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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.1.2 DRオプション 説明書
FUJITSU Software

B.3 rcxadm config

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm config - 構成情報のインポート、エクスポート

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm config - 構成情報のインポート、エクスポート


形式

rcxadm config map -file resource_map_file  -dir directory
rcxadm config filter {-tenant tenant_name|-global|-type vm|-exclude vm |-exclude type -name name |-convert} -indir indir -outdir outdir
rcxadm config show -type type -name name -dir directory -format xml
rcxadm config cleanup [-tenant tenant_name] [-deluser] [[-predr]|[-postdr]]
rcxadm config vsfilter [-tenant tenant1[,tenant2[,]]] [-global] [-dir dir] [-vm_pool vm_pool] -outfile file.csv

機能説明

rcxadm configは、DR(Disaster Recovery)を実行する際に、構成情報をインポートまたはエクスポートするためのコマンドです。

サブコマンド

map

エクスポートした本製品の設定と、切替え先サイトのリソースの関連付けを行います。

filter

エクスポートした本製品の設定を分割してインポートするために、フィルタリングします。

show

エクスポートした本製品の設定の詳細情報を表示します。

cleanup

マネージャーにおけるリソース管理情報を削除します。

vsfiler

-tenantや-globalで指定された範囲のクローニングイメージ/L-Serverを対象に、それらの仮想ディスクなどが配置されたストレージ情報と、ストレージのマウント先となるVMホストをファイル出力します。

抽出対象のストレージ種別と、抽出する仮想ストレージ情報は以下のとおりです。

VMware

データストア

出力したファイルは、ストレージを一括してVMホストにマウントするスクリプト(dsmount.pl)の入力として使います。

コマンド実行の際、抽出する仮想ストレージをディスク配置先とする、クローニングイメージ/L-Serverを登録したすべてのテナント、グローバルを同時に指定してください。指定が不足した場合はコマンドエラーになります。


オプション

-dir directory

リソースの関連付けを行う構成情報が格納されるフォルダーを指定します。

-file resource_map_file

ストレージの関連付けを記述したXMLファイルを指定します。

-tenant tenant_name

フィルタリングするテナント名を指定します。

-global

テナント間共通のリソースをフィルタリングする際に指定します。

-type vm

仮想L-Serverに関連するリソースをフィルタリングする際に指定します。

-exclude vm

仮想L-Serverに関連するリソース以外をフィルタリングする際に指定します。

-exclude type

フィルタリングするリソース種別を指定します。以下の種別が選択できます。

lserver

lplatform

-name name

フィルタリングする資源または詳細表示する資源の名前を指定します。

-convert

構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける情報がoutdirに作成されます。

-indir indir

フィルタリング対象の構成情報が格納されるフォルダーを指定します。

-outdir outdir

フィルタリングした構成情報が格納されるフォルダーを指定します。

-type type

詳細表示する資源の種別を指定します。以下の種別が選択できます。

lserver

network

-format xml

詳細表示する際の形式としてxmlを指定します。

convert.txt

[command]
rcxadm lserver convert -with BX900_1 -name physical_lserver_1
rcxadm lserver convert -with BX900_3 -name physical_lserver_2 -to /tenant_1
rcxadm lserver convert -with BX900_6 -name physical_lserver_3 -label test_label3 -comment test_comment3 -to /folder_1
[user]
user_1, physical_lserver_1
user_1, /tenant_1/physical_lserver_2
user_2, /folder_1/physical_lserver_2
[usergroup]
usergroup_1, physical_lserver_1
usergroup_2, /folder_1/physical_lserver_3

-tenant tenant_name
  • サブコマンドがvsfilerの場合

    tenant_nameで指定したテナント内のイメージ/L-Serverを対象に抽出します。

  • サブコマンドがconfigの場合

    tenant_nameには、削除対象のリソースが属するテナント情報(DRの切戻し時にrcxrecovery -tenantで指定した値)を指定します。

-deluser

マネージャーから削除したリソース管理情報について、それと紐付くユーザー情報を、ユーザー管理製品から削除します。

-predr

マネージャーから削除したリソース管理情報について、それと紐付くVMゲスト情報を、VM管理製品から登録解除します。

-postdr

マネージャーから削除したリソース管理情報について、それと紐付くVMゲスト情報、VMイメージ情報を、VM管理製品

から登録解除します。

-global

グローバルプールに登録したイメージやテナント外のL-Serverを対象にストレージ情報を抽出します。

このオプションと-tenantオプションを省略した場合、構成定義内のすべてのクローニングイメージ/L-Serverを対象に抽出します。

-dir dir

rcxmgrexportコマンドで採取したDisaster Recoveryの切替え対象の情報が格納されているフォルダーを指定します。省略した場合、以下のファイルで指定されたフォルダー(以降、インポート定義フォルダーと略します)配下のManagerExportフォルダーが指定されたとみなします。

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\custmize_data\fa_dr.rcxprop

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fa_dr.rcxprop

-vm_pool vm_pool

所属するVMプールの定義ファイルを指定します。ファイルの記述は、「B.2 rcxrecovery」を参照してください。

省略した場合、以下のファイルで指定されたフォルダー(以降、インポート定 義フォルダーと略します)配下のvm_pool.csvファイルが指定されたとみなします。

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\custmize_data\fa_dr.rcxprop

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fa_dr.rcxprop

-outfile

抽出した仮想ストレージの情報を出力するファイル名を指定します。

各仮想ストレージに対して、以下の情報をCSV形式で格納します。

  • 仮想ストレージの種類(vmfs, nfs)

  • VMホスト上のデバイスパス名

  • mountするVMホストの一覧

VMプール定義ファイルから抽出します。L-Serverを配置したVMホストが登録されていたVMプールに対応する定義が抽出対象になります。

相対パス、または絶対パスを指定します。

注意

切替え情報を自動採取する設定が有効である場合、クリーンアップを行うことで設定が無効になります。
3.7 切替え情報を自動採取する設定」を参照し、切替え完了後に設定を有効にしてください。


出力例

RCXVSFILTER_v1.0
[VMware]
#operation,type,vstorage_name,datastore_name,mountpath,vmhosts
mount,vmfs,storage_A,storage_A,/vmfs/volumes/UUID1,vmhost1.example.org:vmhost2.example.org
mount,vmfs,storage_B,storage_B,/vmfs/volumes/UUID2,vmhost1.example.org:vmhost2.example.org
mount,vmfs,storage_E,storage_E,/vmfs/volumes/UUID3,192.168.10.1
mount,nfs,storage_X,storage_X,/vmfs/volumes/UUID4,192.168.10.2:192.168.10.3