サーバロードバランサー機能のサーバ故障監視のオプション機能であるHTTPエラーメッセージ応答を利用する場合に必要なエラーページ応答ファイルの登録について説明します。
テナント利用者が、構築する業務システムに合わせてエラーページ応答ファイルを作成し、本ファイルをインフラ管理者がNSアプライアンスに登録します。
図C.4 エラーページ応答ファイルの登録の流れ
エラーページ応答ファイルの登録
NSアプライアンスにエラーページ応答ファイルを格納します。
FTPサーバのファイルをNSアプライアンスに転送することで、NSアプライアンスにエラーページ応答ファイルを格納します。
事前にFTPサーバ上に、エラーページ応答ファイルを格納してください。
以下のコマンドを投入します。
copy src_uri [ username name [ password password ] ] [ dst_filename ]
NSアプライアンスにコピーする、コピー元となるFTPサーバ上のファイルを以下の形式で指定します。
ftp://FTPサーバのIPv4アドレス/ディレクトリ/ファイル名
FTPサーバのログインIDを1~64文字で指定します。
FTPサーバのログインIDに対するパスワードを1~64文字で指定します。
"XXX-slb.html"のファイル名を指定します。
任意の名前を指定します。
参考
エラーページ応答ファイルは以下に従って作成します。
ファイル名は10~25 文字(拡張子含む)の範囲で設定します。
ファイル名に使用可能な文字種はA~Z、a~z、0~9、!#$%'`()_-~^\{}:+.です。
ファイル名の大文字、小文字は区別されます。
ファイル名の最後に"-slb.html"をつけてください。
例) error-slb.html
エラーページ応答ファイルはHTMLファイルである必要があります。
エラーページ応答ファイルのサンプルHTMLを以下に示します。
<HTML><HEAD><TITLE> おしらせ</TITLE></HEAD> <BODY> ご迷惑をお掛けしています。<BR> 現在大変込み合っているか、定期メンテナンス期間中です。<BR> このため、お客様からのアクセスが受け付けられませんでした。<BR> 申し訳ありませんが、しばらく時間をおいてから再度アクセスをお願いします。<BR> <BR> なお、定期メンテナンス期間は、毎週月曜 am3:00-am5:00 です。<BR> </BODY> </HTML>