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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

24.5 DUETユーティリティ

ディスプレイエミュレータとDUETファイル転送を連動してファイル転送するときは、ファイルの形式やレコード長などのパラメータを設定する必要があります。ファイル転送を行うたびにパラメータ指定をするのは、とても面倒なものです。DUETユーティリティとは、ファイル転送を行うときにパラメータを自動的に設定できるように、あらかじめファイルにパラメータの設定を登録しておくプログラムです。作成されるファイルをパラメータリストファイルと呼びます。
DUETユーティリティでは、パラメータリストファイルの新規作成/更新、複写、削除が行えます。

参考

Webサーバ上で作成したパラメータリストファイルは、管理ツールの[リソース]機能を利用して、ユーザやグループに関連づけることができます。
(→「8.2.9 リソースの関連付け」参照)


DUETユーティリティを起動する

DUETユーティリティはWebサーバ上で起動します。


WSMGR for Webをインストールしたときに作成されたグループファイルの中からDUETユーティリティのアイコンをダブルクリックします。


[DUETユーティリティ]ダイアログが表示されます。


●メニュー項目

[ファイル]メニュー

新規作成:

新規にパラメータリストファイルを作成します。

開く:

既存のパラメータリストファイルを更新します。

上書き保存:

編集中のパラメータリストファイルを保存します。

名前を付けて保存:

編集中のパラメータリストファイルを新しいファイルに保存します。

終了:

DUETユーティリティを終了します。

[ヘルプ]メニュー

WSMGR for Webのバージョン情報が表示されます。


DUETユーティリティを終了する

DUETユーティリティを終了するには、[ファイル]メニューから[終了]を選択します。


■パラメータリストファイルを新規作成/更新する

  1. DUETユーティリティを起動します。

  2. 既存のパラメータリストファイルを編集する場合は[ファイル]メニューから[新規作成]または[開く]を選択します。

  3. 各項目を設定します。

    パラメータリスト識別番号:

    パラメータリスト識別番号を指定します。
    識別番号は1~20の範囲で指定できます。

    一覧:

    指定パラメータリストファイルの登録内容が表示されます。
    一覧には、左から順に(1)パラメータリスト識別番号、(2)送受信識別、(3)ファイル形式、(4)パラメータリスト識別名が表示されます。

    パラメータリスト情報:

    指定したパラメータリストファイルの設定内容の詳細が表示されます。

  4. [設定]をクリックします。
    [パラメータリスト設定]ダイアログが表示されます。

  5. 各項目を設定します。

    識別名:

    パラメータリスト識別名を指定します。
    認識名は半角8文字以内で入力します。

    送受信区分:

    設定するパラメータリストファイルの送受信区分を指定します。

    ファイル形式:

    送信/格納する側のファイル形式を指定します。

    ファイル名:

    送信/格納するパソコンでのファイル名を指定します。‘¥’、‘:’、‘.’も入力できます。
    [参照]をクリックすると、[ファイルの指定]ダイアログからファイルを指定できます。

    格納方法:

    格納するファイルが新規なのか、すでに存在するファイルと入れ替えるのか、あるいは追加するのかを指定します。

    英数カナ変換:

    JISコードからEBCDICコードの変換を行うため、コード変換の方法を指定します。
    カナ、英小文字、デフォルト(エミュレータ起動時のプロファイルで定義されている入出力モード)、EBCDIC-ASCIIのいずれかを選択します。

    レコード形式:

    送信ファイルのレコード形式を指定します。

    レコード長:

    レコード長を指定します。
    可変長レコード形式が指定されている場合は、最大レコード長を意味します。

    タブストップの変換:

    タブストップの変換方法を指定します。
    0を指定するとタブコードを削除して送信します。
    1~20の範囲で指定すると、指定した文字数ごとにタブコードをスペースコードに変換します。

    漢字変換:

    パソコン側のテキストファイルに対するコード系を指定します。
    非漢字、第1・2水準とユーザ作成のJEF変換テーブルを利用した変換を行います。
    新JIS:パソコン側のテキストファイルをSJIS形式として扱います。

    拡張漢字のサポート:

    必ず‘未サポート’を指定してください。

  6. [OK]をクリックします。
    設定を確定して、[DUETユーティリティ]ダイアログに戻ります。

    参考

    設定を取り消すには、[キャンセル]をクリックします。設定が無効になり、[DUETユーティリティ]ダイアログに戻ります。

  7. [ファイル]メニューから[上書き保存]または[名前を付けて保存]を選択します。
    作成または更新したパラメータリストファイルが保存されます。


■パラメータリストを複写する

  1. DUETユーティリティを起動します。

  2. [ファイル]メニューから[開く]を選択します。

  3. 複写元のパラメータリストを指定します。

  4. [コピー]をクリックします。

  5. 複写先のパラメータリストを指定します。

  6. [貼り付け]をクリックします。
    パラメータリストが複写されます。


■パラメータリストを削除する

  1. DUETユーティリティを起動します。

  2. [ファイル]メニューから[開く]を選択します。

  3. 削除するパラメータリストを指定します。

  4. [削除]をクリックします。
    指定したパラメータリストが削除されます。