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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

16.3.5 操作履歴の出力

履歴記録をテキストまたはCSV形式で指定ファイルに保存することができます。


画面の説明


ユーザ操作履歴出力ファイル:

操作履歴から出力するテキスト/CSVファイルを指定します。
ファイル名はパスを含め半角換算250文字まで指定可能です。

出力する項目:

操作履歴からファイルへ出力する履歴データの項目の設定を行います。

時刻:

エミュレータを操作した時刻を出力します。

端末IPアドレス:

エミュレータを操作したクライアントのIPアドレスを出力します。

WSMGR for Web サーバ:

操作履歴を記録したWSMGR for Web サーバのIPアドレスを出力します。

接続相手名/IPアドレス:

エミュレータが接続したホストのホスト名またはIPアドレスを出力します。

WSMGR for Webユーザ名:

エミュレータを操作してホストを使用したWSMGR for Webユーザ名を出力します。

接続アイコン名.LU番号:

エミュレータがホスト接続に使用した接続アイコン名とLU番号を出力します。

ホスト画面:

ホストから受信したエミュレータ画面を出力します。

出力形式:
  • テキスト形式
    テキスト形式で出力します。このファイルはテキストエディタで開くことができます。

  • CSV形式
    CSV(Comma-Separated Values)形式で出力します。CSV形式を扱える表計算アプリケーションやデータベースアプリケーションで開くことができます。

出力ファイルの設定:

出力ファイルの最大サイズを1MBから20MBの範囲で指定します。
出力ファイルがここで指定するサイズを超えた場合、ファイル名の拡張子以前の終端に「番号」を付加し、新しい名前で保存します。ファイル保存先に保存するファイルと同じ名前のファイルが存在する場合は無条件に上書きされます。

「指定ファイル名(n).指定拡張子」の形式で保存されます。
n: 2からの半角数字の番号。一番目のファイルでは番号は省略されます。


例)ファイル名に「halog.txt」を指定し、設定サイズを超えた場合
「halog.txt」と「halog(2).txt」が保存されます。

出力データへの改行挿入:

出力する操作情報の1行の最大値を指定します。端末情報は改行されません。
80桁以上9999桁以下を指定してください。
この設定は出力形式が「テキスト形式」を選択した場合に使用することができます。

出力データの英数カナ変換:

操作履歴のコード変換方法を選択します。

ユーザ操作履歴出力ビューアは、この設定に従ってEBCDICコードを変換、出力します。
この設定はWSMGR for Web V7.2 L40 以前の履歴に対して有効です。

6680:(→「A.3 EBCDICコード表」参照)

3270:(→「B.3 EBCDICコード表」参照)

出力:

出力設定を保存して、記録済み操作履歴から履歴データをファイルに出力します。
記録済み操作履歴のファイルサイズが大きい場合、出力が完了するまでに時間がかかることがあります。

出力されるファイルについて

操作履歴ビューアにより出力されるファイルについて説明します。

出力ファイルの記述形式

操作履歴ビューアにより出力されたファイルの記述形式は、WSMGR for WebのマクロのType構文と同様の形式です。マクロ記述形式に編集してマクロ実行させることによりユーザ操作履歴をエミュレータの動作として確認することができます。
マクロ記述形式については「31.3 マクロの記述」を参照してください。


出力ファイルのコード変換

操作履歴に記録された文字データは、ユーザ操作履歴ビューアでコード変換(ホストコード→PCコード)されてファイルに出力されます。
コード変換は次の規則に従って行われます。

上記規則で変換できない文字コードは、該当する文字コードを数値(16進数)で出力します。

注意

2バイト文字の変換を行う場合は、ユーザ操作履歴ビューアを操作するWebサーバにインストールされたコード変換テーブルおよび、Windows外字ファイルが使用されます。このため、コード変換テーブルおよび、Windows外字ファイルが操作履歴を記録したクライアントマシンに登録されたものと異なる場合、出力文字結果が実際に入力・送信した文字と異なる場合があります。

出力ファイルの内容

ユーザ操作履歴ビューアで出力されるテキスト/CSVファイル内容は次のとおりです。

出力情報

意味

ヘッダ

操作履歴の記録日、ファイル番号

端末情報

時刻

エミュレータ操作を行った時刻

クライアントIP

エミュレータ操作を行ったクライアントのホスト名、または、IPアドレス

WSMGR for Web サーバIP

WSMGR for Webサーバのホスト名またはIPアドレス

ホスト名/ホストIP

エミュレータが接続したホストのホスト名またはIPアドレス

ユーザ名

エミュレータ操作を行ったWSMGR for Webユーザ名

接続情報

エミュレータが接続に使用した接続アイコン名とLU番号

操作情報

エミュレータ操作時に記録されたデータ(ホストへの送信データ)
文字、キー入力

  • AIDキーコマンド

  • ローカルコピー操作

  • データについての説明のコメント、など

ホスト画面

ホストから受信した画面表示内容(ホストからの受信データ)

  • ホスト画面(テキスト)

  • フィールド位置(行、桁)

ファイル転送

ファイル転送の実行内容

  • 転送サイズ

  • ファイル転送コマンド

  • ファイル転送エラー時のコード


出力例(テキスト形式)

出力例(CSV形式)

ポイント

CSV形式の指定で複数日の履歴を出力した場合は、単一のファイルに出力することができます。
ただし、指定したファイルサイズを超えた場合の出力ファイルは分割されます。
テキスト形式での出力の場合は、必ず日付ごとに別のファイルへ出力されます。