リターン式とは、ある抽出条件を満たしたXML文書またはCSVレコードの中から、必要な要素だけを取り出すときに指定します。リターン式を指定しない場合、全要素を取り出します。
CSVヘッダレコード(項目名)の異なるCSVレコードが抽出対象となる場合は、必ずリターン式を指定します。
リターン式には、各項目式またはパス式を指定します。
リターン式の各項目式またはパス式をカンマ(,)で区切ることで、複数の項目を指定できます。
[$][項目式1],[$][項目式2],…,[$][項目式n]
例
出力項目に、日時、取引先、数量を指定する場合
$日時,$取引先,$数量
項目式の詳細は“3.3.2 項目式”を参照してください。
[パス式1],[パス式2],…,[パス式n]
例
出力項目に、「ルートノード」配下の「company要素ノード」配下の「employee要素ノード」配下の「name要素ノード」(図中の(1))と「id要素ノード」(図中の(2))を指定する場合
/company/employee/name,/company/employee/id
パス式の詳細は“3.3.3 パス式”を参照してください。
注意
パス式のパス演算子に「//」は指定できません。
パス式のパス要素に「*」は指定できません。
注意
リターン式の定量値を以下に示します。
リターン式の長さ: 65,535バイト以内