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Symfoware Server V12.1.2 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

12.1 動作条件

並列検索を使用するための条件を説明します。

並列検索を使用することができるSQL文

一般的なSELECT文のほかに、以下のSQL文でも並列検索を使用することができます。ただし、“並列検索を使用できない条件”に該当する場合には、並列検索を使用することができません。

並列検索を使用できない条件
  • 外部テーブルを指定している

  • 一時テーブルを指定している

  • テーブルがTOASTテーブルを保持している
    TOASTテーブルを保持しているかどうかは、以下のSQL文を実行することで確認できます。

    select reltoastrelid as oid_of_toast_table from pg_catalog.pg_class where relname='テーブル名';

    出力されるTOASTテーブルのOIDが0の場合、このテーブルはTOASTテーブルを保持していません。その他の値が出力された場合、このテーブルは、その値のOIDのTOASTテーブルを保持しています。

  • 副問合せを指定している

  • WITH OIDS句で定義したテーブルを指定している

  • LIMIT句を指定している

  • ロック処理句(FOR UPDATEなど)を指定している

  • 並列処理で許可されている関数以外を指定している
    関数については、“12.3 利用可能な関数の確認方法”を参照してください


実行時の動作条件

以下のいずれかに該当した場合には、システムが性能面で効果が得られないと判断して、並列検索をスケジュールしません。並列検索が動作したかどうかの確認方法、また動作しない場合の対処方法は、“12.2.2 開発”の“2.効確認”で確認することができます。

ただし、上記の条件については、チューニングにより変更可能な条件があります。詳細は“運用ガイド”の“パラメータ”を参照してください。