管理対象サーバに対してソフトウェアのインストールを行います。ソフトウェアのインストールは構成変更を利用して行います。インストールできるソフトウェアは、サイレントインストールが可能なソフトウェアのみです。
構成変更
構成変更は、管理対象サーバに対してコマンドの実行やファイルの配付などの処理を任意に組み合わせて実行し、ソフトウェア構成情報の変更を行う機能です。これにより、ソフトウェアのインストールを行うことができます。また、以下の機能によりソフトウェア構成情報の変更を標準化・自動化することができます。
構成変更テンプレートにより、ソフトウェア構成情報の変更に必要な処理を規定化
メディアライブラリにより、構成変更に必要なファイルを資産として管理
ソフトウェアインストールの流れを以下に示します。
ソフトウェア情報の登録【インフラ管理者の作業】
UpdateAdvisor(ミドルウェア)に対応していないソフトウェアをインストールする場合は、ソフトウェア情報をコマンドで登録します。
資産の登録【インフラ管理者】
インフラ管理者は、ソフトウェアのインストールに必要なファイルをあらかじめ資産としてメディアライブラリに登録します。
構成変更テンプレートの作成【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者】
テナント管理者またはテナント利用者は、管理コンソールにログインして構成変更テンプレートを作成します。構成変更テンプレートに、ソフトウェアのインストールに必要な処理や、パラメーター、資産を定義します。構成変更テンプレートは、マニュアル等のソフトウェアベンダーが提供する情報をもとに作成します。
構成変更の依頼【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者】
テナント管理者またはテナント利用者は、管理コンソールにログインして構成変更を依頼します。この依頼の受付、完了、または、異常終了については、メール通知で受け取ります。
インフラ管理者は、管理サーバ上のコマンドで、構成変更の依頼を行うことができます。
ソフトウェアのインストール【Systemwalker Software Configuration Managerでの処理】
Systemwalker Software Configuration Managerは、構成変更テンプレートで定義された処理にしたがって、管理対象サーバに対してソフトウェアのインストールを行います。
実行状況の確認【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者】
構成変更の実行状況を管理コンソール、または管理サーバ上のコマンドで確認します。
ソフトウェア情報の収集【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者】
管理対象サーバにインストールされているソフトウェア情報を確認します。
富士通ミドルウェア情報は、ディスカバリを行いUpdateAdvisor(ミドルウェア)により収集します。
UpdateAdvisor(ミドルウェア)に対応していないソフトウェア情報は、管理対象サーバにログインして確認します。確認後、管理対象サーバにインストールされているソフトウェア情報をコマンドで登録します。
ソフトウェア情報の確認【インフラ管理者/テナント管理者/テナント利用者】
インフラ管理者、テナント利用者、およびテナント管理者は、管理コンソールにログインしてソフトウェア情報を確認します。インフラ管理者は、管理サーバ上のコマンドで、ソフトウェア情報を確認できます。