Interstage Information Storageでは、蓄積データファイルが格納されているカテゴリを削除することはできません。カテゴリを削除するためには、事前に格納されているすべての蓄積データファイルの削除および資源管理のメンテナンスを実行する必要があります。
ここではカテゴリの削除について説明します。
カテゴリ定義を削除するときの作業の流れを、以下の図に示します。
図3.2 カテゴリ定義の削除
ここでは、カテゴリ定義画面での作業手順について説明します。
クライアントPC上で、カテゴリ定義画面を使ってカテゴリ定義を削除します。そのためには、定義情報を変更したカテゴリ定義ファイルを作成する必要があります。
操作概要 | 説明 |
---|---|
1.カテゴリ定義画面の起動 | ツールを起動します。 |
2.削除対象のカテゴリ定義を選択 | 削除したいカテゴリを選択したあと、“削除”ボタンをクリックします。 |
3.カテゴリ定義の保存 | 入力した情報を保存します。別のカテゴリを削除する場合は、手順2以降を再度実施します。 |
4.カテゴリ定義ファイルの作成 | すべての入力が完了すると、“カテゴリ定義ファイル”として出力します。 |
5. カテゴリ定義ファイルをサーバに転送 | FTPなどを使用してカテゴリ定義ファイルを制御サーバセットに転送します。 |
参照
カテゴリ定義画面の操作は“付録A カテゴリ定義画面の設定”を参照してください。
注意
カテゴリの再作成を行う場合、カテゴリの削除とカテゴリの再作成は、カテゴリ定義ファイルを分けて実行してください。カテゴリの削除と再作成を1つのカテゴリ定義ファイルでまとめて実行することはできません。カテゴリ定義画面上でカテゴリを削除した時点で、必ずカテゴリ定義ファイルを作成してください。
カテゴリを削除する場合、事前に格納済み蓄積データファイルおよび蓄積添付ファイルをすべて削除する必要があります。
また、資源管理上の無効レコード(無効な管理レコード)もすべて削除する必要があります。
以下に削除の手順を説明します。
格納済み蓄積データファイルの削除
dccdeleteコマンドを使用して、格納済み蓄積データファイルをバックアップを含めてすべて削除します。
削除対象となる蓄積データファイルの保存期限に到達していない場合、個別データの削除によりファイルを削除してください。
削除済みレコードの削除
dccresコマンドを使用して、削除済み状態になった管理レコードをすべて削除します。
無効レコードの削除
dccresコマンドを使用して、無効状態になっている管理レコードをすべて削除します。
参照
dccdelete、dccresコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。
カテゴリを削除する場合、カテゴリ定義コマンドを実行する前に必ず資源管理常駐プロセスを再起動してください。
一度でも抽出処理を行ったことがあるカテゴリを削除する場合は、再起動せずにカテゴリ定義コマンドを実行すると、カテゴリの削除に失敗します。
カテゴリの削除に失敗した場合は、“2.9.6 カテゴリ定義異常終了時のリカバリ”を参照してください。
カテゴリ定義ファイルを使用して、カテゴリ定義コマンドを実行することにより、資源管理に登録されているカテゴリ定義情報を削除します。
スーパーユーザーで定義したカテゴリには、スーパーユーザーでだけデータの格納が行えます。カテゴリ定義コマンドを実行するユーザーに注意してください。
インストールを行った管理者権限を持つユーザーで定義したカテゴリには、そのユーザーでだけデータの格納が行えます。カテゴリ定義コマンドを実行するユーザーに注意してください。
例
/DATAディレクトリに保存したカテゴリ定義ファイル(CategoryExec.xml)の内容を資源管理に適用する
ddsdef def_file=/DATA/CategoryExec.xml <Enter>
C:\DATAディレクトリに保存したカテゴリ定義ファイル(CategoryExec.xml)の内容を資源管理に適用する
ddsdef def_file=C:\DATA\CategoryExec.xml <Enter>
参照
ddsdefコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。
不要になった蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルの格納先ディレクトリを削除してください。
不要になったディレクトリは、rmdirコマンドなどで削除してください。