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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L50
FUJITSU Software

2.1.2 HTMLモードの概要

HTMLモードの仕組み

HTMLモードのエミュレータは、Webサーバの.NET Framework上で動作するWebアプリケーションにより構成されます。WebサーバとクライアントはHTTP通信を使うことで、クライアントのWebブラウザでF6682/F6683ディスプレイ機能を実現します。
サーバ上のエミュレータは、ホストとの通信で取得したデータからHTMLとスクリプトにより動的に生成したホスト画面データを、標準的なHTTPプロトコルでクライアントに送ります。クライアントではWebブラウザの標準機能によりサーバから受け取ったホスト画面が表示されます。また、クライアントからは、Webブラウザ上のHTMLコンテンツに入力した文字や、EnterキーなどのアテンションをHTTPのリクエストによりサーバ側へ送信します。クライアントから受け取ったデータは、サーバ上のエミュレータがTNプロトコルを介してホストへ送ることで、一連のクライアントとホスト間の通信を実現しています。

ポイント

同時にプリンタエミュレータ機能をご利用の場合は、HTMLモード(IEアドオンを使用する)またはActiveXモードを併用してお使いください。

【WSMGR for Web External】

HTMLモード(IEアドオンを使用する)またはActiveXモードは利用できません。

HTMLモードの特長

HTMLモードは、ブラウザの標準機能を利用してホスト画面の表示やキー入力を実現していますので、クライアントにはWebブラウザさえあれば、様々な端末からホストコンピュータと通信を行うことができます。
また、HTMLモードは、JavaScriptによるスクリプト機能を活用することで、ホスト画面操作の自動化や、Webコンテンツを利用したエミュレータ画面のカスタマイズなどを手軽に行うことが可能です。これにより、エミュレータ画面への入力候補を表示する入力アシスト機能や、複数のホスト画面に表示される表をテーブルとしてまとめて表示する機能、また、ホスト画面をWebスタイルで表示する機能など、従来のエミュレータでは不可能であった表示や操作性を実現しています。

(スクリプト機能についての詳細は「第32章 スクリプト(HTMLモード)」を参照)

また、スクリプトエディタを使用することでユーザスクリプトを作成・支援を行うことができます。

(スクリプトエディタについての詳細は「第17章 スクリプトエディタ」を参照)