切替え範囲限定を行う場合、切替え対象のストレージプールを指定する方法と、切替え対象外のL-Serverを指定する方法があります。これらの方法は併用できます。
切替え対象のストレージプールを指定する場合
切替え元サイトで、以下のファイルにレプリケーション対象のストレージプールを記述してください。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\fa_dr.rcxprop
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fa_dr.rcxprop
例
グローバルプールStoragePool1、テナントtenantAのローカルプールStoragePool2をレプリケーション対象のストレージプールとして指定する場合、以下の内容を記述してください。ストレージプール名はフルパス(先頭の"/"は必須)で指定してください。また、複数のストレージプールをレプリケーション対象として指定する場合、複数行記述してください。
#dr_storagepool storage_pool=/StoragePool1 storage_pool=/tenantA/StoragePool2 |
注意
レプリケーション対象のストレージプールを指定する切替え範囲限定を行わない場合、すべてのストレージプールがレプリケーション対象とみなされ、サイト上に存在するすべてのリソースが切替え対象になります。
このため、すべてのディスクリソースおよび仮想ストレージリソースに対してレプリケーションを行ってください。
切替え対象外のL-Serverを指定する場合
切替え元サイトで、以下のファイルに切替え対象外のL-Serverを記述してください。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data\fa_dr.rcxprop
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data/fa_dr.rcxprop
例
グローバルのL-Server1、テナントtenantAのL-platformXのL-Server2を切替え対象外のL-Serverとして指定する場合、以下の内容を記述します。
L-Server名はフルパス(先頭の"/"は必須)で指定してください。また、複数のL-Serverを切替え対象外として指定する場合、複数行記述してください。
#exclude_lserver |
注意
物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト)の場合、切替え範囲の限定は使用できません。
切替え範囲限定を実施する場合、切替え対象のテナント、インフラ管理者用L-Server、イメージは、切替え対象のストレージプールに登録されているディスクリソースまたは仮想ストレージリソースを使用するようにしてください。