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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

2.6.2 クライアントのインストール

クライアントのインストール手順を説明します。

注意

Windowsの自動実行機能(Autorun)を無効にしている場合、または動作OSがリモートデスクトップサービス(ターミナルサービス)の場合には、自動的にインストールプログラムが起動されません。“ファイル名を指定して実行”またはエクスプローラから以下のファイルを実行してください。

Z:\autorun.exe

Zには、DVDをセットしたドライブ名を指定してください。

2.6.2.1 データベースクライアント機能のインストール

データベースクライアント機能を利用したさまざまな情報活用アプリケーションからDWHサーバへ接続するためのクライアント機能のインストールについて説明します。

ポイント

本マニュアルでは、推奨するインストール方法を記載しています。
インストールの詳細は、“Symfoware Server 導入ガイド(クライアント編)”を参照してください。

Windowsクライアントのインストール

注意

インストールプログラム実行時に以下の画面が表示されることがあります。

画面が表示された場合は、以下の手順で操作を行ってください。

  1. [インストールの完了]画面が表示されるまでインストール作業を実行します。

  2. 上記の画面で[次へ]をクリックします。

  3. 以下の画面が表示されるので、[完了]をクリックします。

  4. マシンの再起動を行います。

以下の手順でインストールします。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでログインします。

  2. インストーラを起動します。

    以下のDVDをDVDドライブにセットしてください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.2.0 クライアントプログラム4

    以下を実行します。

    [ディスクマウント先]:\client\autorun.exe

    [インストールメニュー]画面が表示されますので、[インストール]ボタンをクリックします。

  3. [インストール製品選択]画面が表示されます。インストール製品を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    参考

    アップグレードインストールまたはマルチバージョンインストールが可能な場合は、[インストール方法選択]画面が製品ごとに表示されるので、“アップグレードインストール”か“マルチバージョンインストール”を選択します。
    “アップグレードインストール”を選択した場合は、アップグレード(再インストール)する製品を選択します。
    選択が完了したら[次へ]ボタンをクリックします。

  4. [インストールの確認]画面が表示されます。設定内容に問題がない場合は、[次へ]ボタンをクリックします。[次へ]ボタンをクリックするとインストール処理を開始するので、手順7へ進んでください。
    設定内容を変更する場合は、[変更する]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. インストール方法が以下の場合、[インストール先の選択]画面が製品ごとに表示されます。

    • 新規インストール

    • マルチバージョンインストール

    インストール先を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。

  6. [インストールの確認]画面が表示されます。設定内容に問題がない場合は、[インストール]ボタンをクリックします。
    再度、設定内容を変更したい場合は、[戻る]ボタンをクリックします。

  7. 完了画面が表示されます。[完了]ボタンをクリックしてください。

    参考

    .NET Data Providerを使用する場合、.NET Framework 3.5 SP1以降または.NET Framework 4.0以降のインストールが必要です。
    .NET Framework 3.5または.NET Framework 4.0以降をあとからインストールする場合は、.NET Frameworkのインストールが完了したあと、pgx_NpgsqlRegister.exeコマンドを実行して、Fujitsu Npgsql .NET Data Providerのセットアップを行ってください。

    pgx_NpgsqlRegister.exeコマンドは以下に格納されています。

    [データベースクライアント機能インストール先フォルダ]\DOTNET\Bin\pgx_NpgsqlRegister.exe /x64

    .NET Data Providerを使用しない場合、.NET Framework 3.5 SP1以降または.NET Framework 4.0以降のインストールが不要です。このとき、インストール中に以下のメッセージが出力されますが、無視してください。

    WARNING: 10009: .NET Data Provider Registration failed. Registry later if necessary.

