本書の目的
本書は、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition(以降、本製品)が提供するRORコンソールの操作方法について説明しています。
本書の読者
本書は、本製品を導入する管理者を対象にします。
また、システムを構築するにあたり、導入するサーバやストレージ、ネットワーク機器の基本的な設定方法を理解していることを前提としています。
本書の構成
本書は、以下の構成になっています。
RORコンソールのログインとログアウトについて説明します。
RORコンソールのホーム画面について説明します。
本製品で利用できる2つの画面の概要について説明します。
ライセンスの設定と確認について説明します。
ユーザーアカウントの登録、変更、削除の手順について説明します。
ブレードビューアの画面構成と機能について説明します。
本製品で使用するリソースの登録について説明します。
管理サーバの設定を変更する方法について説明します。
管理サーバの設定変更、管理サーバに登録されているリソースの登録情報変更の方法について説明します。
登録した管理対象サーバへのソフトウェアのインストール、動作環境の設定手順について説明します。
リソースの削除について説明します。
一括設定の概要と構成定義ファイルの使用方法について説明します。
ネットワークビューアの画面構成と機能について説明します。
電源操作について説明します。
VMゲストとVMホスト特有の機能について説明します。
バックアップ・リストアの機能と利用方法について説明します。
クローニングの機能と利用方法について説明します。
サーバ切替えの設定の機能と利用方法について説明します。
登録されている電力採取対象装置から採取した消費電力データの出力とグラフ表示方法、およびデータ形式について説明します。
RORコンソールのGUIについて説明します。
一括設定で使用するCSV形式の構成定義ファイルについて説明します。
保守モードについて説明します。
参照先URLについて
本文中に記載されている参照先URLは、2015年11月時点の情報です。
予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
本書の表記について
本書中の表記方法は以下のとおりです。
本製品のエディションに応じて異なる記事がある場合、以下のように区別して記述します。
【エディション共通】 | 全エディション対応記事 |
【Cloud Edition】 | Cloud Edition対応記事 |
【Express】 | Express対応記事 |
【Virtual Edition】 | Virtual Edition対応記事 |
本製品を使用する際、必要になる基本ソフトウェアに応じて異なる機能がある場合、以下のように区別して記述します。
【Windowsマネージャー】 | Windowsマネージャー対応記事 |
【Linuxマネージャー】 | Linuxマネージャー対応記事 |
【Windows】 | Windows対応記事 |
【Linux】 | Linux対応記事 |
【Solaris】 | Solaris対応記事 |
【VMware】 | VMware対応記事 |
【Horizon View】 | VMware Horizon View対応記事 |
【Hyper-V】 | Hyper-V対応記事 |
【Xen】 | RHEL5-Xen対応記事 |
【KVM】 | RHEL-KVM対応記事 |
【Solarisゾーン】 | Solarisゾーン対応記事 |
【OVM for x86 3.2】 | Oracle VM Server for x86 3.2対応記事 |
【OVM for SPARC】 | Oracle VM Server for SPARC対応記事 |
【物理サーバ】 | 物理サーバ対応記事 |
特に説明がない場合、本文中の"ブレードサーバ"はPRIMERGY BXシリーズを指します。
Oracle SolarisはSolaris、Solaris Operating System、Solaris OSと記載することがあります。
Oracle Solarisゾーンは、Solaris ContainersまたはSolaris Containerと記載することがあります。
Oracle VM Server for x86は、Oracle VMと記載することがあります。
本製品では、以下のサーバをSPARC Enterpriseと記載します。
SPARC Enterprise M3000/M4000/M5000/M8000/M9000
SPARC Enterprise T5120/T5140/T5220/T5240/T5440
本製品では、以下のサーバをSPARC M10と記載します。
SPARC M10-1/M10-4/M10-4S
参照先は「 」でくくります。
画面名、ダイアログ名、メニュー名およびタブ名は[ ]でくくります。
ボタン名は< >または[ ]でくくります。
メニューの選択順を[ ]-[ ]の形式で示します。
ユーザーが入力する文字は太字で示します。
可変部分は斜体で示します。
特に強調が必要な文字列、数値をダブルクォーテーション( " )でくくります。
メニュー名には、設定、操作画面の起動を示す"..."は表記しません。
使用例は、プロンプトをWindowsの">"で表記しています。Linuxの場合は"#"に読み替えてください。
Windows 8およびWindows Server 2012で本製品を使用する場合は以下のように読み替えてください。
本書では、OSの操作を説明する際、Windows 7およびWindows Server 2008 以前のOSを例にしています。Windows 8およびWindows Server 2012で本製品を使用する場合、[スタート]メニューに関する記述を、[アプリ]画面に読み替えてください。
[アプリ]画面は、[スタート]画面を右クリックして表示される、[すべてのアプリ]を右クリックすることで表示できます。
Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2で本製品を使用する場合は以下のように読み替えてください。
本書では、OSの操作を説明する際、Windows 7およびWindows Server 2008 以前のOSを例にしています。Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2で本製品を使用する場合、[スタート]メニューに関する記述を、[アプリ]画面に読み替えてください。
[アプリ]画面は、[スタート]画面を下から上にスワイプするか、[スタート]画面の左下にある下向き矢印をクリックすることで表示できます。
RORコンソールのメニューについて
RORコンソールでの操作は、メニューまたはポップアップメニューから行います。
