格納するデータの準備ができたら、ロードアダプタコマンド(iisloadadpt)を使用してデータの生成、格納を行います。
ロードアダプタコマンド(iisloadadpt)を実行することで、指定されたプラグインを利用してアダプタ生成ファイルが生成されます。アダプタ生成ファイルを生成したあと、入力データファイルの形式チェックを行うコマンド(iisloadcheckcsvまたはiisloadcheckxml)を使用して、データ形式のチェックが自動的に行われます。ロードコマンド(dlofentry)と連携する場合は、dlofentryコマンドが自動的に実行されます。
ロードコマンド(dlofentry)と連携してデータを格納した場合は、“1.5 データを格納する”で入力添付ファイルを格納した場合と同様に蓄積データファイルおよび蓄積添付ファイルとして資源管理機能で管理されて、格納されるごとに管理レコードが作成されます。
iisloadadptコマンドのプロセスダウンや強制終了が発生した場合、作成途中のアダプタ生成ファイルが残る場合があります。この場合、作成途中のアダプタ生成ファイルは削除してください。
また、ロードコマンドの連携時に異常が発生した場合は、“2.9.1 ロードコマンド異常終了時のリカバリ“を参照して対処してください。
“/data/emp/”配下のファイルからプラグイン“EmplistOut”を使用して、アダプタ生成ファイル”/tmp/20110119/emplist.csv”を作成します。
作成したあと、“/tmp/20110119/emplist.csv”を入力データファイル、“/data/emp/”を入力添付ファイルとして、起動情報ファイル“/tmp/init_file”を使用してロードコマンド(dlofentry)を呼び出します。
iisloadadpt -i /data/emp/ -o /tmp/20110119/emplist.csv -p EmplistOut -e /tmp/init_file
“C:\data\emp\”配下のファイルからプラグイン“EmplistOut”を使用して、アダプタ生成ファイル”C:\tmp\20110119\emplist.csv”を作成します。
作成したあと、“C:\tmp\20110119\emplist.csv”を入力データファイル、“C:\data\emp\”を入力添付ファイルとして、起動情報ファイル“C:\tmp\init_file”を使用してロードコマンド(dlofentry)を呼び出します。
iisloadadpt -i C:\data\emp\ -o C:\tmp\20110119\emplist.csv -p EmplistOut -e C:\tmp\init_file