    .NET Data Providerの詳細は、“Symfoware Server アプリケーション開発ガイド”の“.NET Data Provider”を参照してください。

Linuxクライアントのインストール

以下の手順でインストールします。

注意

入力値には以下の文字が使用できます。

  • 半角英字(A-Z、a-z)、半角数字(0-9)、'-'、','および'/'

  1. スーバーユーザーへ変更をします。
    以下のコマンドを実行して、システム上でスーパーユーザーになります。

    $ su -
    Password:******
  2. DVDドライブをマウントします。
    以下のDVDをDVDドライブにセットしてください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.2.0 クライアントプログラム1

    注意

    自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションにnoexecが設定されるため、インストーラの起動に失敗します。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてからインストールを実行してください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。

    # mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd
    • /dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。

    • /media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。

  3. インストール処理を開始します。
    install.shコマンドを実行し、インストールを開始します。

    # cd /media/dvd
    # ./install.sh
    • /media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。

  4. インストール対象製品の一覧が、以下のように表示されます。
    インストールする製品の番号、または、“all”を入力してリターンキーを押します。

    インストール対象の製品は以下のとおりです。
    1: Symfoware Server Client 32bit V12.1.1
    2: Symfoware Server Client 64bit V12.1.1
    
    インストールする製品を選択してください。
    複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
    [number,all,q](省略値はall): all
    
    選択した製品
      Symfoware Server Client 32bit V12.1.1
      Symfoware Server Client 64bit V12.1.1
    
    上記の製品をインストールしますか?
    y: 次へ進みます
    n: 再び製品を選択します
    q: インストールせずに終了します
    [y,n,q](省略値はy): y

    参考

    • 64ビット環境で32ビットのアプリケーションを実行するには、Symfoware Server Client 32bitが必要となります。

    • 選択した製品がインストールされている場合は、以下の画面が製品ごとに表示されます。
      アップグレードインストールまたは再インストールを行う場合は、[番号]を入力してリターンキーを押します。
      マルチバージョンインストールを行う場合は、[m]を入力してリターンキーを押します。

      クライアント製品(32bit)のインストール方法を選択してください。
      アップグレードインストール(再インストール)する場合は更新する製品の番号を選択してください。  (注1)
      マルチバージョンインストールする場合は m を選択してください。                               (注2)
      
      1: Symfoware Server Client 32bit V12.1.1         (注1) 
      m: マルチバージョンインストール                  (注2)
      q: インストールせずに終了します
      [number,m,q]:1

      注1) アップグレードインストールまたは再インストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。

      注2) マルチバージョンインストールが可能な製品がインストールされている場合に出力されます。

  5. インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。インストールを開始しますので、手順8を参照してください。
    設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

    インストールする製品
      Symfoware Server Client 32bit V12.1.1
        新規インストール
      Symfoware Server Client 64bit V12.1.1
        新規インストール
    
    インストールディレクトリ情報
      Symfoware Server Client 32bit V12.1.1のインストール先
        /opt/symfoclient32
      Symfoware Server Client 64bit V12.1.1のインストール先
        /opt/symfoclient64
    
    上記の情報でインストールを開始しますか?
    y: インストールを開始します
    c: 情報を変更します                  (注)
    q: インストールせずに終了します
    [y,c,q](省略値はy): c                (注)

    注) 変更可能な情報がない場合は、選択肢[c]は表示されません。

    「c:情報を変更します」を選択した場合は、本手順以降の画面が表示されます。

  6. インストール方法が以下の場合、以下の画面が製品ごとに表示されます。

    • 新規インストール

    • マルチバージョンインストール

    [ディレクトリ名]を入力してリターンキーを押します。

    Symfoware Server Client 32bit V12.1.1のインストールディレクトリを指定してください。
    [ディレクトリ名,q](省略値は/opt/symfoclient32):/opt/symfocl32
  7. 変更後のインストール情報が、以下のように表示されます。設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。
    再度、設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

    インストールする製品
      Symfoware Server Client 32bit V12.1.1
        新規インストール
      Symfoware Server Client 64bit V12.1.1
        新規インストール
    
    インストールディレクトリ情報
      Symfoware Server Client 32bit V12.1.1のインストール先
        /opt/symfocl32
      Symfoware Server Client 64bit V12.1.1のインストール先
        /opt/symfocl64
    
    上記の情報でインストールを開始しますか?
    y: インストールを開始します
    c: 情報を変更します
    q: インストールせずに終了します
    [y,c,q](省略値はy):y
  8. インストール情報が、以下のように表示されます。

