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Systemwalker Software Configuration Manager 解説書
FUJITSU Software

2.4 ソフトウェアパラメーター管理

Systemwalker Software Configuration Managerは、管理対象サーバにインストールされているソフトウェアにパラメーターを設定して管理できます。ただし、Solaris管理対象サーバに対してのパラメーターの設定/収集はサポートしていません。

ソフトウェアパラメーターの管理の全体の流れを以下に示します。

  1. ソフトウェア構成情報の収集Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】

    インストールされている富士通ミドルウェアの情報を収集するため、管理対象サーバをディスカバリします。富士通ミドルウェア情報は、UpdateAdvisor(ミドルウェア)により収集します。

  2. ソフトウェアの登録【インフラ管理者の作業

    UpdateAdvisor(ミドルウェア)に対応していないソフトウェアを管理する場合は、管理対象サーバにインストールされているソフトウェア情報をコマンドで登録します。

  3. 設定するパラメーターの登録【インフラ管理者の作業】

    インフラ管理者は、ソフトウェアに設定するパラメーターを定義します。パラメーターの一覧とパラメーターを設定するスクリプトを、パラメーター設定定義で指定します。パラメーター設定定義は、コマンドで登録します。

    本製品が事前に登録しているパラメーター設定定義を利用する場合は、本作業は不要です。

  4. 収集するパラメーターの登録【インフラ管理者作業】

    インフラ管理者は、ソフトウェアから収集するパラメーターを定義します。パラメーターの一覧とパラメーターを収集するスクリプトを、パラメーター収集定義で指定します。パラメーター収集定義は、コマンドで登録します。

    本製品が事前に登録しているパラメーター収集定義を利用する場合は、本作業は不要です。

  5. ソフトウェアとパラメーターの関連付け【インフラ管理者の作業】

    インフラ管理者は、パラメーター設定定義とパラメーター収集定義をソフトウェアに関連付けます。ソフトウェアとパラメーターの関連付けは、コマンドで行います。

    本製品が事前に登録しているソフトウェアの定義を利用する場合は、本作業は不要です。

  6. パラメーターに設定する値を登録【インフラ管理者の作業】

    インフラ管理者は、パラメーターに設定する値を事前定義のパラメーターとして定義できます。何度も同じ値を設定する場合や、事前に設定する値のセットが決まっている場合は、事前定義のパラメーターを使用すると便利です。パラメーターには、値を指定するだけでなくファイルを指定することも可能です。事前定義のパラメーターは、コマンドで登録します。なお、ファイルはパッケージとして登録します。

  7. パラメーター設定の依頼インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者の作業】

    テナント管理者またはテナント利用者は、管理コンソールログインしてパラメーター設定を依頼します。依頼の受付、完了、異常終了は、メール通知で受け取ります。

    インフラ管理者は、管理サーバ上のコマンドで、パラメーター設定の依頼を実行できます。

  8. パラメーターの設定Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】

    Systemwalker Software Configuration Managerは、指定されたパラメーターを管理対象サーバに設定します。

  9. 実行状況の確認【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者の作業】

    パラメーター設定の状況を管理コンソール、または管理サーバ上のコマンドで確認します。

  10. パラメーターの収集Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】

    ソフトウェアのパラメーターを収集するため、管理対象サーバをディスカバリします。パラメーターの値を収集するだけでなく、ファイルを収集することも可能です。

  11. パラメーターの確認【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者の作業】

    インフラ管理者、テナント利用者、およびテナント管理者は、管理コンソールにログインしてパラメーターを確認します。また、インフラ管理者は、管理サーバ上のコマンドで、パラメーターの値を確認できます。