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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

32.4.14 view.keypadオブジェクト

エミュレータのキーパッドをカスタマイズします。

メソッド名

機能

getStyle

キーパッドの表示スタイルを取得

setButtonRowCol

キーパット表示(行数、表示ボタン数)を設定

setKey

キーパッド指定された面の指定されたキーを設定

setPosition

キーパッドの表示設定

setPreset

キーパッドのプリセットを指定

setSize

キーパッドの表示設定

setStyle

キーパッドの表示スタイルを設定


getStyle

キーパッドの表示スタイルを取得

エミュレータ上のキーパッドの表示スタイルを取得します。


●呼び出し形式

getStyle()

●パラメータ

ありません


●リターン値

関数の呼び出しに成功すると現在のエミュレータのキーパッドの表示スタイルを示すスタイル名(文字列)を返します。

スタイル名

表示スタイル

"none"

非表示

"fixed"

エミュレータ画面の下端に固定表示

"fixed-left"

エミュレータ画面の左端に固定表示

"fixed-right"

エミュレータ画面の右端に固定表示

"fixed-top"

エミュレータ画面の上端に固定表示

"fixed-bottom"

エミュレータ画面の下端に固定表示(fixedと同じ)

"float"

エミュレータ画面上を移動可能(キー配置は横並び表示)

"float-landscape"

同上

"float-portrait"

エミュレータ画面上を移動可能(キー配置は縦並び表示)


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

var keyStyle = dspemu.view.keypad.getStyle();  // キーパッドの表示スタイルを取得

setButtonRowCol

キーパッドの表示形式の設定

エミュレータ上に表示するキーパットの最大表示面数、表示行数、表示ボタン数を指定します。


●呼び出し形式

setButtonRowCol(surface, row, col)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

surface

表示するキーパッドの最大面数を指定

省略できません

row

キーパッド表示行数の指定

省略できません

col

キーパッド表示ボタン数の指定

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.keypad.setButtonRowCol(1, 2, 10);  // キーパッドをボタン数10個の2行で1面のみ表示

setKey

キーパッドの指定面のキーボタンを設定

キーパッドの指定面に定義されているキーボタンを指定したボタンに変更します。
actionパラメータには、macroオブジェクトのType関数に指定可能な文字列を指定してください。


●呼び出し形式

setKey(surface, row, col, name, action)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

surface

ボタンを設定するキーパッドの面を数値で指定

省略できません

row

キーパッドの行を数値で指定

省略できません

col

キーパッドの桁を数値で指定

省略できません

name

キーパッドの表示ボタン名を文字列で指定

省略できません

action

ボタンのアクションを文字列で指定

省略できません


参考

マクロ実行をボタンに設定する場合は、actionパラメータに以下のように指定します。
(test1.srcを実行する例)

[MACRO:test1.scr]


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.keypad.setKey(1, 1, 1, "LOGON", "LOGON[ENTER]");  // 1面1行1桁のボタンを、実行キーを入力するボタン"LOGON"に設定

setPosition

キーパッドの表示位置・サイズを設定

エミュレータ上のキーパッドの表示位置やサイズを設定します。

注意

  • 表示設定の変更はキーパッドのスタイルがfloatの場合のみ有効です。

  • 本メソッドはエミュレータと同一ウィンドウから呼び出してください。


●呼び出し形式

setPosition(top, left, width, height)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

top

キーパッドを表示する左上位置をエミュレータ画面の行で指定(1~24)
位置を変更しない場合はnullを指定

省略できません

left

キーパッドを表示する左上位置をエミュレータ画面の桁で指定(1~80)
位置を変更しない場合はnullを指定

省略できません

width

キーパッドの幅を文字単位で指定
(1~80)

幅を変更しません

height

キーパッドの高さを文字単位で指定
(1~24)

高さを変更しません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.keypad.setStyle("float");  // キーパッドのスタイルをfloatに指定
dspemu.view.keypad.setPosition (1, 1, 80, 2); // 1行1桁に幅80文字で高さ2文字分のキーバッドを設定

setPreset

キーパッドのプリセットを指定

エミュレータのキーパッドを、PC用、タブレット端末用に最適化した標準セットに切り替えます。


●呼び出し形式

setPreset(preset)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

preset

"pc"

従来のキーパッドを表示

省略できません

"tablet"

タブレット端末用に最適化したキーパッドを表示


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.keypad.setPreset("tablet"); // タブレット用のキーパッドを指定

setSize

キーパッドの表示サイズを設定

エミュレータ上に表示するキーパットの表示サイズ(幅、高さ)を指定します。


注意

表示サイズの変更はキーパッドのスタイルがfloatの場合のみ有効です。


●呼び出し形式

setSize(width, height)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

width

キーパッドの幅を文字単位で指定
(1~80)

省略できません

height

キーパッドの高さを文字単位で指定
(1~24)

省略できません


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.keypad.setStyle("float");  // キーパッドのスタイルをfloatに指定
dspemu.view.keypad.setSize(80, 2); // キーパッドのサイズを幅80文字で高さ2文字分に設定

setStyle

キーパッドの表示スタイルを設定

エミュレータのキーパッドを指定の表示スタイルに設定します。


●呼び出し形式

setStyle(style)

●パラメータ

パラメータ

説明

省略時の初期値

style

"none"

非表示に設定

省略できません

"fixed"

エミュレータ画面の下端に固定表示(初期値)

"fixed-left"

エミュレータ画面の左端に固定表示

"fixed-right"

エミュレータ画面の右端に固定表示

"fixed-top"

エミュレータ画面の上端に固定表示

"fixed-bottom"

エミュレータ画面の下端に固定表示(fixedと同じ)

"float"
または
"float-landscape"

エミュレータ画面上を移動可能なキーパッドを表示(初期表示位置は下端)
※キーが横に並びます

"float-portrait"

エミュレータ画面上を移動可能なキーパッドを表示(初期表示位置は右端)
※キーが縦に並びます


●リターン値

関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。


●JavaScriptを用いて記述した例

var dspemu = new WsmgrDspemu();  // インスタンスの作成

dspemu.view.keypad.setStyle("fixed-right");   // 右端にキーパッドを表示