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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

8.2.6 新しいユーザを作成する

WSMGR for Webを使用するには、あらかじめ管理ツールを利用してユーザを作成します。
ユーザは[新しいユーザ]ダイアログで作成します。
[管理ツール]ダイアログの[新しいユーザ]をクリックします。

ユーザ名:

WSMGR for Webを使用するユーザ名を指定します。半角換算で64文字まで入力できます。

ディレクトリ認証:

ディレクトリ認証機能を使用してログオンを行う場合にチェックボックスをチェックします。
ディレクトリ認証機能を使用する場合は「15.2.4 WSMGR for Webの設定(WSMGR for Webユーザの関連付け)」を参照してください。

新規パスワード:

作成中のユーザに対するパスワードを指定します。半角換算で64文字まで入力できます。

確認パスワード:

確認のためにパスワードをもう一度指定します。

パスワードポリシー設定:

[パスワードポリシー設定]ボタンをクリックすると[パスワードポリシー設定]ダイアログが表示されます。ユーザ個別のパスワードポリシーを設定することができます。

ユーザは次回ログオン時にパスワードの変更が必要:

次回ログオン時に必ずパスワードを変更させたい場合にチェックボックスをチェックします。次の「パスワードを無期限にする」と同時に指定することはできません。

パスワードを無期限にする:

パスワード有効期間にかかわらずパスワードを無期限にする場合にチェックボックスをチェックします。パスワード有効期間については「8.2.13 管理情報」を参照してください。

所属グループ:

作成中のユーザが所属するグループを指定します。
グループはユーザ作成後に変更できます。

インターネット接続:

インターネット接続を行う場合にチェックボックスをチェックします。
インターネット接続にチェックがされている場合は、自動ログオン(自動ログオン種別も含む)の設定は行えません。また、制限レベルの設定では、プロパティの設定変更(変更禁止、保存禁止)、マクロ(変更禁止)となり変更は行えなくなります。

認証:

自動ログオンを行う場合の設定を選択します。自動ログオンを行う場合はチェックボックスをチェックします。

初回のみユーザ名を入力する:

WSMGR for Webにログオンしたユーザ名とパスワードを保存し、次回からは前回のユーザ名とパスワードを使用してログオンを行います。ユーザ名とパスワードはクライアントマシンに保存されますので、別のクライアントマシンでログオンする際に前回のユーザ名とパスワードが保存されていない場合は、初回扱いとなるためユーザ名とパスワードの入力が必要です。

Windowsユーザ名で自動ログオンする:

Windowsのユーザ名を使用してログオンを行います。自動ログオンする場合にはパスワードを省略してください。WSMGR for Webでパスワードが指定されている場合は、Windowsユーザが既定のユーザ名としてログオン画面に表示されます。

コンピュータ名で自動ログオンする:

コンピュータ名を使用してログオンを行います。自動ログオンする場合にはパスワードを省略してください。WSMGR for Webでパスワードが指定されている場合は、コンピュータ名が既定のユーザ名としてログオン画面に表示されます。

注意

  • 「初回のみユーザ名を入力する」の自動ログオンを行った場合、ユーザ名、パスワードはブラウザのCookieに保存されます。

  • [Windowsユーザ名で自動ログオンする]、および[コンピュータ名で自動ログオンする]の自動ログオンを使用する場合はブラウザがInternet Explorerであり、共通プロパティの接続モードでActiveXモードが設定されている場合のみ有効です。

    【WSMGR for Web External】

    ActiveXモードは利用できません。

  • Internet Explorer利用時、Shiftキーを押しながらログオン操作を行った場合は、一時的に自動ログオンを解除することができます。(Internet Explorer以外のブラウザでShiftキーによる自動ログオンのキャンセルが行えない場合はCookieを削除することで自動ログオンをキャンセルすることができます)

  • ユーザ名、パスワードをクライアントマシンに保存したくない場合は「初回のみユーザ名を入力する」以外の自動ログオンを行ってください。

  • パスワードポリシーのパスワード長を設定した場合はパスワードの入力が必要になるため、「Windowsユーザで自動ログオンする」、 または「コンピュータ名で自動ログオンする」を利用することはできません。

簡易シングルサインオン:

簡易シングルサインオン機能を使用してログオンを行う場合にチェックボックスをチェックします。
IISまたはHTTPヘッダーの認証情報によるユーザ認証を使用してログオンを行います。自動ログオンとの併用は行えません。
簡易シングルサインオンにチェックがされている場合のみ関連付け認証ユーザの設定は行えます。

