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PRIMEFLEX for HA Database 利用ガイド
FUJITSU Integrated System

D.3 ネットワークの変更

PRIMEFLEX for HA Databaseの設置場所を変更する場合など、PRIMEFLEX for HA Databaseで使用している業務ネットワーク、内部ネットワーク、または管理ネットワークのIPアドレスを変更する場合は、以下の手順で実施してください。

注意

  • IPアドレスの変更には、変更前の管理用のIPアドレスが必要です。

  • 変更するIPアドレスが、接続されている機器で使用されていないことを確認してください。

  1. IPアドレスの変更時はデータベースの運用が停止するので、事前にアプリケーションの停止や、利用者への停止アナウンスをします。

  2. 管理端末で、Appliance Managerにログインします。
    Webブラウザのアドレスバーに、以下のURLを入力します。

    https://管理用のIPアドレス/appmgr/
  3. Appliance Managerの[ホーム]画面から、[構成変更]タブを選択し、次に[ネットワーク設定]タブを開きます。
    [ネットワーク設定]画面には、初期値として現在の設定値が表示されます。

  4. 変更するIPアドレスを指定します。

    1. 業務ネットワークのIPアドレス(IPv4)を変更する場合
      [IPv4アドレスを使用する]をチェックし、業務ネットワークと接続するための2つのIPv4形式のIPアドレスを指定します。

    2. 業務ネットワークのIPアドレス(IPv6)を変更する場合
      [IPv6アドレスを使用する]をチェックし、業務ネットワークと接続するための2つのIPv6形式のIPアドレスを指定します。

    3. 内部ネットワークのIPアドレスを変更する場合
      [内部ネットワークで使用するIPアドレス(IPv4形式)]に、内部ネットワークで使用するIPv4形式のIPアドレスを指定します。

    4. 管理ネットワークのIPアドレスを変更する場合
      管理ネットワークで使用するIPv4形式のIPアドレスを指定します。
      管理ネットワークの各入力欄に、管理ネットワークで使用するIPv4形式のIPアドレスを指定します。

  5. [変更]ボタンをクリックします。
    ネットワークの設定が変更され、ServerUnit#1およびServerUnit#2がシャットダウンします。

  6. 管理ネットワークのサーバユニットのIPアドレスを変更した場合は、続いて故障監視のための設定を行います。管理ネットワークのサーバユニットのIPアドレスの変更がなければ、手順12.に進んでください。
    ServerUnit#1およびServerUnit#2をシャットダウンしたままで、故障監視のための設定を行います。
    Webブラウザに、サーバユニットのiRMCの変更後のIP1のアドレスを指定してください。

    http://サーバユニットのiRMCの変更後のIP1のアドレス/

    認証画面が表示されます。ユーザー名:「admin」、パスワードはセットアップ時に変更したパスワードでアクセスしてください。

    注意

    認証画面が表示されない場合には、しばらく待ってから、再度、WebブラウザにサーバユニットのiRMCのIP1のアドレスを指定してアクセスしてください。

  7. 認証が完了するとServerViewの画面が表示されます。
    画面が英語で表示されている場合、画面右上の[日本語]リンクをクリックしてください。

  8. 左画面のナビゲーションエリアのメニューで[通知情報設定]の[SNMPトラップ設定]を選択すると、以下の画面が表示されます。

  9. 右画面の[SNMPトラップ送信先]の[SNMPサーバ1]の[IPアドレスまたはDNS名]欄に、変更後の管理ネットワークのサーバユニットのIP1を設定します。次に、[SNMPサーバ2]の[IPアドレスまたはDNS名]欄に、変更後の管理ネットワークのサーバユニットのIP2を設定し、[適用]ボタンをクリックしてください。

  10. Webブラウザに、サーバユニットのiRMCの変更後のIP2のアドレスを指定してください。

    http://サーバユニットのiRMCの変更後のIP2のアドレス/

    認証画面が表示されます。ユーザ名:「admin」、パスワードはセットアップ時に変更したパスワードでアクセスしてください。

  11. 手順7.~9.を実行してください。

  12. PRIMEFLEX for HA Databaseの電源を投入し、Appliance Managerの[ホーム]画面に表示される稼働状態の表示でPRIMEFLEX for HA Databaseの起動を確認したら、アプリケーションを再開し、利用者へ再開をアナウンスします。電源の投入については、“3.7.1 電源の投入”を参照してください。

ポイント

  • PRIMEFLEX for HA Databaseを移設する場合は、上記の手順12の前に機器の移設を実施してください。
    その際、StorageUnitの電源を切断してください。電源を切断するには、“設置ガイド”の“StorageUnitの装置図”を参照して電源ボタンの位置を確認し、長押しします。

  • 機器にすでに設定されたIPアドレスを、別の機器のIPアドレスとして再設定する場合は、双方の機器を一旦、未使用のIPアドレスに設定して、ネットワークの変更を完了させてください。その後、変更したいIPアドレスを設定して、再度ネットワークの変更を実施してください。