名前
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm config - 構成情報のインポート、エクスポート
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm config - 構成情報のインポート、エクスポート
形式
rcxadm config map -file resource_map_file -dir directory
rcxadm config filter {-tenant tenant_name|-global|-type vm|-exclude vm |-exclude type -name name |-convert} -indir indir -outdir outdir
rcxadm config show -type type -name name -dir directory -format xml
rcxadm config cleanup [-tenant tenant_name] [-deluser] [[-predr]|[-postdr]]
rcxadm config vsfilter [-tenant tenant1[,tenant2[,…]]] [-global] [-dir dir] [-vm_pool vm_pool] -outfile file.csv
機能説明
rcxadm configは、DR(Disaster Recovery)を実行する際に、構成情報をインポートまたはエクスポートするためのコマンドです。
サブコマンド
エクスポートした本製品の設定と、切替え先サイトのリソースの関連付けを行います。
エクスポートした本製品の設定を分割してインポートするために、フィルタリングします。
エクスポートした本製品の設定の詳細情報を表示します。
マネージャーにおけるリソース管理情報を削除します。
-tenantや-globalで指定された範囲のクローニングイメージ/L-Serverを対象に、それらの仮想ディスクなどが配置されたストレージ情報と、ストレージのマウント先となるVMホストをファイル出力します。
抽出対象のストレージ種別と、抽出する仮想ストレージ情報は以下のとおりです。
データストア
出力したファイルは、ストレージを一括してVMホストにマウントするスクリプト(dsmount.pl)の入力として使います。
コマンド実行の際、抽出する仮想ストレージをディスク配置先とする、クローニングイメージ/L-Serverを登録したすべてのテナント、グローバルを同時に指定してください。指定が不足した場合はコマンドエラーになります。
オプション
リソースの関連付けを行う構成情報が格納されるフォルダーを指定します。
-file resource_map_file
ストレージの関連付けを記述したXMLファイルを指定します。
-tenant tenant_name
フィルタリングするテナント名を指定します。
-global
テナント間共通のリソースをフィルタリングする際に指定します。
-type vm
仮想L-Serverに関連するリソースをフィルタリングする際に指定します。
-exclude vm
仮想L-Serverに関連するリソース以外をフィルタリングする際に指定します。
-exclude type
フィルタリングするリソース種別を指定します。以下の種別が選択できます。
lserver
lplatform
-name name
フィルタリングする資源または詳細表示する資源の名前を指定します。
-convert
構築済みの物理サーバをL-Serverに関連付ける情報がoutdirに作成されます。
-indir indir
フィルタリング対象の構成情報が格納されるフォルダーを指定します。
-outdir outdir
フィルタリングした構成情報が格納されるフォルダーを指定します。
-type type
詳細表示する資源の種別を指定します。以下の種別が選択できます。
lserver
network
-format xml
詳細表示する際の形式としてxmlを指定します。
例
convert.txt
[command] |
サブコマンドがvsfilerの場合
tenant_nameで指定したテナント内のイメージ/L-Serverを対象に抽出します。
サブコマンドがconfigの場合
tenant_nameには、削除対象のリソースが属するテナント情報(DRの切戻し時にrcxrecovery -tenantで指定した値)を指定します。
マネージャーから削除したリソース管理情報について、それと紐付くユーザー情報を、ユーザー管理製品から削除します。
マネージャーから削除したリソース管理情報について、それと紐付くVMゲスト情報を、VM管理製品から登録解除します。
マネージャーから削除したリソース管理情報について、それと紐付くVMゲスト情報、VMイメージ情報を、VM管理製品
から登録解除します。
グローバルプールに登録したイメージやテナント外のL-Serverを対象にストレージ情報を抽出します。
このオプションと-tenantオプションを省略した場合、構成定義内のすべてのクローニングイメージ/L-Serverを対象に抽出します。
rcxmgrexportコマンドで採取したDisaster Recoveryの切替え対象の情報が格納されているフォルダーを指定します。省略した場合、以下のファイルで指定されたフォルダー(以降、インポート定義フォルダーと略します)配下のManagerExportフォルダーが指定されたとみなします。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\custmize_data\fa_dr.rcxprop
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fa_dr.rcxprop
所属するVMプールの定義ファイルを指定します。ファイルの記述は、「B.2 rcxrecovery」を参照してください。
省略した場合、以下のファイルで指定されたフォルダー(以降、インポート定 義フォルダーと略します)配下のvm_pool.csvファイルが指定されたとみなします。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\custmize_data\fa_dr.rcxprop
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fa_dr.rcxprop
抽出した仮想ストレージの情報を出力するファイル名を指定します。
各仮想ストレージに対して、以下の情報をCSV形式で格納します。
仮想ストレージの種類(vmfs, nfs)
VMホスト上のデバイスパス名
mountするVMホストの一覧
VMプール定義ファイルから抽出します。L-Serverを配置したVMホストが登録されていたVMプールに対応する定義が抽出対象になります。
相対パス、または絶対パスを指定します。
注意
切替え情報を自動採取する設定が有効である場合、クリーンアップを行うことで設定が無効になります。
「3.7 切替え情報を自動採取する設定」を参照し、切替え完了後に設定を有効にしてください。
出力例
RCXVSFILTER_v1.0 [VMware] #operation,type,vstorage_name,datastore_name,mountpath,vmhosts mount,vmfs,storage_A,storage_A,/vmfs/volumes/UUID1,vmhost1.example.org:vmhost2.example.org mount,vmfs,storage_B,storage_B,/vmfs/volumes/UUID2,vmhost1.example.org:vmhost2.example.org mount,vmfs,storage_E,storage_E,/vmfs/volumes/UUID3,192.168.10.1 mount,nfs,storage_X,storage_X,/vmfs/volumes/UUID4,192.168.10.2:192.168.10.3 |