属性式とは、パス式で示すXML文書中の特定の要素ノードの属性ノードの値を示すための記述です。
[パス式][/][@][属性名]
または
[パス式][/][@][*]
パス式は、階層構造にあるXML文書中の特定の要素ノードの位置を識別するものです。
パス式の詳細は“3.3.3 パス式”を参照してください。
パス式で指定した要素ノードの属性ノードの名前を指定します。属性名の前には@を必ず指定します。「*」を指定すると、パス式で指定した特定の要素ノードのすべての属性ノードを意味します。
「/」「@」「*」は、半角文字で指定します。
例
XML文書
<company> <name>fujitsu</name> <employee position="chief"> <employee> <name>tanaka</name> <id>2000</id> </employee> </company>
「employee要素ノード」の属性ノード「position」(図中の(1))を指定する場合
/company/employee/@position
注意
・パス式の最後に、パス演算子「//」を記述する場合は、パス式の後ろの「/」を省略します。
・属性式中のパス要素に@から始まる要素名は指定できません。
・抽出キーワードにパターンを指定した場合だけ「*」を指定できます。文字列の完全一致、または大小比較ではパス式の最後に「*」は指定できません。
抽出キーワードの詳細は“3.3.5 抽出キーワード”を参照してください。
パターンの詳細は“3.3.6 パターン”を参照してください。