本書では、メニューおよびポップアップメニューのどちらでも実行できる操作については、ポップアップメニューによる手順を記載しています。
インストールフォルダーのパスについて
インストールフォルダーのパスとしてC:\Fujitsu\RORと記載されている場合があります。
以下のように読み替えてください。
Windows 64bit(x64)の場合
C:\Program Files (x86)\Resource Orchestrator
Windows 32bit(x86)の場合
C:\Program Files\Resource Orchestrator
コマンド使用例について
コマンドの使用例ではパスを省略している場合があります。実際の使用時は、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」および「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「名前」の欄にあるパスで実行してください。
FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Webサイト
FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Webサイトでは、最新のマニュアルや技術情報を公開しています。
本製品を利用する前に、FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Webサイトを参照することをお勧めします。
URL: http://software.fujitsu.com/jp/ror/ |
略称
本書中の略称は以下のとおりです。
略称 | 製品 |
---|---|
Windows | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition |
Windows Server 2003 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition |
Windows 2003 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition |
Windows Server 2008 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard |
Windows 2008 x86 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x86) |
Windows 2008 x64 Edition | Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard (x64) |
Windows Server 2012 | Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard |
Windows PE | Microsoft(R) Windows(R) Preinstallation Environment |
Windows XP | Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system |
Windows Vista | Windows Vista(R) Business |
Windows 7 | Windows(R) 7 Professional |
Windows 8 | Windows(R) 8 Pro |
Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for x86) |
Red Hat Enterprise Linux | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for x86) |
Red Hat Enterprise Linux 5 | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5 (for x86) |
Red Hat Enterprise Linux 6 | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6 (for x86) |
RHEL-KVM | Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6.1 (for x86) 仮想化機能 |
Xen | Citrix XenServer(R) 5.5 |
XenServer 6 | Citrix XenServer(R) 6.0 |
DOS | Microsoft(R) MS-DOS(R) operating system, DR DOS(R) |
Solaris | Oracle Solaris10 05/09(Update7) メディアパック |
OVM for x86 3.2 | Oracle VM Server for x86 v3.2.1 |
OVM for SPARC | Oracle(R) VM Server for SPARC |
SCVMM | System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 |
VMware | VMware(R) Infrastructure 3 |
VMware ESX | VMware(R) ESX(R) |
VMware ESX 4 | VMware(R) ESX(R) 4 |
VMware ESXi | VMware(R) ESXi(TM) |
VMware ESXi 5.0 | VMware(R) ESXi(TM) 5.0 |
VMware ESXi 5.1 | VMware(R) ESXi(TM) 5.1 |
VMware ESXi 5.5 | VMware(R) ESXi(TM) 5.5 |
VMware Infrastructure 3 | VMware(R) Infrastructure 3 |
VMware Infrastructure Client | VMware(R) Infrastructure Client |
VMware Tools | VMware(R) Tools |
VMware vSphere 4.0 | VMware vSphere(R) 4.0 |
VMware vSphere 4.1 | VMware vSphere(R) 4.1 |
VMware vSphere 5 | VMware vSphere(R) 5 |
VMware vSphere 5.1 | VMware vSphere(R) 5.1 |
VMware vSphere 5.5 | VMware vSphere(R) 5.5 |
