Databaseのセットアップ時に設定したポート番号です。
ポート番号は、Open SQL Administratorで確認できます。詳細は、“6.2.1 通信の設定”を参照してください。
指定した接続先サーバの情報の中から、アプリケーションが接続するサーバの選択順を指定します。ターゲットサーバに指定する値は、それぞれ以下の意味です。省略した場合には、primary になります。
指定した“IPアドレスまたはホスト名”の中から、プライマリサーバを選択して接続します。更新を伴うアプリケーションや、REINDEX や VACUUM といった管理作業のように、プライマリサーバでのみ実行可能な作業を行う場合に指定します。
指定した“IPアドレスまたはホスト名”の中から、スタンバイサーバを優先的に選択して接続します。スタンバイサーバが存在しない場合には、プライマリサーバに接続します。
この指定方法は、推奨しません。指定した“IPアドレスまたはホスト名”の中から、指定された順番に接続先を選択していきますが、最初に接続に成功したサーバがスタンバイサーバの場合には、常に更新が失敗するためです。
この指定方法は、PostgreSQL JDBCドライバにおいて、マニュアルには非公開の方法で、同じような接続を行う機能があり、その機能に強く依存するようなアプリケーションのために用意されたものです。