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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.1.1 環境変数の設定

Symfoware Analytics Serverの運用に必要な環境変数について、説明します。

Windows3.1.1.1 Windowsの場合の環境変数の設定

Symfoware Analytics Serverの運用に必要な環境変数を以下の表に示します。

ポイント

DWHサーバをインストールすると、Symfoware Analytics Serverの運用に必要な以下の環境変数を自動的に設定します。

  • SYMAS_HOME

  • データ蓄積機能の以下の環境変数

    • CLASSPATH

    • dcsysenv

    • PATH

表3.1 環境変数

環境変数名

設定内容

設定値

説明

SYMAS_HOME

Symfoware Analytics Serverのホームディレクトリ(DWHサーバのインストールディレクトリ)

%SYMAS_HOME%

Symfoware Analytics Serverのホームディレクトリ(DWHサーバのインストールディレクトリ)です。

DWHサーバをインストールすると、本環境変数は自動的に設定されます。
アンインストールしたあとは、本環境変数を削除してください。

SYMFO_HOME

データベースサーバのインストールディレクトリ

%SYMFO_HOME%

データベースサーバのインストールディレクトリを設定します。

製品同梱のデータベースサーバを使用する場合、以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoserver64

R_HOME

Rホームディレクトリ

%R_HOME%

PL/Rおよび分析ファンクションを使用する場合に設定します。

Symfoware Analytics Serverと連携可能なRのパスを指定してください。

PYTHONHOME

Pythonホームディレクトリ

%PYTHONHOME%

Symfoware Analytics ServerのセットアップまたはPL/Pythonを使用する場合に設定します。必ず設定してください。

製品同梱のPythonを使用する場合は以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\ext\Python-2.7.10

PATH

データベースサーバ実行環境パス

[データベースサーバのインストールディレクトリ]\bin

データベースサーバの実行環境パスを設定します。
製品同梱のデータベースサーバを使用する場合、以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoserver64\bin

R実行環境パス

[Rホームディレクトリ]\bin

PL/Rおよび分析ファンクションを使用する場合に設定します。
Symfoware Analytics Serverと連携可能なRのパスを指定してください。

Python実行環境パス

[Pythonホームディレクトリ]

Symfoware Analytics ServerのセットアップまたはPL/Pythonを使用する場合に設定します。
必ず設定してください。

製品同梱のPythonを使用する場合は以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\ext\Python-2.7.10

データベースサーバライブラリパス

[データベースサーバのインストールディレクトリ]\lib

データベースサーバのライブラリパスを設定します。
製品同梱のデータベースサーバを使用する場合、以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoserver64\lib

Rライブラリサーチパス

[Rホームディレクトリ]\bin\x64

PL/Rおよび分析ファンクションを使用する場合に設定します。

Pythonライブラリサーチパス

[Pythonホームディレクトリ]\Scripts

Symfoware Analytics ServerのセットアップまたはPL/Pythonを使用する場合に設定します。
必ず設定してください。
製品同梱のPythonを使用する場合は以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\ext\Python-2.7.10\Scripts

JAVA_HOME

Javaライブラリサーチパス

DWHサーバにインストールしたJavaVMのインストールディレクトリを設定します。

SQLRTENV

データ蓄積機能の資源管理接続設定ファイルパス

データ蓄積機能を使用する場合に設定します。

データ蓄積機能を使用するDWHサーバ管理者ユーザーおよびODS管理者ユーザーに対して、以下を指定してください。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\ODS\FJSViis\etc\iissqlenvl