VMware vSphere Client | VMware vSphere(R) Client |
VMware vCenter Server | VMware(R) vCenter(TM) Server |
VMware vClient | VMware(R) vClient(TM) |
VMware Horizon View | VMware Horizon View 5.2.x |
VIOM | ServerView Virtual-IO Manager |
BladeLogic | BMC BladeLogic Server Automation |
Excel | Microsoft(R) Office Excel(R) 2003 |
Excel 2003 | Microsoft(R) Office Excel(R) 2003 |
Excel 2007 | Microsoft(R) Office Excel(R) 2007 |
Excel 2010 | Microsoft(R) Office Excel(R) 2010 |
Internet Explorer | Windows(R) Internet Explorer(R) 8 |
RCVE | ServerView Resource Coordinator VE |
ROR | FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator |
ROR Express | FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Express |
ROR VE | FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition |
ROR CE | FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition |
リソースコーディネータ | Systemwalker Resource Coordinator |
リソースコーディネータベースエディション | Systemwalker Resource Coordinator Base Edition |
リソースコーディネータVE | ServerView Resource Coordinator VE |
リソースオーケストレータ | FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator |
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
商標について
BMC、BMC Software、そしてBMCのロゴは、米国ならびにその他の国においての登録商標または商標です。
Citrix(R)、Citrix XenServer(R)、Citrix Essentials(TM)、Citrix StorageLink(TM)は、Citrix Systems, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Dellは、Dell Computer Corp.の登録商標です。
HPは、Hewlett-Packard Companyの登録商標です。
IBMは、米国International Business Machines Corporationの登録商標または商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft、Windows、MS-DOS、Windows Server、Windows Vista、Excel、Active DirectoryおよびInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Firefoxは、米国Mozilla Foundationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
OracleとJavaは、Oracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Spectrumは、Computer Associates International, Inc.またはその関連会社の登録商標または商標です。
VMware、VMwareロゴ、Virtual SMPおよびVMotionは、米国およびその他の地域におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。
ServerView、Systemwalkerは富士通株式会社の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
お願い
本書を無断でほかに転載しないようお願いします。
本書は予告なしに変更されることがあります。
出版年月および版数
版数 | マニュアルコード |
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2011年11月 第1版 | J2X1-7606-01Z0(00) |
2011年12月 第1.1版 | J2X1-7606-01Z0(01) |
2012年1月 第1.2版 | J2X1-7606-01Z0(02) |
2012年2月 第1.3版 | J2X1-7606-01Z0(03) |
2012年3月 第1.4版 | J2X1-7606-01Z0(04) |
2012年4月 第1.5版 | J2X1-7606-01Z0(05) |
2012年7月 第2版 | J2X1-7606-02Z0(00) |
2012年10月 第3版 | J2X1-7606-03Z0(00) |
2012年12月 第4版 | J2X1-7606-04Z0(00) |
2013年1月 第5版 | J2X1-7606-05Z0(00) |
2013年1月 第5.1版 | J2X1-7606-05Z0(01) |
2013年1月 第5.2版 | J2X1-7606-05Z0(02) |
2013年6月 第5.3版 | J2X1-7606-05Z0(03) |
2013年8月 第5.4版 | J2X1-7606-05Z0(04) |
2013年12月 第6版 | J2X1-7606-06Z0(00) |
2014年2月 第6.1版 | J2X1-7606-06Z0(01) |
2014年2月 第6.2版 | J2X1-7606-06Z0(02) |
2014年4月 第6.3版 | J2X1-7606-06Z0(03) |
2014年4月 第6.4版 | J2X1-7606-06Z0(04) |
2014年6月 第6.5版 | J2X1-7606-06Z0(05) |
2015年11月 第6.6版 | J2X1-7606-06Z0(06) |
著作権表示
Copyright 2010-2015 FUJITSU LIMITED