注意

  • 簡易シングルサインオンを使用する場合は、必ずIISで匿名アクセス以外の認証を行うか、またはIISと同等以上の認証を行ってください。

  • HTTPヘッダーを利用した簡易シングルサインオンを行う場合、認証情報を以下の形式に従って設定を行ってください。

    ヘッダー名

    ヘッダーの値

    説明

    X-Authorization

    Basic xxxxxxx
    (xxxxxxxには“ユーザ名:パスワード”をBase64でエンコードした文字列)

    ヘッダー値は、基本認証で利用されるHTTPプロトコルのAuthorizationヘッダーと同じフォーマットです。

    例:
    X-Authorization:Basic dXNlcmlk0nBhc3N3ZA

このユーザに関連付ける認証ユーザ名:

WSMGR for Webのユーザに関連付ける認証ユーザ名を指定します。IIS認証や他製品の認証(HTTPヘッダーの認証情報)を行った場合、認証ユーザを関連付けたユーザ名でログオンします。

注意

  • 認証ユーザ名には複数の認証ユーザ名を指定することができます。複数の設定を行う場合は認証ユーザ名の区切り文字としてセミコロン‘;’を使用して設定してください。
    例) administrator;user;guest

  • 1つの関連付けユーザ名長は半角換算で20文字以内です。関連付けユーザ名数は20ユーザ以内です。

  • 関連付け可能な認証ユーザを指定しないで簡易シングルサインオン機能を使用した場合は、WSMGR for Webの管理ツールで定義したユーザと、IISの認証で利用されるユーザが同名、かつ、他のユーザに関連付けされていない場合に限り、IISの認証で利用されるユーザ(Webサーバ上のWindowsユーザ)がWSMGR for Webのユーザとして使用できます。パスワードは同一である必要はありません。

  • IISの匿名アクセスが有効の場合、IISの匿名ユーザ名と同名のWSMGR for Webのユーザには、簡易シングルサインオンを設定しないでください。

参照:

参照ボタンをクリックすると、ユーザ関連付け設定ダイアログが表示されます。
ユーザの関連付け設定ダイアログはWebサーバ上のWindowsユーザをWSMGR for Webのユーザに関連付けることができます。

関連付けユーザ一覧:

現在、ユーザに関連付けられた認証ユーザ名の一覧が表示されます。

サーバ上のWindowsユーザ一覧:

関連付け可能なWebサーバ上のWindowsユーザアカウントの一覧が表示されます。

注意

[サーバ上のWindowsユーザ一覧]の欄には、サーバ上の高権限ユーザも表示されます。関連付けを行う場合は注意してください。

追加:

「サーバ上のWindowsユーザ一覧」に表示されているユーザアカウントを選択すると[追加]ボタンの選択が可能となります。[追加]ボタンをクリックすると、選択中のユーザアカウントが”関連付けユーザ一覧”に追加されます。

削除:

[関連付けユーザ一覧]の欄に表示されている認証ユーザ名を選択すると[削除]ボタンの選択が可能となります。[削除]ボタンをクリックすると、[関連付けユーザ一覧]から認証ユーザが削除されます。

制限:

エミュレータ実行時のプロパティとプロファイル、パスワード、およびマクロの変更、保存操作の制限レベルを選択します。
「既定値に従う」を選択した場合は、グループの設定変更の制限設定に従います。グループに所属していない場合は、共通の設定変更の制限設定に従います。
(→「8.2.5 ユーザ制限とプロファイル、リソースの検索ルールの設定」参照)

接続モード:

エミュレータの動作モードをHTMLモード、HTMLモード(IEアドオンを使用する)、ActiveXモード、既定値に従う、から選択します。
既定値に従う、を選択した場合は、グループ、または、共通のプロパティで指定した接続モードの設定に従います。

【WSMGR for Web External】

HTMLモードのみ指定できます。

参考

ユーザの作成後は、以下の手順で各項目を変更することができます。

ユーザ名:

[管理ツール]ダイアログで変更したいユーザを選択し、操作ボタンの[名前の変更]をクリックします。

パスワード、グループ、自動ログオンの設定/解除、制限:

[管理ツール]ダイアログで変更したいユーザを選択し、操作ボタンの[プロパティ]をクリックすると、[ユーザプロパティ]ダイアログが表示されます。各項目を変更します。