RDBNAME

データ蓄積機能のRDBシステム名

データ蓄積機能を使用する場合に設定します。

データ蓄積機能を使用するDWHサーバ管理者ユーザーおよびODS管理者ユーザーに対して、以下を指定してください。
iisrdb

環境変数の設定方法

環境変数の登録画面を表示して、環境変数の表にある各環境変数を入力します。

  1. [コントロールパネル]を選択します。

  2. [システム]を選択します。

  3. [システムの詳細設定を選択します。

  4. [詳細設定]タブの[環境変数]ボタンを選択します。

  5. 環境変数を設定します。

    • SQLRTENVおよびRDBNAMEを設定する場合

      DWHサーバ管理者ユーザーおよびODS管理者ユーザーのユーザー環境変数に値を設定します。

    • 上記以外の場合

      システム環境変数に値を設定します。

参照

Interstage Information Integratorを利用したデータ連携を使用する場合

以下を参照して、環境変数を設定してください。

機能名

マニュアル名

参照先

Interstage Information Integratorを利用したデータ連携

Interstage Information Integrator セットアップガイド

“環境変数の設定”

Linux3.1.1.2 Linuxの場合の環境変数の設定

Symfoware Analytics Serverの運用に必要な環境変数を以下の表に示します。

表3.2 環境変数

環境変数名

設定内容

設定値

説明

SYMAS_HOME

Symfoware Analytics Serverのホームディレクトリ(DWHサーバのインストールディレクトリ)

$SYMAS_HOME

Symfoware Analytics Serverのホームディレクトリ(DWHサーバのインストールディレクトリ)を指定します。

SYMFO_HOME

データベースサーバのインストールディレクトリ

データベースサーバのインストールディレクトリを指定します。

製品同梱のデータベースサーバを使用する場合、以下を指定してください。

/opt/symfoserver64

R_HOME

Rホームディレクトリ

$R_HOME

PL/Rおよび分析ファンクションを使用する場合に設定します。

Symfoware Analytics Serverと連携可能なRのパスを指定してください。

PYTHONHOME

Pythonホームディレクトリ

$PYTHONHOME

Symfoware Analytics ServerのセットアップまたはPL/Pythonを使用する場合に設定します。

製品同梱のPythonを使用する場合は以下を指定してください。

$SYMAS_HOME/ext/Python-2.6.6

PATH

データベースサーバ実行環境パス

$SYMFO_HOME/bin

データベースサーバの実行環境パスを設定します。

R実行環境パス

$R_HOME/bin

PL/Rおよび分析ファンクションを使用する場合に設定します。

Python実行環境パス

$PYTHONHOME/bin

Symfoware Analytics ServerのセットアップまたはPL/Pythonを使用する場合に設定します。

LD_LIBRARY_PATH

データベースサーバライブラリパス

$SYMFO_HOME/lib

データベースサーバのライブラリパスを設定します。

Rライブラリサーチパス

$R_HOME/lib

PL/Rおよび分析ファンクションを使用する場合に設定します。

Pythonライブラリサーチパス

$PYTHONHOME/lib

Symfoware Analytics ServerのセットアップまたはPL/Pythonを使用する場合に設定します。

MANPATH

データベースサーバパス

$SYMFO_HOME/share/man

データベースサーバのmanパスを設定します。

環境変数の設定例を以下に示します。

例)
export SYMAS_HOME=/opt/FJSVsymas
export SYMFO_HOME=/opt/symfoserver64
export R_HOME=/opt/FJSVsymas/ext/R-3.1.2/lib64/R
export PYTHONHOME=/opt/FJSVsymas/ext/Python-2.6.6
export PATH=$SYMFO_HOME/bin:$R_HOME/bin:$PYTHONHOME/bin:$PATH
export LD_LIBRARY_PATH=$SYMFO_HOME/lib:$R_HOME/lib:$PYTHONHOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export MANPATH=$SYMFO_HOME/share/man:$MANPATH

参照

データ蓄積機能およびInterstage Information Integratorを利用したデータ連携を使用する場合

以下を参照して、環境変数を設定してください。

機能名

マニュアル名

参照先

データ蓄積

Interstage Information Storage 導入ガイド

“環境変数の設定”の“オールインワン構成の場合”

Interstage Information Integratorを利用したデータ連携

Interstage Information Integrator セットアップガイド

“環境変数の設定”