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Symfoware Analytics Server(Operational Data Store編) 導入ガイド
FUJITSU Software

2.5.2 蓄積データの領域設計

Interstage Information Storageに格納する蓄積データ、抽出結果の格納先ディレクトリについて以下の表に示します。

表2.26 抽出結果の領域設計の設定項目一覧

格納するファイル名

領域の設計指針

配置先のサーバセット

蓄積データファイル

カテゴリ定義時に領域を定義、またはロードコマンド実行時のパラメタとして領域を指定します。
領域を定義する場合は、蓄積データファイルの利用期間から容量を見積もり、余裕を持った容量を確保してください。

共用ディスク

バックアップ蓄積データファイル

カテゴリ定義時に“バックアップを取得する”設定を行った場合、カテゴリ定義時に領域を定義する必要があります。
また、ロードコマンド実行時のパラメタとして領域を指定することも可能です。
蓄積データファイルと同サイズのファイルが作成されるため、バックアップを取得するカテゴリについて、蓄積データファイルの格納先ディレクトリと同じ容量を見積もってください。

蓄積添付ファイル

入力添付ファイルを格納する場合、ロードコマンド実行時のパラメタとして領域を指定します。指定した領域配下に2階層のディレクトリを自動的に作成し、蓄積添付ファイルは作成したディレクトリ配下に格納されます。
領域を定義する場合は、蓄積添付ファイルの利用期間から容量を見積もり、余裕を持った容量を確保してください。領域定義を省略した場合は、蓄積データファイルと同じ場所に格納されます。

バックアップ蓄積添付ファイル

入力添付ファイルを格納する場合、ロードコマンド実行時のパラメタとして領域を指定します。指定した領域配下に2階層のディレクトリを自動的に作成し、バックアップ蓄積添付ファイルは作成したディレクトリ配下に格納されます。
蓄積添付ファイルと同サイズのファイルが作成されるため、バックアップを取得するカテゴリについて、蓄積添付ファイルの格納先ディレクトリと同じ容量を見積もってください。領域定義を省略した場合は、バックアップ蓄積データファイルと同じ場所に格納されます。

抽出結果中間ファイル

2.4.2 抽出制御プロセス・データ抽出セルの設計”の“出力先ディレクトリの設計”を参考にして容量を設計してください。

抽出結果ファイル

データ抽出セルから出力された抽出結果中間ファイルを統合する必要があるため、最大で抽出結果中間ファイルの格納先ディレクトリと同容量が必要となります。
I/O負荷軽減のため、抽出結果中間ファイルとは別ディレクトリに出力先を定義することを推奨します。

IISクライアント


注意

蓄積添付ファイルとバックアック蓄積添付ファイルの格納先領域をロード時に指定しない場合、蓄積データファイルおよびバックアップ蓄積データファイルの格納先領域へ格納します。
格納先のディスク容量が不足しないように、十分な領域を確保してください。


Interstage Information Storageでは、データの格納・抽出のために、各サーバセット間でファイルの共有を行う必要があります。各サーバセットが共有する必要のあるファイルについて、以下の表を参照して出力先領域を設計してください。

表2.27 サーバセット間のファイル共有一覧

サーバセット

蓄積データ
ファイル

バックアップ
蓄積データファイル

蓄積添付
ファイル

バックアップ
蓄積添付ファイル

抽出結果
中間ファイル

抽出結果ファイル

制御サーバセット

抽出サーバセット

IIS クライアントセット

ロードサーバセット

共用ディスク

●:配置先
○:共有する