    インストールを開始します。
    
    Symfoware Server Client 32bit V12.1.1 をインストールします。
    
    インストールが終了しました。
    
    Symfoware Server Client 64bit V12.1.1 をインストールします。
    
    インストールが終了しました。
  9. インストールが終了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
    インストール処理が正常に終了した場合は、以下のようなメッセージが表示されます。

    インストールが正常終了しました

    注意

    インストール中にエラーが発生していた場合は、エラーメッセージを読んで原因を取り除いてから、再度、install.shコマンドを実行してください。

2.6.2.2 データ連携クライアント機能のインストール

データ連携機能を利用する場合は、以下のDVDをセットして、データ連携機能のクライアントをインストールします。

データ連携クライアント機能のインストールの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

利用シーン

参照マニュアル

クライアントのインストール

Interstage Information Integrator ご案内(ソフトウェア説明書)の“インストールについて”

2.6.2.3 データ蓄積クライアント機能のインストール

データ蓄積クライアント機能のインストールの手順を説明します。

以下のDVDをセットして、データ蓄積クライアント機能のクライアントをインストールします。

WindowsDWHサーバのOSがWindowsの場合

以下の手順で行います。

  1. インストールプログラムを実行します。

    CategoryDefineSetup.msi をダブルクリックして、インストールプログラムを実行します。

    ポイント

    以下の[セキュリティの警告]ダイアログが表示された場合は、[実行]ボタンをクリックしてインストールを継続してください。

    なお、キャンセルをクリックした場合は、再度CategoryDefineSetup.msi をダブルクリックしてインストールプログラムを実行してください。

  2. [ようこそ]画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックします。

  3. インストールフォルダを選択します。

    [インストール先の選択]画面が表示されます。
    インストール先に十分な空き領域があることを確認してから、インストール先を選択して[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. インストールを実行します。

    [インストールの確認]画面が表示されます。設定した内容に問題のない場合は、[次へ]をクリックしてください。[次へ]をクリックするとインストール処理を開始します。
    設定内容を変更したい場合は、[戻る]をクリックしてください。

    ポイント

    [ユーザーアカウント制御]のダイアログが表示された場合は、[許可]をクリックしてインストールを続行してください。

  5. インストールの完了

    完了画面が表示されます。[閉じる]ボタンをクリックしてください。

LinuxDWHサーバのOSがLinuxの場合

データ蓄積クライアント機能のインストールの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

利用シーン

参照マニュアル

クライアントのインストール

“Interstage Information Storage 導入ガイド”の“カテゴリ定義画面のインストール”

2.6.2.3.1 インストール後の作業

データ蓄積クライアント機能のインストール後の作業について説明します。

注意

すでにカテゴリ定義画面でカテゴリ定義を作成している場合に本作業を実施すると、以前作成したカテゴリ定義情報が削除されますので、注意してください。

データ蓄積クライアント機能でインストールされるカテゴリ定義画面に、Symfoware Analytics Server用のカテゴリ定義を追加します。

以下の手順で行います。

  1. 以下のDVDをセットします。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.2.0 クライアントプログラム4

  2. Symfoware Analytics Server用のカテゴリ定義をカテゴリ定義画面にコピーします。

    以下のカテゴリ定義の格納フォルダを、コピー先にフォルダごとコピーします。

    • カテゴリ定義の格納フォルダ

      WindowsDWHサーバのOSがWindowsの場合

      [ディスクマウント先]\ODS\Windows\Interstage Information Storage

      LinuxDWHサーバのOSがLinuxの場合

      [ディスクマウント先]:\ODS\Interstage Information Storage
    • カテゴリ定義のコピー先

      C:\Users\[ユーザー名]\Documents(*1) (*2)

      (*1)カテゴリ定義画面のインストール先フォルダが標準である設定の場合の例です。マイドキュメントのフォルダが変更されている場合には、パスが異なります。

      (*2)カテゴリ定義画面を1度でも起動している場合、すでに同じ名前のフォルダが作成されています。その場合、作成されているフォルダを削除したうえでコピーしてください。