viewオブジェクトのテーブルデータ(Tableプロパティ)を操作します。
メソッド名  | 機能  | 
|---|---|
addData  | viewオブジェクトのTableプロパティにデータを追加  | 
clear  | viewオブジェクトのTableプロパティを初期化  | 
getData  | viewオブジェクトのTableプロパティを取得  | 
hide  | テーブルデータの非表示  | 
setAlign  | 列単位に文字列の表示位置を指定  | 
setData  | 指定されたテーブルデータをviewオブジェクトのTableプロパティに設定  | 
show  | テーブルデータの表示  | 
参考
エミュレータ画面に表示するテーブルデータは、CSSファイルを使用してスクリプトから指定することで、テーブルのスタイルをカスタマイズすることができます。
CSSファイルへ定義するテーブルのカスタマイズ用のクラスは下記を使用してください。
クラス名  | 説明  | 
|---|---|
navigation-table  | テーブルの要素すべてに指定されるクラスです。  | 
navigation-table-header-row  | テーブルの1行目をヘッダ行とした場合に、ヘッダ行に指定されるクラスです。  | 
navigation-table-header-cell  | テーブルの1行目をヘッダ行とした場合に、ヘッダ行の各項目(セル)に指定されるクラスです。  | 
navigation-table-data-line  | データ行に指定されるクラスです。  | 
navigation-table-even-row  | データ行の偶数行に指定されるクラスです。  | 
navigation-table-odd-row  | データ行の奇数行に指定されるクラスです。  | 
navigation-table-data-cell  | データ行の各項目(セル)に指定されるクラスです。  | 
CSSファイルは、必ずサーバ上のフォルダに格納し、スクリプトからはパス付きで指定してください。
viewオブジェクトのテーブルデータにデータを追加
viewオブジェクトのテーブルデータにデータを追加します。パラメータに配列が指定された場合は1行分のデータを追加します。
●呼び出し形式
addData(table)
●パラメータ
パラメータ  | 説明  | 省略時の初期値  | 
|---|---|---|
table  | テーブルデータとして追加する文字列のテーブルデータを指定  | 省略できません  | 
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 var table = dspemu.view.table.addData([["data1", "data2", "data3"], ["1", "2", "3"]]); // テーブルデータを追加
viewオブジェクトのTableプロパティのデータを消去
viewオブジェクトのTableプロパティのデータを消去します。
●呼び出し形式
clear()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.view.table.clear(); // データを消去
viewオブジェクトのTableプロパティのデータを取得
viewオブジェクトのテーブルデータ(Tableプロパティ)のデータを取得します。
●呼び出し形式
getData()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとviewオブジェクトのテーブルデータを返します。エラーが発生した場合はnullを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.view.table.addData([["data1", "data2", "data3"],["1", "2", "3"]]); // テーブルデータを追加 var table = dspemu.view.table.getData(); // データを取得
テーブルデータの非表示化
showメソッド、viewオブジェクトのShowTableDataメソッドでエミュレータ画面上に表示したテーブルデータを非表示にします。
●呼び出し形式
hide()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.view.table.addData([["data1", "data2", "data3"],["1", "2", "3"]]); // テーブルデータを追加 dspemu.view.table.show(-1, -1, -1, -1, true); // テーブルデータを表示 dspemu.view.table.hide(); // テーブルデータを非表示
文字列の表示位置指定
列単位に文字列の表示位置を指定します。
●呼び出し形式
setAlign(col, align, header)
●パラメータ
パラメータ  | 説明  | 省略時の初期値  | |
|---|---|---|---|
col  | 列を指定(1以上)  | 省略できません  | |
align  | "auto"  | 自動調整  | "auto"  | 
"left"  | 左寄せ表示  | ||
"center"  | 中央寄せ表示  | ||
"right"  | 右寄せ表示  | ||
header  | true  | ヘッダ行に指定  | false  | 
false  | データ行に指定  | ||
参考
setAlignで表示位置を指定しない場合は以下のように表示します。
ヘッダ行:中央寄せ
データ行:数値は右寄せ、数値以外は左寄せ("auto"指定時の動作)
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.view.table.setAlign(1, "left", true); // ヘッダ1列目を左寄せ表示指定 dspemu.view.table.setAlign(5, "right", true); // ヘッダ5列目を右寄せ表示指定
viewオブジェクトのTableプロパティへデータを設定
ユーザが定義したテーブルデータ(2次元配列)をviewオブジェクトのTableプロパティに設定します。
●呼び出し形式
setData(table)
●パラメータ
パラメータ  | 説明  | 省略時の初期値  | 
|---|---|---|
table  | viewオブジェクトに設定するテーブルデータ(2次元配列データ)  | 省略できません  | 
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.view.table.setData([["data1", "data2", "data3"], ["1", "2", "3"]]); // テーブルデータを設定
テーブルデータの取得と表示
viewオブジェクトのTableプロパティのテーブルデータを取得し、エミュレータ画面上の指定位置にテーブルとして表示します。事前に、setData、addDataメソッドを使用してTableプロパティにデータを設定しておく必要があります。
ポイント
表示されたテーブルは、エミュレータ画面の更新、またはホストとの通信が切れた場合に非表示となります。
テーブルデータにリモートフォントコード値が含まれる場合にテーブルのデータ部にリモートフォントを表示します。
テーブルデータに含まれる「[[」はアンエスケープされて「[」として表示します。
●呼び出し形式
show(row1, col1, row2, col2, hasHeader)
●パラメータ
パラメータ  | 説明  | 省略時の初期値  | |
|---|---|---|---|
row1  | データを表示するエミュレータ画面上の開始行を指定(1~24、または-1)  | 省略できません  | |
col1  | データを表示するエミュレータ画面上の開始桁を指定(1~80、または-1)  | 省略できません  | |
row2  | データを表示するエミュレータ画面上の終了行を指定(1~24、または-1)  | 省略できません  | |
col2  | データを表示するエミュレータ画面上の終了桁を指定(1~80、または-1)  | 省略できません  | |
hasHeader  | true  | テーブルデータの1行目をヘッダとする  | true  | 
false  | テーブルデータの1行目をヘッダとしない  | ||
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合はfalseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成 dspemu.view.table.show(5, -1, 20, -1, true); // テーブルデータを表示
注意
テーブルデータはエミュレータ画面上の表形式のデータに重ねて表示します。このため、テーブルの大きさが小さいとエミュレータ画面上の表の罫線がテーブルからはみ出してしまう場合があります。この場合、本メソッドで指定するテーブル開始桁と終了桁を1桁ずつ広げて指定してください。また、同時にscreenオブジェクトのgetTextArraysメソッドで指定する開始位置アドレスと終了位置アドレスも同様に1桁ずつ広げる必要があります。