抽出制御サーバのメモリ見積もり式
ここでは、抽出制御サーバで動作する抽出制御プロセス、資源管理常駐プロセスのメモリ使用量について説明します。
抽出制御プロセスのメモリ見積もり式
抽出制御プロセスのメモリ見積もり式は、以下のとおりです。
メモリ使用量 = 基本メモリ使用量 + 抽出依頼時に変動するメモリ使用量
基本メモリ使用量(バイト)
(5120 + 1300×C + 150×D ) × 1024
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
実行クラス数 | C | 抽出制御動作環境定義ファイルの"Class"パラメタで定義されている実行クラスの数を指定します。 |
使用データ抽出セル数 | D | 抽出制御動作環境定義ファイルの"DECell"パラメタで定義されているデータ抽出セル情報の数を指定します。 |
抽出依頼時に変動するメモリ使用量(バイト)
抽出依頼時に変動するメモリ使用量=抽出制御プロセスのメモリ使用量 + 資源管理常駐プロセスとの通信用メモリ使用量
抽出制御プロセスのメモリ使用量
(10 × 1024 + ( 160 + Sz + Rz + 424 × Fn ) × Sn + 96 × Fn ) × A + ( 208 + Fz) × Fmax
資源管理常駐プロセスとの通信用メモリ使用量
(64 × 1024 + (260 + 11 × 100[Fmax]) × Fz) × A
ポイント
100[]については100単位で括弧“[ ]”内を切り上げます。
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
抽出条件式の平均サイズ | Sz | 1回の抽出依頼において指定する抽出条件式の平均サイズを指定します。単位はバイトです。 |
リターン式の平均サイズ | Rz | 1回の抽出依頼において指定するリターン式の平均サイズを指定します。単位はバイトです。 |
抽出依頼時の平均入力ファイル数 | Fn | 1回の抽出依頼において、抽出対象となる蓄積データファイルの数を指定します。 |
抽出依頼時の最大入力ファイル数 | Fmax | 1回の抽出依頼において、抽出対象となる蓄積データファイルの最大数を指定します。 |
抽出依頼時の抽出条件式の数 | Sn | 1回の抽出依頼において指定する抽出条件式の数を指定します。 |
同時抽出依頼数 | A | クライアントから同時に抽出依頼を行う最大数を指定します。 |
入力ファイルのファイル名長の平均サイズ | Fz | 抽出対象となる蓄積データファイルのファイル名(絶対パス名)の長さを指定します。単位はバイトです。 蓄積データファイルによってファイル名の長さが異なる場合は、その平均サイズを指定してください。 |
資源管理常駐プロセスのメモリ見積もり式
資源管理常駐プロセスのメモリ見積もり式は、以下のとおりです。
メモリ使用量 = 基本メモリ使用量 + 抽出依頼時に変動するメモリ使用量
基本メモリ使用量(バイト)
31737228+ Ez + 792 × Mt
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
環境定義情報のサイズ | Ez | 資源管理動作環境定義ファイルで指定されている資源管理常駐プロセス分+ロードコマンド分の環境情報の文字列の長さです。単位はバイトです。 |
ファイル選択の多重度 | Mt | ファイル選択の多重度には1を指定します。 |
抽出依頼時に変動するメモリ使用量(バイト)
(64 × 1024 + (260 + 11 × 100[Fmax]) × Fz) × A
ポイント
100[]については100単位で括弧“[ ]”内を切り上げます。
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
抽出依頼時の最大入力ファイル数 | Fmax | 1回の抽出依頼において、抽出対象となる蓄積データファイルの最大数を指定します。 |
入力ファイルのファイル名長の平均サイズ | Fz | 抽出対象となる蓄積データファイルのファイル名(絶対パス名)の長さを指定します。単位はバイトです。 |
同時抽出依頼数 | A | クライアントから同時に抽出依頼を行う最大数を指定します。 |
資源情報管理サーバのメモリ見積もり式
資源情報管理サーバで動作する資源管理のメモリ使用量について、説明します。
資源管理のメモリ使用量(キロバイト)
資源管理のメモリ見積もり式は、以下のとおりです。
308092 + ( 2148 × CAT ) + ( Co × 8 + (( 512 + 2 × 512[ 248 ×Tr+ 304 ])÷1024))
ポイント
512[]については、512単位で括弧“[ ]”内を切り上げます。
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
カテゴリ数 | CAT | Interstage Information Storageに定義するカテゴリ数を指定します。 |
ローカルで接続できるコネクションの数 | Co | 資源管理が配置されているサーバマシンで同時に実行するロードコマンド、カテゴリ定義コマンド、資源管理コマンドの多重度の合計を指定します。 |
トランザクションエントリ | Tr | ([ロードコマンドの実行多重度]+[資源管理状態変更コマンドの実行多重度]+[ファイル削除コマンドの実行多重度])を指定します。 |
ポイント
トランザクションエントリについては合計値を50単位で切り上げてください。